空き家を放置しておくと発生する問題とは?地域の治安が悪化するかも

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今、空き家の増加が全国的な問題になっているそうです。
いったいなぜ空き家が増えているのでしょうか?
そこで、今回は空き家が増えている原因や問題点などを分かりやすくご説明します。
空き家を放置しておくと、皆様が思っている以上に大変なことになるかもしれません。
また、空き家を抱えて困っている方向けのアドバイスなどもご紹介しましょう。
空き家を抱えて困っているという方や秋や問題に興味があるという方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

目次

  1. 全国的に空き家が増えている理由とは?
  2. 空き家を壊すに壊せない事情とは?
  3. 空き家を放置しておくと発生する問題とは?
  4. 空き家を何とかしたい場合は、自治体に頼ろう
  5. ​おわりに

1.全国的に空き家が増えている理由とは?

まず始めに、全国的に空き家が増えている理由をご紹介します。
いったいなぜ空き家は増え続けているのでしょうか?

1-1.人口の減少

現在は、地方に行くほど賃金が安く仕事も少ないです。
ですから、若い人ほど都市部に出ていきがちでしょう。
特に、農業や漁業が主な産業という地域は、住民の大半が高齢者というところも珍しくありません。
人口が減少していけば、空き家も増えていくのです。

1-2.中古住宅の需要の低下

では、都市部は空き家問題が起こらないか、といえばそうでもないのです。
家には新築と中古があります。
中古住宅はリフォームや清掃こそ必要ですが、安価です。
しかし、初めて住宅を購入する人はどうしても「新築か、築浅の中古」にこだわる人も多いでしょう。
その証拠に、築10年以内の中古住宅や新築住宅の需要は減っていないのです。
ですから、都市部だからといって空き家問題とは無縁ではありません。

1-3.老人世帯の増加

今は、2世帯や3世帯の同居は少なくなっています。
老夫婦だけが一戸建てに暮らしているというケースも多いでしょう。
しかし、年をとるにつれて家の管理も大変になってきます。
そこで、家を残したまま高齢者向けの施設に入る方も増えているのです。
家を売却後して施設に入る方もいますが、「何かあったときのために」と残している方もいます。
このような家も空き家の一種でしょう。

1-4.少子化と晩婚化

結婚をするまで、家族と暮らしているという方も多いでしょう。
また、子どもがいなければ、少々狭い集合住宅で暮らしていけるという方も少なくありません。
ですから、「子育てできる広さはあるが、少々築年数がたった家」というものの需要がどんどん低下しています。
そして、一度空き家になってしまうとなかなか借り手や買い手がつかないのです。

2.空き家を壊すに壊せない事情とは?

借りても書いてもつかない古い空き家なら、壊してしまえばよいのでは?と思う方もいるでしょう。
しかし、空き家を壊すに壊せない3つの事情があるのです。
ひとつめは、税金の事情。
土地家屋には固定資産税がかかります。
しかし、家が建っている土地と更地を比べると更地の方が最大で6倍もの固定資産税がかかってしまうのです。
ふたつめは、解体費用の問題。
家を壊すのもただではできません。
費用がかかります。
その費用を用意できないという方も少なくないのです。
3つめは、心情の問題。
たとえ誰も住まなくなったとしても、思い出がつまった家を壊したくないという方もいるでしょう。
また、家と土地の所有者が別々だった場合、たとえ土地の所有者であっても家を勝手に壊せません。
家に住んでいる方が亡くなり、相続者が分からない場合は家を壊すに壊せないということもあるのです。

3.空き家を放置しておくと発生する問題とは?

では、空き家を放置しておくとどのような問題が起こるのでしょうか?
この項では、その一例をご紹介します。

3-1.家の早急な劣化

空き家は、人が住んでいる家よりも劣化が激しいです。
その原因は湿気。
人が住んでいる家は窓やドアを必ず開けますから、定期的に換気されます。
しかし、空き家は意識して管理をしていかないと、湿気がたまって土台の部分から腐っていきやすくなるのです。

3-2.不法侵入者が住みつく

空き家は、ホームレスなどが不法侵入してそのまま住みついてしまう場合があります。
しかし、空き家は電気やガスなどライフラインが通っていません。
ですから、携帯式のガスコンロなどを持ちこんで暮らす場合も少なくないのです。
そのため、火事などになる可能性が高いでしょう。
空き家から出火する原因の多くが、このような不法侵入者の火の不始末によるものです。
しかもこのような場合、火をつけた本人は逃げてしまって持ち主が後始末をしなければならないケースがほとんどでしょう。
延焼が起きた場合は、経済的な負担も大変になります。

3-3.マンションのゴーストタウン化

空き家というと一軒家をイメージする方が多いですが、マンションにも空き家問題があります。
マンションは鉄筋コンクリート製ですから、木造の一軒家よりも頑丈です。
ですから、築30年~40年たった物件でも住む分には問題ありません。
しかし、間取りが今の生活様式に合わなかったり設備が古かったり、エレベーターがなかったりと不便な面も多いでしょう。
なので、築年数がたったマンションは安価で売りだされても買い手がつかないことが少なくありません。
マンションは、入居者の管理費用で公共設備を修理します。
入居者が少なくなるということは、修繕に使える費用も少なるということ。
ですから、入居者が少ないマンションほど、劣化がひどくなるのです。
それを嫌って転居できる入居者が次々と出ていけば、マンションは入居者よりも空き部屋の方が多いゴーストタウン化してしまうでしょう。

4.空き家を何とかしたい場合は、自治体に頼ろう

今まで、住宅の管理は持ち主に任されてきました。
しかし、持ち主が売ろうとしたり貸そうとしたりしてもうまくいかなかった場合、空き家はそのままにしておくしかありません。でも、空き家が増えると治安も悪化するでしょう。
そこで、解体費用を補助したり持ち主に代わって借り手や貸し手を探してくれたりする自治体もあるのです。
ですから、「空き家を相続したけれど、自分では住めないし借りても見つからない」という場合は、自治体に相談してみましょう。
土地も管理できないという場合、自治体に寄付をするという方法もあります。
空き家の持ち主と連絡が取れなくなってしまうと、近隣住民全体に迷惑がかかるのです。
ですから、空き家を財産として相続したら放置しておかないようにしましょう。

5.おわりに

いかがでしたか?
今回は空き家を放置しておくと発生する問題についてご説明しました。
まとめると

  • 今、全国的に空き家が増えている。
  • 空き家を放置しておくと家がいたんだり不法侵入されたりする。
  • 空き家を何とかしたい場合は、自治体に相談しよう。

ということです。
かつて、家は庶民が持てる最大の財産でした。
ですから、「家だけは売らないで」と遺言をする高齢者は多いでしょう。
しかし、いくら大切な家でもずっと空き家にしておけばいたむ一方です。
それならば、家を壊すなり別の形にリサイクルなりした方がずっとよいでしょう。
地方に行くほど、空き家の借り手を見つけるのは大変です。
しかし、土地に魅力があれば「ここに住んでみたい」という方はいるでしょう。
そんな方と持ち主との橋渡しを自治体が行ってくれるかもしれないのです。
ですから、ひとりで悩まずに自治体へ連絡してみましょう。
また、「貸した土地に建てた家が空き家になって長期間になる」という場合は、一度弁護士に相談してください。