空き家の片付け・掃除問題を一気に解決する方法は?

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近年、空き家が深刻な社会問題となっています。少子高齢化の現代では年々空き家が増加し、早急な対策が急がれている状況です。空き家は景観を壊すだけではなく、放火や倒壊など人身事故が起きる危険性が高まります。不法侵入や未成年のたまり場になるなど治安の悪化も大きな問題となっているのです。空き家の所有者は”遠方のため片付けられない””手入れできない”などの事情から、状況を把握できていない方が少なくありません。知らないうちに所有している物件が事故や事件の現場になるケースも増えています。空き家は放置せず何らかの対策をしなければならないのです。そこでこの記事では、空き家問題の現状から対策までを詳しく解説していきます。

  1. 深刻化する空き家問題について
  2. 空き家への対応策、現状は?
  3. 空き家と遺品整理
  4. 空き家の片付け方
  5. 空き家の片付けの業者選び
  6. 空き家に関するよくある質問

この記事を読むことで、空き家の片付け方や対応策を知ることができます。遠方からでも対処できる方法です。”実家が空き家になって困っている””近所の空き家をどうにかしたい”とお悩みの方にぜひ読んでみてください。


1.深刻化する空き家問題について

総務省統計局では、住宅・土地の統計調査を5年ごとに行っており、調査結果を公表しています。2015年総務省が調査した結果、空家数は820万個と5年前に比べて63万個増加していることがわかりました。東日本大震災の影響により33万世帯が転居し、宮城県・福島県では5年前と比べて12%以上も空き家が増加しています。また、東京都や大阪府などの都心も空き家が増加傾向にあり、田舎だけの問題ではなくなっているのが現状です。さらに、空き家問題が深刻化するのは人口が減少するこれからだという声もあります。この項では空き家問題の背景や原因について迫ってみましょう。

1-1.空き家問題の背景

空き家問題の背景には、核家族化・高齢化が深く関係しています。少子化により人口が減少し高齢者が増える中、用途がなく使われていない住居もどんどん増加しているのです。高齢になり介護施設への入所や入院、所有者が亡くなるといった理由で家主を失った家は空き家になってしまいます。また、晩婚化・少子化が影響しUターン率も低くなっている現在では、実家の空き家が増える一方です。子供が県外へ出て結婚し戻らず、親が亡くなることで空き家になるケースは少なくありません。

1-2.なぜ空き家になるのか?

空き家はなぜ増えるのでしょうか? 現在存在する空き家の約7割が管理が行き届かず、手入れも何もしていないと言います。売却や賃貸をしない理由はどこにあるのか気になりませんか? 空き家になる原因をもう少し掘り下げて確認してみましょう。

1-2-1.空き家の内訳を見てみよう

平成25年に公表された空き家の内訳では、約52.4%が賃貸用の住宅です。売却用は3.8%、別荘などの二次的住宅が5.0%となっています。そして、全体の38.8%を占めるのがその他の住宅です。その他の住宅とは、”用途がなく使われているかも不明な住宅””貸したい(売りたい)のに借り手がいない”という現状を抱えています。

1-2-2.経済的理由と税法上の問題

都会で仕事や生活をしているのに、わざわざ空き家のために仕事を辞め田舎に帰る人も少ないでしょう。所有者が高齢になり、自分の力だけではどうしようないと困っている人も多いのです。
また、空き家を取り壊して更地にすると、固定資産税が高額になります。住宅のない土地には、固定資産税が最大で4.2倍も増えてしまうのです。お金をかけて更地にしたのに税金が上がるのでは、解体する人が少ないのも納得でしょう。かと言って、老朽化が進んだ家を賃貸用に修繕するにも費用がかかります。今更どうすることもできないと手にあまり、放置してしまう人が増えているのです。

1-2-3.再建築が認められないケースもある

中古住宅は人気がなく、ましてや老朽化した家に住む人を見つけるのは困難でしょう。建築基準法施行以前に建てられた古い空き家は、現行の法律により再建築が認められない土地になっている場合があります。更地にしても家を建てられない状況なのです。土地を活用できず放置する以外方法がありません。

1-3.空き家問題から起こる困りごととは?

古い建物にはさまざまな困りごとが発生します。空き家が原因で起こる悪影響を確認しておきましょう。

1-3-1.老朽化による倒壊の危険性

建物は必ず朽ち果てていきます。特に人が住まなくなった家は手入れが行き届かず、老朽化も加速するのです。外壁が歩道側に崩れ、通行人が被害に遭うことも考えられるでしょう。屋根や外壁の剝離などで瓦や屋根材の一部が飛散する被害もあります。老朽化が進んだ建物は倒壊する恐れもあり大変危険です。台風や地震による被害を受けても放置されることが多く、もはや敷地内だけの影響では済まなくなります。近隣住民の不安の声は大きくなる一方でしょう。

1-3-2.害虫・害獣・衛生上の問題

空き家は害虫・害獣にとって格好の住み家です。浄化槽の破損や汚水の流出で蚊やハエの大量発生に加え、シロアリ被害も深刻になります。シロアリが主要構造の腐食を進めると、倒壊や傾きを引き起こす原因になるのです。ゴミを放置することで野良犬や野良猫の被害も増殖します。糞尿(ふんにょう)や腐敗臭で周辺環境が悪化するのも大きな問題です。

1-3-3.景観を崩す

老朽化した空き家は草木が伸び放題になり、見た目も悪くなります。朽ち果てた建物は暗く周辺の景観を損ねてしまうでしょう。老朽化した空き家が1件あるだけで、周辺の雰囲気は悪くなります。不法投棄のターゲットになれば、ゴミ屋敷状態になる可能性もあるのです。不法投棄されたものを撤去するには高額な費用が必要になります。

1-3-4.不法侵入や放火など治安の悪化

空き家は人の目が届きにくく、割れた窓ガラスからの不法侵入や盗難被害が多くなります。”数年放置した空き家に知らない人が住んでいた”という事件も珍しくありません。また、住みついた人が亡くなり、遺体で見つかることもあるのです。未成年者のたまり場になり、犯罪の温床となるケースも少なくないでしょう。不審火や放火による火災で近隣の住宅が燃えてしまうという事件も多いです。

2.空き家への対応策、現状は?

日本全国で空き家が増えている現在、自治体や法律上の対応はどうなっているのでしょうか?

2-1.自治体の対応は?

近年、全国の空き家率が右肩上がりに増加し、トラブルや火災事故が増える中、早急な対策を求める声も多くなりました。そこで、2015年5月に完全施行されたのが”空き家対策特別措置法”です。空き家への対策は、法律ができるまで各自治体が任意に定めた”条例”と根拠に対策を行っていました。しかし、法律が施行された現在は”空き家対策特別措置法”に基づいて対策が実行されています。

2-2.法律上の問題

”空き家対策特別措置法”が根拠となって実行される対策をご紹介します。

2-2-1.空き家への立ち入り調査が可能になった

これまでは、空き家問題が起こっても自治体が立ち入りを強制することはできませんでした。しかし、法律が施行されてからは立ち入り調査することが可能になったのです。また、指導・勧告・命令・代執行や罰金徴収・強制的な撤去も可能になりました。

2-2-2.所有者が把握できるようになった

空き家の所有者は不動産登記簿を確認すればわかります。しかし、不動産登記には2種類あり”表示に関する登記”は義務ですが”権利に関する登記”は任意です。空き家の所有者が亡くなり相続しても権利者が亡くなった人になっているケースが多く、実際の所有者を把握することが困難でした。”空き家対策特別措置法”では、固定資産税情報の利用が可能になり、空き家所有者を把握することができるようになったのです。

2-2-3.指導・勧告が入る特定空家について

空き家対策特別措置法14条第一項を見てみましょう。法律では、”そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となる恐れのある状態または、著しく衛生上有害”となる空き家を「特定空家」と定義づけしています。特定空家に対しては自治体が除去や改善・竹木の伐採・撤去などを指導できるようになりました。

2-2-4.空き家を所有している人は早めの対策を

日本では、2020年から本格的に人口減少社会に突入すると言われています。空き家対策においても行政指導が本格化し、厳しい罰則や処分が下されることも考えられるでしょう。空き家だけではなく、ゴミ屋敷も対象になると言われています。これまで空き家を放置してきた所有者の方は、早急な対策を行いましょう。治安の悪化や事件に巻き込まれないためには、片付けを行い外観をキレイに保つことが大切です。

2-3.周囲ができること

近隣に悪影響を及ぼしている場合は、早急に片付けや修繕を行わなければなりません。住民から苦情が上がれば、行政処分を受けることになり大変です。戸締まりや建物の点検、草木の除草もこまめに行いましょう。また、空き家予備軍の可能性がある実家などは、管理方法などを家族で早めに話し合っておくことが大切です。自分で適切な管理ができないときは、業者に依頼することも検討しましょう。近所に空き家があり困っている場合は、所有者に直接連絡するとトラブルになる恐れがあります。自治体に相談してください。

3.空き家と遺品整理

空き家問題と同じく社会問題となっているのが遺品整理です。故人が残した膨大な遺品は遺族が整理しなければなりません。突然家族を亡くし、悲しみの中の遺品整理は大変です。気持ちの整理がつかないまま時間が経(た)ってしまうことも多いでしょう。この項では空き家と遺品整理について解説していきます。

3-1.遺品整理問題について

遺品整理が必要になる原因はさまざまです。賃貸で貸していた家の入居者が引っ越しまたは亡くなり家財道具が放置されたままのケースも少なくありません。親や親族が施設へ入所・亡くなった家を相続したケースもあります。 遺品整理は体力的・精神的に負担が多く、なかなか進まないという悩みを抱えている方も多いです。遠方のため片付ける暇がないという方もいるでしょう。毎月きちんと管理をしていないと”特定空家”として指導が入るのも時間の問題です。

3-2.実家が空き家に?

思い出の詰まった実家が空き家となった場合、家財道具をなかなか片付けられず放置していることも多いです。そのままの状態では火災や不法侵入の危険もあります。被害に遭わないためには掃除や片付けなど遺品整理を進めることが大切です。売却するにしても、今のところどうするかわからないにしても、片付けだけはしておきましょう。片付けていない空き家は一目で”空き家”と判断され、放火や犯罪のターゲットになります。

3-3.空き家を解決するには?

思い出が詰まった家財道具の整理や仕分けは心の負担が大きいですよね。親がよく使っていたものを処分するのは心が痛みます。しかし、大切な実家だからこそ不法侵入や放火などの犯罪から守らなければなりません。空き家は放置していても何一ついいことはないのです。最近では遺品整理を請け負う業者や空き家の管理維持を依頼できるところも増えています。自分で片付けられない場合は業者を上手に活用して、空き家問題を解決していきましょう。

3-4.相談窓口はこちら

空き家問題や遺品整理を誰にも相談できずに悩んでいる方もいるでしょう。しかし、空き家問題は一人で悩んでいても解決しません。ぜひ一度専門業者へ相談してみてはいかがでしょうか?

空き家の片付け!遺品整理の相談は
ファンデックスへ
http://www.ihin-fundex.com

近所に空き家があり心配な方は、お住まいの地域の自治体へ相談してみましょう!

4.空き家の片付け方

”空き家を自分で片付けたい”と言う方のために空き家の片付け方をご紹介します。

4-1.空き家の掃除に必要なもの

空き家の掃除を始める前に揃(そろ)えておきたい道具や服装を確認しておきましょう。

4-1-1.あると便利な道具とは?

揃(そろ)えておきたい道具をリストにしました。メモして参考にしてください。

  • マスク
  • 指定ゴミ袋(分別で各30枚以上)
  • ほうき・はたき
  • 掃除機
  • ゴム手袋
  • 軍手
  • 懐中電灯や照明器具
  • ぞうきん(多め)
  • 掃除洗剤
  • 台車

空き家の片付けでは思っている以上に大量のゴミが出ます。ゴミ袋は多めに購入しておきましょう。そのまま回収場所に出せるように指定ゴミ袋を用意してください。ゴム手袋はケガをする恐れのあるものを撤去するのに便利です。軍手の上からはめて使いましょう。長く使っていない家にはほこりが溜(た)まっています。マスクをしなければ吸い込んでアレルギーを発症する恐れもあるため、必ず着用してください。

4-1-2.当日の服装

片付けは汚れてもいい服装で行いましょう。夏は蚊や蜂に襲われることも多いため、長袖・長ズボンを着用してください。日が暮れると足元が見えにくくケガをする恐れがあるため、作業は日中に行いましょう。

4-2.不用品、粗大ゴミの仕分けについて

空き家の片付けで一番重要なのは、不用品の仕分けです。不用品を要るもの要らないものに分けた後、燃えるゴミ・燃えないゴミ・粗大ゴミなどに仕分けする必要があります。仕分けが必要な理由は、不用品を効率よく処分するためです。ゴミ処分ルールが厳しくなった現代では、不用品を簡単には捨てられません。ですから、仕分けをきちんと行い自治体の処分ルールに沿って捨てる必要があります。仕分けをスムーズに行うには、事前に仕分けルールを決めておくことがポイントです。

  • 要るもの
  • 要らないもの
  • 人に譲るもの
  • 処分するもの
  • 思い出のもの

上記のようにざっくりと分けてそれぞれ置く場所を決めておきます。処分するものはさらに、燃えるゴミ・燃えないゴミ・粗大ゴミに分けてください。不用品で状態のいいものは人に譲るか、売却できます。

4-3.仕分けの注意点

仕分けで注意したいことは捨てられない理由を探さないことです。”まだ着られるかも””いつか使うかも”と思うのは止めて潔く処分しましょう。人間は1年使わなかったものは、その先使う可能性は極めて低いと言います。空き家に放置していたものですから、頻繁に使うものがあるとも限らないでしょう。処分の方法は捨てるだけではありません。捨ててしまうのが惜しいものは買い取りしてもらうのも1つの手です。空き家は電気が通っていないことも多く、日が暮れないうちに片付けなければならないため、とにかくどんどん仕分けしていきましょう。悩むものは、捨てるときにまた考えたらいいのです。

4-3-1.位牌(いはい)はどうする?

空き家の片付けで困るのが”位牌(いはい)”の取り扱いです。仏壇や位牌(いはい)はどのように処分していいかわかりませんよね。”取っておきたい”と思う方は、置いておいても大丈夫です。しかし、処分したい場合は、お寺に供養を依頼しましょう。お炊き上げも行ってもらえるため安心です。また、遺品整理を行う業者に依頼すれば引き取ってもらえることもあります。

4-3-2.思い出の品の処分方法

思い出の品は無理して処分する必要はありません。形見や大切な品は、急いで処分すると後悔してしまうことも多いです。自宅にスペースがあるなら持ち帰りましょう。不用品を仕分けするときに思い出の品を置くスペースも作り、1か所にまとめておくといいでしょう。自宅にスペースがない場合は、親族や兄妹に聞いてみてください。思い出だけを残したい場合は、写真を撮っておくのも1つの方法です。写真なら場所を取らずいつでも見返すことができます。

4-4.不用品回収の方法

空き家の片付けで困るのは不用品の処分方法です。やっと片付けが終わったと思っても、不用品の処分が残っています。粗大ごみの処分は面倒ですよね。そこで、大量の不用品を処分する方法をいくつかご紹介します。自分の状況に合った方法を選んでください。

4-4-1.自治体を利用するには?

自治体が回収するゴミは、燃えるゴミ・燃えないゴミ・粗大ゴミです。粗大ゴミの定義は各自治体により若干違います。ものによっては回収できないものもあるため、事前に確認しておきましょう。自治体を利用するメリットは料金が安いところです。粗大ゴミでも1つ200円~2000円くらいで回収してもらえます。一方で、手間がかかるのがデメリットです。粗大ゴミの回収を依頼するときは、あらかじめスーパーなどで売っている粗大ゴミシールを購入しなければなりません。また、回収日を指定することができないため”今すぐ捨てたい”という方には利用できない方法です。指定された回収場所までは自分で運搬する必要があります。料金が安い分、時間や手間が増え、少々面倒なことが多いです。急いで処分したい方・自分で運搬できない方には向いていません。ほかの処分方法を検討しましょう。

4-4-2.リサイクルショップを活用しよう

まだ使えそうな不用品はリサイクルショップに引き取ってもらうことも可能です。リサイクルショップは持ち込みが基本ですが、量が多い場合は自宅まで回収に来てくれます。事前にどのような品があるかリストにしてから電話するとスムーズです。買い取り不可のものは回収してもらえないデメリットもありますから注意してください。

4-4-3.遺品整理業者に依頼する

遺品整理業者と聞くと馴染(なじ)みがありませんが、実は不用品を回収・買い取りしてくれる業者でもあります。再販可能なもの・金・プラチナは高価買い取りしてもらえる可能性があるでしょう。また、家具・家電・ブランド品・アウトドア用品などを買い取ってもらえます。費用をかけて処分するよりお得で手間もかかりません。不用品の処分するときまずは遺品整理業者の買い取りを検討してみましょう。

4-5.空き家の安全確認について

空き家は、ひとたび「空き家」とわかれば犯罪のターゲットになってしまいます。不法侵入や不法投棄・放火などに狙われないようにするための防犯対策をきちんと行っておきましょう。

4-5-1.雨漏(も)り

雨漏(も)りは生活していないと発見が遅れます。空き家の場合、気づいたときにはすでに手遅れになるケースも多いのです。家の中に水が浸入すると腐食が進みます。シロアリやカビが大量に発生すれば、腐食の進行も早くなるでしょう。空き家は締め切っているため、カビも繁殖しやすくなります。悪臭や漏電による火災などの危険性も高まるでしょう。 家の土台となる部分が腐れた場合、耐久性が低下し倒壊の恐れもあるのです。雨漏(も)りしやすい天井・換気扇・壁のひび割れ・バルコニーなどは定期的に点検しておきましょう。雨漏(も)りの兆候は、天井や壁のシミ・クロスの浮きなどです。押し入れやクローゼットにカビや悪臭が発生していないかチェックしてください。雨漏(も)りの兆候があり、原因が特定できない場合は早めに業者に相談してみましょう。

4-5-2.堀・外壁で気を付けること

空き家は管理不足になると、時に近隣住民を危険にさらすことにもなりかねません。特に、外壁や堀は要注意です。何かの拍子に倒壊し、通行人がケガをしてしまう恐れもあります。定期的にチェックしておいた方がいいでしょう。また、堀には防犯上の危険もあります。戸建て住宅に何者かが侵入する場合、多くは道路から見えない窓が侵入経路です。ブロック堀などで囲われた家は外から中が見えにくいため、歩くと大きな音がする玉砂利を敷いてくのも効果があります。

4-5-3.防犯チェックリスト

あなたの空き家は大丈夫? 防犯対策を行う前に狙われやすい空き家のチェックリストを見てみましょう。

  • 外観が朽ち果てている
  • 郵便受けや玄関前にチラシや新聞が散乱
  • 草木・庭が荒れ放題
  • 門が壊れている
  • 誰でも簡単に侵入できる出入り口
  • 建物周辺が暗く、夜間の照明がない
  • 建物内の見通しが悪い
  • 庭にゴミを放置したまま

人が住んでいる家は、人の気配がするものです。上記のように、一目で誰も通っている様子がない”空き家”とわかる建物は狙われやすいと言えます。家の様子がまったく変わらず手入れもしていない家はすぐに”空き家”とわかるのです。空き家と気づかれたら最後、放火や不審者のターゲットになってしまいます。自分で管理できないからと放置した結果、火災や事故で周辺住民を巻き込むことになれば、責任を追及され損害賠償請求になることもあるのです。何かあってからでは遅いので早めに対策しておきましょう。不審者や事故に巻き込まれない最も効果的な方法は、片付けておくことです。庭にゴミや不用品を放置している場合は片付け、家の中の不用品も撤去しておきましょう。手入れするだけで、不審者の侵入を防止する効果が高まります。

4-6.片付けで注意すること

片付けを自分で行うときに注意しておきたいことをご紹介します。

4-6-1.不用品の処分は早めにやろう

片付けで絶対に行ってはいけないことは、不用品の放置です。家の中の片付けに夢中になり、不用品を庭や玄関先にとりあえず出して、まとめて処分しようとする方がいます。不用品を庭に放置すれば不法投棄の場所になりやすいです。早めに処分しましょう。

4-6-2.不用品を置く場所を間違えないこと

空き家の片付けで多い例なのですが、不用品を見えない場所に積み上げる方がいます。先述したとおり、不審者は外から見えない場所を侵入経路に選ぶため、そこに不用品があればちょうどいい足場になってしまうのです。二階の窓やベランダへ侵入しやすくなるので気を付けてください。窓のそばに室外機を置いている方は、外しておきましょう。

5.空き家の片付けの業者選び

空き家の片付けを自分で行うことが無理な方、不安な方は迷わず業者に依頼しましょう。遠方の方も依頼可能です。この項では片付け業者について詳しく解説していきます。

5-1.こんなときはプロにお任せ

空き家を所有しているあなた! このようなことで悩んでいませんか?

  • 遠方でなかなか片付けられない
  • 長く放置しているため、どうしていいかわからない
  • 病気や高齢で片付けが不可能
  • 故人を思い出し辛(つら)い
  • 片付けが苦手
  • 不用品の仕分け・処分が面倒(わからない)
  • 手間や時間をかけたくない
  • 荒れ放題で手が出せない
  • ゴミ屋敷状態
  • 遺品整理の方法がわからない

上記のようなお悩みを抱えている方は、片付け業者に依頼することで解決します。片付けから不用品処分・買い取りまですべて依頼できるため非常に便利です。

5-2.プロに依頼するメリットは?

プロに依頼する大きなメリットは、手間や時間をかけずに片付け・処分ができるところです。遠方であっても鍵を渡すことできっちり作業してもらえます。空き家の片付けは、精神的・肉体的にも非常に負担が大きいものです。素人が安易にできるものではありません。重たい家具を動かすには人手も必要です。業者に依頼することで、丁寧かつスピーディーに片付けが完了します。依頼内容が遺品整理・ゴミ屋敷であっても、もちろん依頼可能です。遺品の仕分けや整理・処分を丁寧に行ってくれます。捨て方がわからない不用品もまとめて処分してくれるため、空き家の片付けで困っている方には頼もしい存在です。

5-3.業者選び5つのポイント

遺品整理が社会問題になっている近年、不用品回収業者や片付け業者・遺品整理業者も増えてきました。それと同時に、業者とのトラブルも急増しています。金品・貴重品の持ち去りや料金トラブルが心配で、依頼を躊躇(ちゅうちょ)されている方も多いでしょう。そこで、面倒な事態に巻き込まれないための業者選びについてご案内します。

5-3-1.自治体の許可がある業者

不用品を引き取り・買い取り・処分するサービスを営むには自治体の許可が必要です。許可なく営業することはできません。近年、ゴミの処分ルールが厳しくなっていますから、許可を得て適切に処分する業者を選びましょう。許可を得ているか確認する方法は、業者のホームページの会社概要ページをチェックしてください。許可番号の記載があるはずです。

5-3-2.見積もり・出張費無料

片付けや不用品の処分を依頼するときは、現場を見て見積もりをとるところから始まります。現地をろくに見ず、ざっくりとした金額を提示する業者は避けましょう。見積書を作成し、作業内容を確認する業者は信頼できます。見積もり・出張費に料金がかからない業者を選んでください。

5-3-3.料金体系がわかりやすい

遺品整理や片付けはそう何度も依頼するものではありませんから、料金体系がわかりづらいですよね。業者が提示する料金がわかりにくい場合や意味のわからない追加料金がかかるような業者は避けた方がいいでしょう。不明なところにも丁寧に説明してくれる業者を選んでください。作業に入る前に正確な金額を提示する業者に依頼しましょう。

5-3-4.遺品整理や生前整理サービスがある

遺品整理は通常の片付けと違い、故人が使用していたものを処分する作業です。遺品を1つ1つ分別しなければなりません。また、貴重品や重要な書類を探し確認する必要があります。遺品整理を家族が行う場合、気持ちの整理が付かずなかなか進まないことも多いでしょう。そこで、遺族に変わって遺品整理を行うのが、遺品整理業者です。最近では不用品回収業者がサービスの延長で遺品整理を行うことも多くなりました。しかし、遺品整理は経験と知識が豊富な業者に依頼しなければトラブルになる可能性があります。そこで、おすすめなのが、遺品整理士認定協会が認定する”遺品整理士”に依頼することです。遺品整理の専門的知識が豊富で適切な対応をしてくれます。遺品の扱いや処分に長(た)けているため、片付けを依頼するにはぴったりです。遺族ではできないような現状回復作業もプロの手にかかればあっという間に解決します。

5-3-5.買い取りがある

片付けで出た不用品は処分するにもお金がかかりますよね。そこで、便利なサービスが不用品の買い取りです。買い取り金額を遺品整理や片付けにかかる費用と相殺できます。処分するには惜しいものでも”買い取りしてもらえるなら手放せる”という方も多いのではないでしょうか? 無駄なお金をかけず不用品を処分できる画期的な方法です。ぜひ買い取りサービスのある業者に依頼しましょう。

5-4.業者に依頼するときのコツとは?

”片付けに手間や時間をかけたくないけど、業者に依頼する費用は安く抑えたい”なんて方にお得な情報をご紹介します。少しでも料金を抑えるには、買い取りと不用品の量をまとめて依頼することです。数個依頼するより、まとめて依頼したほうがお得になります。また、遠方の方は片付けから不用品処分まで依頼したほうが、交通費をかけるより安く収まることも少なくありません。空き家の片付けを素人が行うと1週間以上かかることもあります。業者に依頼すれば1日で終わることもあり、トータルで考えるととてもお得なのです。費用に躊躇(ちゅうちょ)して不用品の処分だけの依頼にしておこうと考えている方は、かかる時間と手間を含めて検討してみてください。

5-5.気になる料金設定について

片付け業者の料金設定は、部屋の広さと作業員の人数によって決まります。部屋が狭くてもゴミ屋敷状態で作業員の人数が必要な場合、それだけ料金が高くなる仕組みです。一軒家丸ごと片付けプランと言うようなパック料金を設定していることもあります。いずれにしても、現地調査を行い、見積もりを取ってから決まるのが一般的です。買い取りするものが多ければ片付け費用から相殺されます。費用の目安を確認してみましょう。

  • 1K:作業員2名、34800円~
  • 1LDK:作業員3名、79800円~
  • 3LDK:作業員5名、199800円~

料金は部屋の広さや作業量により異なります。あくまでも目安として捉えてください。
詳しくはこちらでも確認できます。

ファンデックス(遺品整理)
http://www.ihin-fundex.com

5-6.作業の流れを見てみよう

業者に依頼する場合の作業について流れを確認してみましょう。

  1. 電話またはホームページから見積もり依頼
  2. 無料見積日の打ち合わせ
  3. 見積もりと要望・悩みをヒアリング
  4. 見積金額を確認し、納得できれば依頼
  5. 作業日の打ち合わせ
  6. 作業当日は業者に任せる
  7. 家財の搬出・片付け
  8. クリーニング作業
  9. 作業完了の連絡・確認
  10. 料金支払い

上記のように、依頼者が行う作業は申し込みと打ち合わせだけです。希望や悩みがあれば見積もりの時点で伝えましょう。家財の分別・仕分け・搬出・貴重品の捜索や清掃もすべて業者が行います。作業中はそばについている必要がなく、遠方の方は鍵を渡すことで依頼可能です。

5-7.こんな業者は要注意!

ゴミ屋敷や空き家・遺品整理問題が年々増える中、悪質な業者による被害も多くなりました。”高額な料金を請求する””回収した不用品を不法投棄する”業者も存在しています。自治体の許可も得ず違法に営業する業者で多いのは”無料回収”を謳(うた)いながらトラック一台で回る業者です。現在のゴミ処分ルールでは、不用品の処分に料金がかかることは当たり前になっています。にもかかわらず、”無料回収”できるのは、それ相応の理由があるからです。会社名や所在地がわからない業者に依頼するのは避けましょう。また、遺品整理を格安で行うといった誇大広告でチラシを配る業者も注意してください。近年、遺品整理や片付けで貴重品を持ち帰る犯罪が多くなっています。トラブルを避けるためにも信頼できる業者に依頼しましょう。

6.空き家に関するよくある質問

空き家の片付けに関するよくある質問をQ&A形式でご紹介します。

6-1.急いで片付けたいです。すぐに対応してもらえますか?

業者のスケジュールに空きがあれば、即日対応も可能です。お急ぎの方はできるだけ早めに依頼しましょう。

6-2.業者が作業中、現場にいなくて大丈夫なのですか?

信頼できる業者に任せれば大丈夫です。不安な方は、作業現場をWEBカメラで中継するサービスのある業者をオススメします。スマートフォンでアクセスできますから手軽です。遠方の方でも現地の様子がよくわかるでしょう。WEBカメラの中継サービスを行う業者はこちらです。

ファンデックス
http://www.ihin-fundex.com

6-3.不用品処分と買い取りだけ依頼できるのですか?

はい、できます。片付け・仕分けは自分で行い、面倒な不用品処分だけを依頼可能です。業者に依頼すれば分別する必要がないため、片付けの作業スピードも上がります。ぜひ遺品整理業者や不用品を回収する業者へご相談ください。

6-4.業者の作業は、どれくらい時間がかかりますか?

家の広さや状況により異なります。3LDKで4時間~5時間程度です。実際にかかる時間は見積時に聞いてみましょう。

6-5.ゴミ屋敷状態で入り口から入ることもできません。ご近所に知られずに片付けるにはどうしたらいいでしょうか?

ご近所に知られたくない方は、業者に依頼しましょう。ゴミ屋敷となると素人が片付けるには何日もかかってしまいます。また、悪臭や不用品の量ですぐにバレてしまうでしょう。業者に依頼すれば、コンテナを使って不用品を搬出するため、ご近所には引っ越しをしているようにしか見えません。短時間で作業完了しますから、おすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか? この記事では、空き家問題と片付け方法についてご紹介してきました。空き家問題は現在、すでに国が対策に乗り出すほど深刻になっています。これからはもっと厳しい措置が取られることも考えられるでしょう。空き家を放置していれば、周辺地域の治安悪化や大きな犯罪に繋(つな)がるリスクが高まります。所有する空き家が犯罪に巻き込まれないためにも、片付けはきちんと行っておきましょう。また、近隣住民に迷惑がかからないよう手入れを行うことが大切です。自分で管理できない場合は業者を上手に活用して、犯罪を防止しましょう。