遺品整理のトラブル事例は? トラブル防止策と巻き込まれたときの対処法

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「遺品整理はどんなトラブルが起こりやすいの?」「トラブルを未然に防ぐコツは?」など、遺品整理のトラブル対策に悩んでいる方は多いでしょう。遺品整理を業者に依頼するケースが増えるにつれ、トラブル事例も増加しています。未然に防ぐためには、遺品整理のポイントと対処法も把握することが大切です。

本記事では、遺品整理のトラブル事例や防止策について解説します。

  1. 遺品整理のトラブル事例を紹介
  2. 遺品整理のトラブルを防ぐポイント
  3. 遺品整理のトラブルに巻き込まれたときの対処法
  4. 遺品整理のトラブルに関してよくある質問

この記事を読むことで、遺品整理のトラブルを未然に防ぐポイントが分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。


1.遺品整理のトラブル事例を紹介

最初に遺品整理のトラブルをいくつか紹介します。どんなトラブルが起きているのか事前に把握しておけば、回避できるようになるでしょう。

1-1.高額な金額・追加費用を請求された

遺品整理でよく起きているトラブルが、高額な金額・追加費用を請求されたケースです。ほかの業者よりも安い費用で依頼できる業者にお願いしたところ、後で高額な追加費用を請求されたというトラブルが増えています。高額な金額・追加費用を請求してくる業者の多くは激安業者です。最初に安い金額を提示し契約させて、後で遺品の処分に時間と手間がかかったからと高額な追加費用を請求します。そのため、安すぎる業者には十分に注意しなければなりません。

1-2.不法投棄が発覚しトラブルに巻き込まれた

遺品整理を無事に終えた後、業者の不法投棄が発覚してトラブルに巻き込まれたというケースもよくある遺品整理トラブルです。遺品整理業者の中には、処分費用や手間を省くために遺品を林や森の中、空き地などに不法投棄するところがあります。不法投棄が発覚し遺品に個人情報などがあれば、依頼者側に連絡が来るでしょう。自分が不法投棄していなくとも、遺品の所有者が不法投棄を行ったとみなされることがあります。

1-3.貴重品や大切な遺品を捨てられた

遺品整理業者の中には、遺品に対する意識が低く雑に扱ったり、大切な遺品や貴重品を捨てられたりすることがあり、遺品整理トラブルに発展するケースが増えています。貴重品や大切な遺品を捨てられてしまうとどうしようもありません。遺品整理の作業ノウハウが乏しい点が主な原因ですが、真の遺品整理業者に依頼することでリスクが回避できるでしょう。大切な遺品を守るためには、優良業者と悪徳業者を見極めるポイントを知ることが大切です。

1-4.遺品整理業者が近所迷惑をかけてしまう

遺品整理業者の中には、不用品回収を行っているところもあります。不用品回収も行っている業者によくありがちなのが、近所に迷惑をかけてしまうというトラブルです。たとえば、大きな音を立ててトラックに不用品を投げ入れたり、マンションの共有部分にホコリを散らかしたりするなどの近所迷惑になる行為をします。実際に、遺品整理業者の作業で近隣トラブルに発展したこともありました。特に、家が密集している地域での作業は、周囲に配慮しながら作業をすすめていかなければなりません。

1-5.親族同士の揉(も)め事も増えている

遺品整理のトラブルは業者だけでなく、親族同士の揉め事も年々増えています。たとえば、「勝手に遺品整理をすすめられた」「誰が遺品を受け継ぐのが揉めてしまった」などです。遺(のこ)したものが高額になるほど親族同士の揉め事に発展しやすくなるので注意しなければなりません。遺品整理を行うのは相続者ですが、相続者全員が集まりやすい日に遺品整理をすすめる必要があります。

2.遺品整理のトラブルを防ぐポイント

ここでは、遺品整理のトラブルを防ぐポイントを紹介します。

2-1.業者選びを間違わないことが1番の回避方法

実際に、さまざまな遺品整理のトラブルが起きているので業者選びを間違わないことが1番の回避方法と言えるでしょう。優良業者と悪徳業者の目利き力を自分で身につけて、悪質業者とは一切接触を持たないようにするのが最適です。目利き力を身につけるためには、悪徳業者の特徴をしっかりと把握しておかなければなりません。悪徳業者の共通点をいくつか以下にピックアップしたのでぜひ参考にしてください。

  • 見積書の内容が細かく記載されていない
  • 質問をしても丁寧かつ分かりやすく答えてくれない
  • 口約束で契約を済まそうとしている
  • 契約書や領収書を作ってくれない
  • 遺族への思いやりを言葉の端に感じない
  • パンフレットやチラシなどがない
  • 見積書や名刺に許可番号や所在地が明記されていない

2-2.業者スタッフの対応に注目する

見積書やサービス内容に注目しがちですが、業者スタッフの対応も入念にチェックしてください。悪徳業者の多くは対応が悪く、遺品に対する扱い方も雑になりがちです。大切な遺品だからこそ丁寧な扱いをしてくれるか、きちんと正しい方法で処分してくれるか回収後の流れもチェックしておかなければなりません。丁寧な説明をしてくれる業者ほど、安心して依頼できるでしょう。

2-3.複数の業者を比較する

時間がないからと最初から1社だけにしぼって業者に依頼するとトラブルになりやすい傾向があります。そのため、トラブル回避のためには、複数の業者を比較することが大切です。たとえば、3~4社に無料見積もりを依頼し比較してみましょう。比較することで目安の費用が分かり、優良業者と悪徳業者が見極めやすくなります。また、見積もりが安すぎる業者には依頼しないようにしましょう。見積もりだけでなく、スタッフの対応やサービス内容なども比較してください。

2-4.遺品整理を始める前に親族同士で話し合う

親族同士のトラブルを回避するためには、遺品整理を始める前に話し合いの場を設けることが大切です。親族同士で相続財産とはどのようなものかを理解し、誰が遺産を受け継ぎ継承をしていくのか決定しておかなければなりません。きちんと整理しておかなければ、遺品整理後に財産を相続しても後で膨大な相続税の支払い義務が発生する可能性もあります。また、財産相続の割合を決定したり、相続者全員が集まりやすい日に遺品整理をしたりするなどの工夫も大切です。遺品整理に参加した親族同士が意見を言い合う前に、自分の考えを頭の中でまとめておくといいでしょう。

3.遺品整理のトラブルに巻き込まれたときの対処法

では、遺品整理のトラブルに巻き込まれたときはどのような対処をすればいいのでしょうか。

3-1.遺品整理業者と話し合いの場を設ける

一般的な対処法としては、遺品整理業者との話し合いで折り合いをつけることです。ただし、悪徳業者が相手の場合、一筋縄ではいかないところがあります。解決するまで時間がかかるかもしれませんし、裁判に発展する可能性もあるでしょう。時間や手間はかかりますが、裁判に至る前までに折り合いがつけば1番費用がかからない対処法と言えます。しかし、悪徳業者の中には、脅しのような言葉を使っているところもあるので無理に折り合いをつけるのも危険です。その場合は、直接やり取りをせずに第三者機関へ相談することをおすすめします。

3-2.消費者センターなど第三者機関に相談する

業者と折り合いがつかない・なかなか解決しないというケースは、無理に自分で解決しようとはせず第三者機関に相談してください。国民生活センターまたは消費者センターでは、消費生活・消費者問題に関する事例や対処方法を紹介しています。無料で電話やメール等で相談にのってくれるので安心して話を聞いてもらえるでしょう。ほかにも、暮らしの相談窓口財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターなどでも相談を受けつけています。できるだけ早めに相談したほうが、解決方法も選択できるでしょう。

3-3.弁護士や行政書士に相談する

費用はかかりますが、弁護士や行政書士に相談するのも対処法の1つです。第三者機関に相談しても解決できない・悪徳業者からの脅しがひどい場合は、スピーディーな解決が求められるでしょう。弁護士や行政書士は法律に深い知識を持っているので、有利な解決策を導き出してくれます。ただし、解決費用は結構な額になるので注意が必要です。特に、遺品整理トラブルは遺産相続関係の案件になるため、より高額になる傾向があります。

3-4.自分で解決しようと無理をするのはNG

遺品整理トラブルに巻き込まれたときはパニックになりがちですが、自分で無理に解決しようとするのはNGです。「何とかしなければ」と焦ってしまうほどややこしい状況になってしまいます。また、自分1人で悩みを抱え込まないようにしてください。信頼できる人に話を聞いてもらったり、消費者センターに相談したりしたほうがスピーディーに解決できるでしょう。

4.遺品整理のトラブルに関してよくある質問

遺品整理のトラブルに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.最近の悪質なトラブル業者の手口は?
A.最近は、劇場型の悪質あなトラブル業者の手口が増えています。劇場型とは、自分たちで自画自賛して市場的に自社に高い価値があるように見せかけることです。たとえば、「民間資格を取得しているので安心してください」「TV番組で紹介されました」など、優位性を過剰に演出します。あたかも周囲から高く評価されている業者であることを演出しては、依頼者を安心させる悪質な手口です。

Q.遺品整理を始める前にやるべきことは?
A.作業前の現場を撮影して証拠を押さえておきましょう。特に、買取に関するトラブルを防ぐためには、依頼者が品物の価値をきちんと理解しておかなければなりません。骨とう品・盆栽・貴重品・アクセサリー類などは別に保管し、作業前の遺品を撮影することでどんなものを持っていたのか一目瞭然です。また、悪徳業者の中には、高価なものを盗むところがあります。盗難防止のためにも、部屋の様子を数十枚写真に撮るっておくと業者に圧力をかけることができるのです。

Q.不当な買い取りを防ぐポイントは?
A.高価な品の相場をあらかじめチェックすることです。不当な買取のトラブルが起こる原因は、遺品の本当の価値を理解していないからだと言われています。遺品の所有物が親であったり、遺族のものだったりすると、まずは自分がどのくらい価値があるのか理解しておかなければなりません。たとえば、インターネットで買取実績を調べたり、ネットオークションではいくらで売れたりしているのかチェックするといいでしょう。事前に価値を把握しておけば、不当な買取を未然に防ぐことができるはずです。

Q.業者に依頼する前にチェックすべきことは?
A.思い入れがある遺品や貴重品を別にすることです。処分してもいい遺品と大切な遺品を別にしておくことで、業者が誤って処分する事態にはなりません。また、依頼する際は遺品整理業者と綿密な打ち合わせが大切なポイントとなります。どのように遺品整理をすすめるのか、どんな遺品を処分してほしいのかしっかりと打ち合わせ段階で確認しておきましょう。また、残しておきたいものや処分していいものを相談するのはもちろん、一緒に片付けることでトラブルも少なくなります。

Q.遺品整理業者選びのポイントは?
A.いろいろなポイントがありますが、その中でもチェックしてほしいのは遺品整理業の許可を取得しているかです。都道府県の公安委員会から許可を取得しなければ、遺品整理業を行うことはできません。また、できるだけ遺品整理士が在籍している業者を選びましょう。遺品整理士は遺品に対する正しい扱い方や、遺族に対する接し方も丁寧です。遺品整理ファンデックスでは、遺品整理士が作業を行います。無料相談や無料見積もりを行っているのでぜひ1度ご相談ください。

まとめ

「遺品を雑に扱われた」「残しておきたい大切な品が処分された」など、遺品整理のトラブルはさまざまです。大切な人が遺した遺品ほど、雑に扱われるとショックな気持ちになりますよね。できるだけ、遺品を大切に扱ってくれる業者に依頼し、迅速かつ丁寧な作業を行ってくれるか確認することが大切です。優良業者に依頼すれば、後でトラブルになったとしてもすぐに対応してくれます。トラブルを防ぐポイントはたくさんありますが、優良業者と悪徳業者を見極める力、そして遺品整理をスムーズにすすめるコツを知ることが必要です。