空き家を放置するリスクとは? 解決策や具体的な活用法を徹底解説

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近年は、空き家の増加が社会問題となっています。空き家を放置することでどのようなリスクがあるのか、どんな解決策があるのかなど、さまざまな疑問を感じるものです。実家が空き家になっているという方もいるでしょう。

本記事では、空き家を放置するリスクや対策などについてご紹介します。

  1. 空き家問題とは?
  2. 空き家を放置するリスクとは?
  3. 空き家を所有するリスクについて
  4. 空き家問題を解決するには?
  5. 空き家に残った家財を処分する方法
  6. 空き家でよくある質問

空き家を所有している方は、放置するリスクや経済的損失の可能性について知ることで、早期に対策を講じるきっかけをつかむことができるでしょう。

1.空き家問題とは?

まず、空き家問題とはどのようなものなのかを考えていきましょう。

1-1.家主不在となった家が放置されていること

空き家問題は、家主不在となった家が、長い年月放置され続けている状態を指します。家主に身寄りがないケースも珍しくありません。管理をする親族がいないため、空き家となって老朽化が進み、さまざまな問題を引き起こすきっかけとなるのです。

1-2.手入れがなされないまま放置されている

空き家のほとんどは、草木などの手入れや家のメンテナンスもされていません。住む人がなく長い間放置された家屋は、周囲に不安や悪影響を与えてしまう場合があります。

1-3.空き家は年々増え続けている

空き家問題が深刻化しているのは、年々増え続けていることが原因です。少子高齢化社会となり、近年は家を継承する子どもがいないケースが増えています。また、実家から離れた場所に住んでいるため、空き家の手入れをしに来る機会が持てない場合もあるでしょう。

2.空き家を放置するリスクとは?

空き家を放置した場合、どのようなことが起こり得るのでしょうか? リスクについて考えていきます。

2-1.治安の悪化

空き家問題で最も恐れられているのは、治安の悪化です。空き家はメンテナンスがきちんとなされていないため、草木などが生い茂り、犯罪者が隠れ蓑(みの)にするケースもあります。浮浪者の棲(す)み家になる可能性もあるでしょう。近隣住民は、常に不安や恐怖を感じながら生活しなければなりません。

2-2.景観の悪化

草木が生い茂って老朽化した空き家は、周囲の環境から浮いた存在となり、景観の悪化につながるのです。有害な菌を保有する小動物が棲みつく場合もあるでしょう。さまざまな問題の引き金となるため、空き家は軽視してはいけないのです。

2-3.倒壊などの事故が発生する

空き家の老朽化により、建物の倒壊や外壁の崩落などの事故が発生する恐れがあります。第三者を巻き込んだ重大な事故へ発展した場合、管理不足の責任を指摘され損害賠償を請求されるケースもあるでしょう。人命を危機に晒(さら)す恐れがあることも、念頭に置いておかなければなりません。

2-4.不法投棄の温床となる

景観が乱れた場所には、不法投棄が起こりやすいものです。草木が伸びた状態の空き家は、ゴミを不法投棄しても発見されにくいことから、注意しなければなりません。

2-5.不審火が起こりやすい

空き家は、不審火が起こりやすいので注意が必要です。空き家から自然発火するケースや、放火による火災もあります。いずれの場合も、近隣まで延焼する恐れがあるため、空き家の定期的な見回りをしっかり行うことが大切です。

3.空き家を所有するリスクについて

空き家を所有し続けると、どのようなリスクがあるのでしょうか?

3-1.固定資産税がかかる

空き家を所有し続けることで、経済的損失が生じます。現状、空き家の半数を占める賃貸物件の場合は、賃貸収入がなくても固定資産税の対象になり続けるのです。

3-2.行政指導の対象となる

特定空き家に該当する場合、2015年に施行された「空家等対策の推進に関する特別措置法」に基づき、行政指導の対象となります。住宅が建っている土地に対ししては固定資産税が最大6分の1に軽減されていますが、景観や治安の悪化に加え、倒壊などのリスクが高いと判断された場合、6倍の税金が降りかかるのです。改善がなされない場合は、行政によって強制的に解体撤去が行われることも考えられます。

3-3.資産価値の下落

家主不在の家は老朽化が進むことから、資産価値は大きく下落します。空き家はなかなか買い手がつきません。売却成立したとしても、価格が相場より大幅に下がることを想定しておきましょう。

4.空き家問題を解決するには?

空き家問題は、どのように解決すればいいのでしょうか? 具体的な対策を見ていきます。

4-1.空き家を有効活用する

空き家はきちんと管理し、賃貸や民泊などの方法で有効活用するといいでしょう。家主不在のままでは、資産価値が下落する一方ですが、有効活用することで利益を生む資産に変わり、空き家が抱えるリスクを回避することができるのです。

4-2.売却する

所有している特別な理由がないのであれば、売却する方法も考えてみましょう。空き家は、放置すると老朽化が進みます。資産価値が大きく下がる前に売却したほうがいいでしょう。固定資産税の支払いがかさむのを防ぐことができます。

4-3.解体して土地を活用する

老朽化が進んでいる・居住予定がない・管理が難しいなどの空き家は、解体して土地を活用する方法も考えてみてください。月極(ぎ)め駐車場やコインパーキングなどで収益を得る方法があります。ただし、空き家の解体には費用がかかるため、見積もりを確認してから決めたほうがいいでしょう。多額の解体費用がかかる場合は、空き家を残して有効活用する手段を選んだほうが得策です。

4-4.空き家バンクに登録する

空き家バンクに登録し、利用希望者とマッチングしてもらう方法もあります。空き家バンクは、自治体もしくは自治体に委任されている団体が運営しているのが特徴です。営利目的で運営していないため、安心して登録できます。空き家の活用方法を自分で模索するのが難しい場合におすすめです。

4-5.管理サービスを利用する

空き家をそのまま維持したい場合は、NPO法人などが運営する空き家管理サービスを利用してみましょう。月1回の目視確認や、画像添付での現状報告などを受け取ることができます。月額利用料も数百円と良心的なところが多いため、気軽に依頼できるのがメリットです。

5.空き家に残った家財を処分する方法

空き家の売却や解体などを行う際は、家財を処分しなければなりません。賃貸として貸し出す場合も同様です。家財の処分方法についてご紹介します。

5-1.自治体回収

自治体回収は、処分費用が安いのがメリットです。ただし、自治体ごとに定められた分別ルールを守らなければなりません。家財の種類・材質・大きさ別に仕分けをし、自治体のルールに沿って指定回収日に出してください。大きな家財は、粗大ゴミとしている自治体が多くなっています。運搬は自力で行わなければならないため、重量があるものは人手を確保して行いましょう。粗大ゴミは通常の家庭ゴミとは異なり、担当窓口へ事前申請が必要です。申請後、手数料分の粗大ゴミ処理券を購入し、排出時に粗大ゴミ処理券のシールを貼ってから出してください。

5-2.不用品回収業者

不用品回収業者は、出張訪問回収を行っているため、家財の分別や運搬をする必要がありません。家財一式をまとめて回収してくれ、肉体的負担の軽減だけでなく、処分にかける時間を大幅に短縮できるのもメリットでしょう。家財1点あたり数千円程度かかる場合がほとんどです。とはいえ、自治体回収より高額な費用がかかっても、迅速に処理したい方にとって利便性が高い方法でしょう。家財をまとめて処分したら、定額料金のお得な料金プランが利用できます。業者によって料金プランやサービス内容が異なるため、複数の業者を見比べて決めたほうがいいでしょう。無料見積もりの相談は、ファンデックスまでご連絡ください。

5-3.譲渡する

家財を欲しいという人がいれば、譲渡する方法も考えてみましょう。譲渡価格や運搬にかかる費用と手段は、事前にしっかり話し合いをしてください。譲渡はリサイクルと同じく、ゴミを削減し、ものを有効活用することにつながります。知人など身近な人で譲渡先が見つからない場合は、自治体やネットの掲示板などで募集してみるといいでしょう。

5-4.買取に出す

良好な状態を維持できている家財は、買取に出す方法も検討してみましょう。買取方法について解説します。

5-4-1.リサイクルショップ

リサイクルショップは、身近で利用しやすい方法です。しかし、家財を店舗に持ち込んで査定を受ける必要があるため、運搬などの手間がかかります。また、リサイクルショップの査定基準は厳しくなっている傾向が高いのです。わずかな傷や汚れがあるだけで、買取不可となる可能性があることを想定しておきましょう。事前に電話で問い合わせをし、買取対象となるかどうか確かめておくと無駄足になりません。

5-4-2.買取業者

家財の買取を専門に行う業者に依頼する方法もあります。業者ごとに得意分野が異なるため、家財の種類に応じて使い分ける方法がおすすめです。まとめて買取してもらいたい場合は、不用品回収業者の買取を利用してみましょう。不用品回収業者は、回収だけでなく、買取にも対応しています。リサイクルショップよりも高値で買取してくれるケースもあるので、処分前に見積もりを出してもらいましょう。買取対象品目も幅広いので、1回で家財をすっきり処分できるのがメリットです。ファンデックスでも買取の対応を行っています。お気軽にお問い合わせください。

5-4-3.個人売買

個人売買は近年活発化しています。手軽に出品できるものの、買い手が確実に現れるわけではないため、売れる時期を読むことができません。しかし、希望価格での出品が可能なことから、急いで家財を処分する必要がない方には選ばれている方法です。とはいえ、個人売買はクレームやトラブルが絶えません。売却成立後の運搬手配やこん包など、手間がかかることも想定しておいたほうがいいでしょう。送料が発送者負担になっている商品が選ばれる傾向があります。出品時は、送料・落札手数料を含めた価格設定を心がけ、赤字にならないよう注意してください。

6.空き家でよくある質問

空き家に関する質問を集めました。

Q.空き家に棲みつく小動物とは?
A.ネズミ・猫・たぬき・ハクビシンなどです。外部から侵入した野生の小動物は、人体に有害な菌を持っています。飛沫(ひまつ)・接触による感染症で、重篤な症状を招く恐れがあるので注意してください。

Q.空き家を更地にして駐車場にする場合、どのくらい費用がかかるのか?
A.土地の広さ・建物の大きさや軀体(くたい)の材質による解体費用の差・更地後の整備方法などにより、コストが変わってきます。業者に正確な見積もりを出してもらいましょう。

Q.全国に空き家はどのくらいあるのか?
A.2018年に総務省が発表した調査結果では、全国で空き家は848万9,000戸あることが分かりました。そのうち、賃貸物件は、432万7,000戸にも上っているのです。年々増加傾向にあり、空き家問題の深刻さが伺えます。

Q.空き家はなぜ老朽化が進んでしまうのか?
A.空き家は締め切られているため、換気ができません。そのため、湿気が充満することで、カビの繁殖や腐食を後押しし、老朽化を招くとされています。屋根や外壁のすき間から室内に風雨が入り込み、劣化が進むケースもあるので注意してください。

Q.空き家に泥棒が侵入するケースもあるのか?
A.はい、あります。泥棒が侵入し、家財を持ち去ってしまうのです。知らぬ間に家財を売却されてしまうケースもあるでしょう。泥棒の潜伏先になってしまう場合もあるので、犯罪の温床とならないよう注意しなければなりません。

まとめ

空き家を放置した場合、さまざまなリスクを背負うことが分かっています。老朽化が進んで資産価値が下落するだけでなく、固定資産税の軽減対象から外れるなど、経済的損失も大きいのです。犯罪の温床になる可能性もあるため、きちんと管理することが望ましいでしょう。空き家を所有している方はリスクをしっかり理解し、活用方法や売却を考えるきっかけにしてください。