サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームの違いを徹底検証!

はてなブックマークに追加 Twitterでシェア Facebookでシェア

「サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームの違いは何なのか?」という人は多いと思います。高齢化社会がすすむ今の時代、老後、家族や自分自身が暮らす環境について考えることが増えてくるでしょう。近年、「介護はほとんど必要ないが、一人で暮らすのは不安」という高齢者が注目を集めているのが、サービス付き高齢者向け住宅です。有料老人ホームとの違いや施設を選ぶ際のポイントなどをまとめてご紹介しましょう。

  1. サービス付き高齢者向け住宅とは?
  2. 有料老人ホームとは?
  3. サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームの違いを紹介
  4. 施設を選ぶ際のポイント3つ
  5. サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームに関するよくある質問

この記事を読むことで、サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホーム、それぞれのメリットとデメリットや、施設を選ぶ決め手などが分かるはずです。

1.サービス付き高齢者向け住宅とは?

まずは、サービス付き高齢者向け住宅の概要や現状などをまとめました。

1-1.バリアフリー構造の高齢者向け賃貸住宅

サービス付き高齢者向け住宅とは、高齢者が見守りや生活相談などのサービスを受けながら自由に暮らすことができる、バリアフリー構造の賃貸住宅のことです。各部屋の広さや出入り口の幅などに規定があり、高齢者が安全で快適に暮らすことができる設計になっています。基本的に介護サービスは付いていないため、必要に応じて外部の訪問介護サービスやデイサービスなどを利用することになるでしょう。

1-2.新規参入が増え続けているのが現状

サービス付き高齢者向け住宅制度は2011年にスタートして以来、年々その数が増加しています。老人福祉法の規制を受けないため、参入しやすいことも一つの理由でしょう。また、住宅の新設や改修に対して国から補助金が出ることもあり、新規参入する事業者が増え続けているのが現状です。住宅によって提供するサービスにばらつきがあるなど、課題もあります。しかし、介護不要、または要介護度の低い高齢者にとって、住み慣れた地域で安心して暮らすことができる環境を提供してもらえることは、大きなメリットでしょう。

2.有料老人ホームとは?

次に、有料老人ホームの概要や現状についてご紹介しましょう。

2-1.必要な介護・生活サービスを提供する高齢者向け施設

有料老人ホームは、入居者に介護・生活サービスを提供する高齢者向け施設で、「介護付」「住宅型」「健康型」の3つのタイプに分かれます。介護付有料老人ホームは介護が必要な高齢者を対象としており、食事や入浴・排泄などの介護サービスを受けることが可能です。住宅型有料老人ホームは、自立した高齢者、または介護が必要な高齢者のいずれも対象となり、必要に応じて外部サービスを利用して介護を受けることができます。健康型有料老人ホームは自立した高齢者だけを対象としており、トレーニングルームや温泉・シアタールームなどの共有スペースが充実しているのが特徴です。

2-2.「人生を最後まで楽しむため」に入居する人も増えているのが現状

現状としては、「介護サービスを受けるため」だけでなく、「人生を最後まで楽しむこと」を目的に有料老人ホームへの入居を検討する人も増えてきています。もちろん、「家族に介護の負担を負わせたくない」という理由もあるでしょう。しかし、有料老人ホームを「セカンドライフの場」として考える人も多いのです。

3.サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームの違いを紹介

サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームの違いについてご紹介しましょう。

3-1.契約形態の違い

大きな違いは、契約形態です。有料老人ホームの場合は、基本的に「利用者契約」を結ぶことになります。契約することで、施設に住む権利やサービスを利用する権利が発生し、その権利を終身にわたって得ることが可能です。一方のサービス付き高齢者向け住宅は、あくまでも賃貸住宅の一種なので、賃貸契約を結んで利用することになります。毎月家賃を支払い、介護や生活支援などのサービスに関しては、別途契約を結ぶことになるのです。

3-2.自由度の違い

自由度にも大きな違いがあります。有料老人ホームの場合、外出や外泊には届け出が必要です。状況によっては許可が出ないこともあるでしょう。施設ごとにルールがあり、そのルールに従って生活することになります。サービス付き高齢者向け住宅は、普通に自宅で生活しているのと同じように、自由に生活することが可能です。

4.施設を選ぶ際のポイント3つ

高齢者が入居する施設を選ぶ際のポイントをご紹介しましょう。

4-1.どんな目的で利用するか

まずは、どんな目的で高齢者施設を利用したいのかを明確にしましょう。「介護が必要になったので自宅での生活は難しい」「介護は必要ないが一人で暮らすのは心配」など、さまざまな状況があると思います。要介護度が高い場合は介護付有料老人ホーム、必要に応じて介護が必要な場合は住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅がおすすめです。状況によって選ぶべき施設は変わってくるため、まずは何を目的としているのかはっきりさせることから始めましょう。

4-2.どんな生活を送りたいか

どのような生活を希望しているかも重要なポイントになるでしょう。さまざまな介護サービスを利用したいのか、充実した設備で楽しみながら生活したいのか、自由度の高い生活がしたいのか、希望する生活を考えてみてください。「今までの生活と大きく変わるのは抵抗がある」という人には、サービス付き高齢者向け住宅がおすすめです。

4-3.家族の要望も考慮する

本人だけでなく、家族の要望も考慮して選びましょう。施設に入居しても結局は心配ごとが多い・家族の負担が大きいということになると、意味がありません。また、いつでも自由に会える環境を希望する家族も多いでしょう。そういった家族の要望も取り入れ、全員が納得できる選択をするのが理想です。

5.サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームに関するよくある質問

「サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームについて知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.サービス付き高齢者向け住宅の家賃はいくらぐらいですか?
A.住宅によって異なりますが、10~30万円前後が相場となっています。

Q.サービス付き高齢者向け住宅の生活相談サービスとは、具体的にどのような内容ですか?
A.病院への付き添いや買い物代行・家族への連絡代行などが主なサービス内容になります。

Q.サービス付き高齢者向け住宅のデメリットを教えてください。
A.介護度が高くなると住み続けるのが難しいことや、利用する介護・医療サービスによっては支払う費用が高額になることなどです。

Q.サービス付き高齢者向け住宅と住宅型有料老人ホームで迷っています。何を決め手にすればよいでしょうか?
A.住宅型有料老人ホームは入居者同士の交流も盛んでにぎやかに暮らすことができます。サービス付き高齢者向け住宅は入居者同士の交流は少ない分、自由度の高い生活を送ることができるでしょう。本人がどちらを希望するかにもよります。

Q.健康型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅では、どちらの費用が高額ですか?
A.施設が充実している分、健康型有料老人ホームのほうが高額な傾向があります。

まとめ

サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームの違いについて、詳しくご紹介しました。高齢化社会がすすむ現代、自分自身や家族の老後の暮らしについて不安を抱える人は多いでしょう。ぜひこの記事を参考に、選ぶべき老後の住まいについて考えてみてください。