終活を考えている方必見!エンディングノートの利用方法とは!?

はてなブックマークに追加 Twitterでシェア Facebookでシェア

高齢化社会を迎えた日本では、少し前から「終活」という言葉がいろいろなところで見られるようになりました。
テレビや雑誌などで特集が組まれるようになり、エンディングノートや遺言を書く方も増えています。
しかし、その一方で「終活をしたいけれど、何をどうやったらよいか分からない」という方もいるでしょう。
そこで、今回は終活の意味や目的、さらにやり方やアドバイスを求められる場所をご紹介します。

  1. 終活って何?
  2. 終活のやり方とは?
  3. 遺言書、生前整理、葬儀について考えよう
  4. 終活セミナーや書籍の紹介
  5. 終活にかんするよくある質問

 一昔前は、亡くなった後の始末は家族がつけてくれました。
しかし、今では生涯独身で過ごす「おひとりさま」も少なくありません。
老後が不安な方も多いでしょう。
この記事を読めば終活のやり方だけでなく、よき老後の迎え方も分かります。
終活に興味がある方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。


1.終活って何?

始めに、終活とはどのようなことか、ということをご紹介します。
いったいなぜ、世間の注目が集まっているのでしょうか?

1-1.終活の内容とは?

終活とは、2010年ころより主に遺品整理にかかわる方たちから発信され出した造語です。
その後、遺言書やエンディングノートの普及とともに終活への認知度も飛躍的にアップしました。
終活の内容をまとめると「よりよき人生の最後を迎えるために、できることを行う」ということ。
ですから、人の数だけ終活のやり方があるのです。

1-2.なぜ、終活への関心が高まっていったのか?

一昔前まで、世間では死後の話をすることがタブー視されていました。
ですから、遺産や葬式、遺言書の話をすると「縁起でもない」といわれることも多かったのです。
しかし、ご近所や親せきたちとの付き合いが希薄になり、高齢者だけの世帯が増えるにつれて、状況が変わってきます。
葬式のやり方やかける金額、さらに遺産相続や遺品整理に悩む方が増え、終活の重要性が理解されてきたのです。
また、高齢になっても独身のままの方が増えたのも理由のひとつでしょう。

1-3.終活の目的

終活は、よりよく人生の最後を迎えるために身辺を整理整頓する活動のことです。
今は、「亡くなったらそれで終わり」というわけにはいきません。
遺族は葬儀をとりおこない、財産分与と遺品整理を行わなければならないのです。
一緒に暮らしていれば、ある程度資産や持ちものも把握できていますが、高齢者だけで生活していた場合は資産を把握するだけでも大変でしょう。
また、家族がいないと遠縁の親せきや自治体に死後のことを頼まなければなりません。
つまり、故人の身辺が整理されていれば遺族はスムーズに死後の手続きができて、ゆっくりと供養することもできるでしょう。
また、今は高齢者向けの住宅やグループホームに入所し、そこで一生を終える方も少なくありません。
この場合の引っ越しも、終活をやっている人の方がスムーズにいくでしょう。
さらに、人生の残された時間を有意義に過ごし、今までの人生を振り返るためにも終活は有効です。

2.終活のやり方とは?

この項では、終活のやり方やできることの一例をご紹介します。
これはあくまでも一例ですが、参考にできることは参考にしてください。

2-1.終活はいつから始めたらいいの?

終活は「いつから始めなければいけない」という決まりはありません。
ただ、あまり早く始めても意味がないでしょう。
逆に、高齢になってからでは思うように体が動きません。
目安としては定年退職をした直後というのが、分かりやすいでしょう。
時間に余裕もできますし、新しい生活スタイルを築くためにも、身辺整理はお勧めです。

2-2.最初にやることは何?

終活というと、遺言書を作成したり葬儀のやり方を相談したりというイメージを持っている方もいるでしょう。
それは、最後にやればよいことです。
まず、やるべきことは不用品の処分でしょう。
生活が変われば、今まで必要だったものも不必要になります。
また、今まで仕事を理由に片付けをさぼってきた方は、ここで家の中を整理してみてください。
年齢が高い方ほど、不要になってもものが捨てられない傾向にあります。
もし、自分ひとりでできないのなら、業者に依頼してもよいでしょう。
なお、最近は終活ノートといって、終活のやり方や自分がやりたい終活などを書けるノートも販売されています。
ですので、不用品の整理が終わったら、そのようなノートを利用してやりたいことを書きだしてもよいでしょう。

2-3.財産を把握しておこう

遺言書を書く前に、ぜひ行っておきたいのが自分名義の財産を把握しておくことです。
「土地家屋敷かない」という方もいるかもしれませんが、自分名義の口座の中にあるお金は、すべて自分の財産になります。
また、借金も負の財産です。
最近は、インターネットバンキングを利用する方も増え、通帳のない口座も増えています。
ですから、財産の目録を作っておくと遺族が助かるでしょう。
また、骨とうをはじめとする美術品や、高値で取り引きされているホビー、古書などを持っている方も、その価値を明記しておいてください。
現金や有価証券以外の故人の持ちものは遺産扱いになりますが、それが金銭的な価値があるものの場合だと、トラブルの原因になるでしょう。
遺言書を作成するときにも役に立ちます。

2-4.エンディングノートを書こう

エンディングノートとは、配偶者や子ども、孫にあてたメッセージや葬儀、埋葬法の希望。
さらに、愛用品の分配方法など、自分の死後に遺族に行ってほしいことを書くノートです。
遺言書よりも自由に書けるので、伝えたいことを何でも書いておきましょう。
専用のノートも書店などで販売されていますが、ごく普通の大学ノートでもかまいません。
書式も決まっていませんから、長い時間をかけて少しずつ書きためていってもよいでしょう。
ただし、エンディングノートに法的な効力はありません。
ですから、財産分与の方法などは遺言書を作成しましょう。

2-5.老後のことを考える

今は寿命が延びた反面、寝たきりになったり認知症になったりする方も珍しくありません。
こうなると、残された家族も大変です。
また、体が動かなくなってから施設などを探しても、受け入れてくれるまでに時間がかかるかもしれません。
老夫婦だけの世帯や、1人暮らしの場合は自宅で動けなくなると、命の危険もあるでしょう。
そこで、あらかじめ施設などを見学し、入居申し込みなどをしてください。
これも、終活の一部です。

2-6.死後のことを考える

今は、葬儀も埋葬の仕方も自由度が上がっています。都市部ほどお寺に縁のない人が増えているでしょう。
また、故郷を遠く離れてお墓参りなどができない人も少なくありません。
そこで、お墓を購入したり、今あるお墓を移したり、葬儀の方法を決めたりしましょう。
これは時間のかかることなので、ゆっくりとやっていってください。

3.遺言書、生前整理、葬儀について考えよう

さて、ざっと終活のやり方についてご説明しましたが、まだまだ分からないことも多いでしょう。
そこで、この項では特に皆様の関心が高いと思われる、遺言書、生前整理、葬儀について詳しくご紹介していきます。
なぜ、この3つが特に重要なのでしょうか?

3-1.遺言書について

遺言書とは、法的な効力のある故人の願いを文章化したものです。
一例を挙げてみましょう。
故人が残した財産は法律に従って法定相続人に分配されます。
しかし、自分の残す財産は自由に分配したい方も多いでしょう。
その場合、遺言書に誰に、どのくらい財産を残しておきたいか書いておけば、法律より遺言書が優先されるのです。
また、事業の跡継ぎを指名したり、子どもの認知なども行えたりします。
遺言書は法的効力があるので、全文手書きであることが条件です。
パソコンで作成したり、ボイスレコーダーやビデオに肉声を取ったりしたものは無効になります。
また、必ず末尾に作成年月日と氏名、捺印(なついん)をしておきましょう。
さらに、ふたり以上で書いたものや内容が意味不明なもの、相続人が分からないものなどもすべて無効です。
また、「遺言書」と明確に証明できないものも認められません。
そのため、素人が見よう見まねで書くよりも、遺言書の書き方セミナーなどに通ったり、司法書士などの法律家に作成してもらったりしましょう。全国公正証書役場で公正証書遺言を作成してもらう方法もあります。
財産がある人ばかりでなく、結婚や離婚をして家族関係が複雑な方も、ぜひ遺言書を作っておきましょう。
なお、財産を受け継がせる親族がいない場合は、寄付をする先なども遺言書で製作できます。

3-2.生前整理について

生前整理とは、前項でご紹介した不用品整理の続きでもあります。
不用品を処分したら、必要なものを分かりやすくまとめておきましょう。
たとえば、死後遺族に分配してほしいもの、趣味仲間に分けたいもの、寄付をしたいもの、などに分けておくと遺族も分配がスムーズにいきます。
また、財産の目録、金銭的な価値の高い遺品などの目録も作っておくことも、生前整理のひとつです。
前述した遺言書では、書けることに限りがあります。
ですから、「自分にはこれだけ財産があるよ」と明確にしておけば、遺族も助かるでしょう。
もちろん、借金の有無も書いておいてください。
また、今は「デジタル遺品」といわれるSNSのアカウントやブログも持ち主の死後どうするか、ということが問題になっています。
パソコンなど、個人情報の宝庫でしょう。
もし、SNSやブログを通じて交流のある方がたくさんいる場合は、自分が亡くなったら表示してほしいメッセージなどをエンディングノートに書いておくとよいですね。
また、パソコンの初期化の仕方なども分かりやすく書いておきましょう。
ほかの人に見られたら困る情報などは、一か所にまとめておき、「中を見ずにそのまま捨ててほしい」と伝言しておいてください。

3-3.葬儀について

昔は葬儀というと、仏教、キリスト教、神道などなんらかの宗教の形式にのっとったものが普通でした。
しかし今では、宗教色のない葬儀をするケースも増えています。
菩提寺(ぼだいじ)がない、遠い、宗教を信じていないという場合は、宗教色のない葬儀の方がよい場合もあるでしょう。
また、遺族がいない場合は宗教による葬儀をすると法事なども行えません。
なお、最近は葬儀を行わない直葬、病院から直接斎場へ向かい、そのまま火葬にしてしまうゼロ葬儀などもあります。
さらに、「生前葬」といって生前に自分の葬儀を行ってしまう方もいるのです。
ただし、まだ認知度が低い葬儀を行ってしまうと遺族が非難されることもあるので、よく話し合って決めましょう。
最近は、自分の葬儀代にあてる「葬儀保険」などもあるので、入っておくと便利です。
また、先祖代々のお墓を移動させたり永代供養を行う墓に移したりする「墓じまい」も必要とあればやっておきましょう。

4.終活セミナーや書籍の紹介

さて、いかがですか?終活について少しはお分かりいただけましたでしょうか?
しかし、自分でやるのは大変だ、と思った方もいると思います。
この項では、そんな方たちの参考になるように、終活セミナーや書籍をご紹介していきましょう。

イオンの終活

大手スーパーのイオンが行っている、終活セミナーです。
会員になるとセミナーに参加できたりサポートセンターでアドバイスが受けられたりします。
全国に支部がありますので、転居しても安心ですね。

終活フェスタ

終活の総合フェスティバルです。
毎年全国各地で行われており、ここでご紹介するのは、2016年9月11日に東京で行われるもの。
証券会社、葬儀社、霊園、生前整理の会社などのブースが多数出展し、終活で利用できる企業や会社を一度に知ることができます。

終活にかんする本の紹介

こちらのページでは、終活にかんする本をまとめて紹介しております。
終活にかんする本はたくさん出版されていますが、比較的人気の本が集められているので、興味があったら確かめてみましょう。

終活コンシェルジュ

終活をサポートする社団法人です。主に高島平駅を中心として活動しており、おひとりさまの保証人になってくれたりもします。
家族や親せきがいないので、老後が不安という方は一度相談をしてみましょう。

5.終活にかんするよくある質問

Q:遺言書を書きなおしたいのですが可能だろうか?

A:もちろん可能です。遺言書は何度も書き直せますが、その際は古い遺言書は必ず破棄してください。

Q:おひとりさまですが、死後のことを誰に頼んだらいいの?

A:今は、遺品整理会社が故人の後片付けを請け負うサービスを展開しています。
会社によってサービスの内容が違うので、まずはよく確認して申し込んでみましょう。

Q:遺灰を海にまいてほしいけどできるかな?

A:散骨ができる場所なら大丈夫です。
ただし、個人で勝手に海に遺灰をまくと罪に問われますので気をつけましょう。

Q:家に不用品がありすぎてとても片付けられない。どうしよう?

A:クリーニングサービスや不用品回収業者を利用しましょう。
お金はかかりますが、効率よく不用品を処分できます。

Q:親に終活をしてほしいけれど、話を聞いてくれない。どうしたらいい?

A:年配の方の中には、死後の話に強い拒否感を持つ方も少なくありません。
ですから、終活セミナーなどに一緒に参加して、少しずつ認知してもらいましょう。

まとめ

いかがでしたか?今回は終活の定義ややり方についていろいろとご紹介しました。
終活は一朝一夕に終わるものではありません。
また、やり方や必要としていることも人によって差があります。
じっくりと腰を落ち着けて取り組んでみましょう。