老後の住み替えを検討したい人必見! 住み替え場所を選ぶポイントは?

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今、老後に住み替えを検討する人が増えています。若い頃には気にならなかったけれど、年を取ると暮らしにくさを感じる家も珍しくありません。住み替えをした結果、生活が便利になって自分でできることが増えたという人もいるでしょう。その一方で、「住み替えを希望しているが、何から手をつけていいか分からない」と悩んでいる人もいると思います。
そこで、今回は老後の住み替えをスムーズに行う方法を解説しましょう。

  1. 老後に住み替えを考えるきっかけ
  2. どのような場所に住み替えるべき?
  3. 住み替え先を選ぶポイント
  4. 住み替えの準備について
  5. 老後の住み替えで選んではいけない場所
  6. 老後の住み替えに関するよくある質問
  7. おわりに

この記事を読めば、住まいを替える手順や注意点もよく分かります。老後に住み替えを検討している人や、親が住み替えを希望している人は、ぜひ読んでみてくださいね。


1.老後に住み替えを考えるきっかけ

はじめに、老後の住み替えを検討する主な理由を解説します。どのような理由で住み替えを考え始めるのでしょうか?

1-1.子どもの独立

子どもが独立すれば、部屋数はそれほど必要なくなります。年を取ると広い家は管理が大変、と思う人も多いことでしょう。また、夫婦2人が暮らせる広さの家ならば、駅の近くで地価が高めの場所でもよい家が見つかる可能性が高くなります。

1-2.家の老朽化

家は、定期的なメンテナンスが必要です。しかし、メンテナンスにも限度があります。築30年以上たった家は、建て替えと同じくらい費用がかかる大規模リフォームをすすめられることも珍しくありません。それだけのお金があれば、新しい家に住み替えたいという人も多いでしょう。

1-3.老後の安全性

年を取ると、若い頃には気にならなかった段差にもつまづくようになります。古い家ほど段差が多く、階段も急な造りです。バリアフリーリフォームをするケースもありますが、家が老朽化している場合は、住み替えの方が安くつくこともあるでしょう。

1-4.生活の利便性

高齢になってくると、車の運転も大変になります。徒歩圏内に駅や買い物ができる場所・病院・市役所などがあった方が格段に便利です。1-1でご説明したように、夫婦ふたりだけならば、それほど広い家は必要ないという人もいるでしょう。また、ライフスタイルの変化により、現在住んでいる場所以外のところの方が住みやすくなるというケースも珍しくありません。

2.どのような場所に住み替えればいいの?

この項では、老後の住み替えを考える際、どのような場所がおすすめかを解説します。どのような場所がいいのでしょうか?

2-1.賃貸か持ち家か

一般的に、高齢になるほど賃貸物件は借りにくくなります。しかし、賃貸物件は入居して気に入らなければ借り換えも簡単です。一方、持ち家は将来子どもや孫に財産として物件を残すこともできます。ただし、高齢になれば組めるローンの額も限度があるでしょう。固定資産税もかかります。自分の資産と相談して柔軟な対応をしましょう。

2-2.マンションか一戸建てか

老後の住み替えを行う際、6割以上がマンションへと引っ越しています。マンションはセキュリティーがしっかりしていて、ワンフロアのため管理も楽です。また、共有部分は管理会社が手入れをしてくれます。その一方で、騒音問題などが一戸建てよりも起こりやすいでしょう。一戸建ては、マンションよりも管理は大変ですが、ガーデニングや楽器演奏なども楽しむことができます。自分が家に求めていることは何かを明確にすれば、選択もしやすいでしょう。

2-3.シニア向け物件について

シニア向け物件とは、高齢者が暮らしやすいように設備が充実している物件のことです。看護師が24時間常駐していたり、レストランや買い物代行サービスなどが利用できたりします。費用はかかりますが、夫婦ふたりや高齢者の1人暮らしが難しいという場合におすすめです。物件ごとに入居の条件が異なるので、まずは資料を取り寄せてみましょう。

3.住み替えを先を選ぶポイント

この項では、住み替え先を選ぶポイントを解説します。どんな点に注意したらいいのでしょうか?

3-1.価格について

老後は、現役の頃よりも収入は減ります。また、若い頃のようにローンを組むことも難しいでしょう。家を売却した場合は、そのお金が手元に残ります。そのお金で賄えるくらいの物件が見つかれば理想です。また、実家を賃貸物件にして、入ってくる家賃を住み替え先の家賃に回すという方法もあります。

3-2.広さについて

高齢になると、広い家を管理するのは大変です。そのため、以前の家より狭い物件を選んだ方が満足しやすいでしょう。来客用部屋を確保しようとすれば、それだけ管理も大変になり費用もかかります。駅に近い物件ならば、周囲に宿泊施設も充実しているので、子どもや孫が遊びにくる場合は、近くのホテルなどを利用しましょう。

3-3.立地について

老後の住み替え場所は、車がなくても生活できる場所を選ぶことが大切です。前述したように、高齢になると車の運転が大変になります。駅・病院・自治体の施設・スーパーなどが徒歩圏内にあれば、買い物や通院にタクシーを利用してもそれほど費用はかかりません。

4.住み替えの準備について

この項では、住み替えをする前にやっておくべきことを紹介します。ぜひ、参考にしてください。

4-1.不要なものを処分する

現在住んでいる家よりも狭い物件に引っ越す場合、不要なものをすべて処分していく必要があります。長年住んでいる家には、思っている以上の荷物があるはずです。子や孫の荷物がある場合は、事情を話して引き取ってもらうか許可を得て処分してください。持ちものが少なくなれば、引っ越しも楽です。時間をかけて整理していきましょう。

4-2.ハウスクリーニング

家を売却したり賃貸にだしたりする場合は、ハウスクリーニングを入れましょう。築年数がたった家でも、プロが掃除をすれば見違えるようにきれいになる可能性があります。庭がある場合は、庭も手入れしてもらいましょう。荷物をすべて運び出した後に掃除をしてもらえば、すみずみまできれいにしてもらうことができます。

4-3.空き家の管理者を決める

今まで住んでいた家をしばらくはそのままにしておくという場合は、管理者を決めましょう。締めきった空き家は人が住んでいる家より傷みやすいものです。定期的に風を通しましょう。ただし、空き家をそのままにしておくのも維持費がかかります。

5.老後の住み替えで選んではいけない場所

老後の住み替えで選んではいけない物件は、田舎の一戸建てです。「定年退職後は、空気のきれいな田舎で晴耕雨読の生活がしたい」と思っている人も多いでしょう。しかし、田舎はどこに行くにも車が必要です。60代ならばまだ車の運転も問題ありませんが、70代、80代ではどうでしょうか? また、高齢になってから新しい環境になじむのは大変です。老後の住み替え先は旅行気分で選んではいけません。20年後、30年後を考えて決めましょう。

6.老後の住み替えに関するよくある質問

Q.老後の住み替えは、何歳くらいまでに実行するのがいいでしょうか?
A.高齢になるほど引っ越しが大変になります。60代前半までに行うのがおすすめです。

Q.老後の住み替えに海外を検討しています
A.海外移住に憧れるシニア世代はたくさんいますが、言葉の壁や受けられる医療の質が低いなど問題も多いでしょう。単に「海外は物価が安いから」というだけで移住を決めないよう、下調べをしっかりとすることが大切です。

Q.子どもが家の売却に反対しています。
A.子どもと意見が分かれる場合は、家の所有権を子どもに移してしまうのもひとつの方法です。固定資産税は親もちで、自分は好きなときに来て利用したいというのはワガママでしょう。

Q.シニア向けの物件は、持病がある人は入れないのですか?
A.物件によって条件が異なるので、まずは資料を取り寄せてよく確認してください。

Q.どうしても老後は農地を耕し、のんびりと田舎の空気を満喫してみたくてたまりません。
A.東京や大阪でも、少し中心部から離れるだけで畑を借りれるような場所があります。そのような場所を探してみてください。

Q.不用品がたくさん出た場合、一度に処分する方法はありますか?
A.不用品回収業者を利用してみましょう。一度に大量の不用品が処分できます。買い取りも同時に行っている業者もあるので、「まだ使えるものは売却したい」という人にも便利です。

7.おわりに

いかがでしたか? 今回は老後の住み替えについて解説しました。今や老後は20年以上ある人も珍しくありません。20年後も同じ場所で不自由なく暮らせるかどうかを考え、住み替え場所を選びましょう。