遺品整理で出てきた現金の正しい扱い方~遺品整理のポイント~

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ものが多ければ多いほど親の遺品整理に時間と手間がかかってしまいます。
もし、遺品整理をすすめる途中で「現金」が出てきたら、一体どう扱えば良いのでしょうか。
困りがちな「現金」の取り扱い方について説明します。
これから、遺品整理中の現金の扱い方や現金が出てきたときの対処・注意点、知っておきたい遺産整理のポイントなどチェックしていきましょう。
親の遺品整理をすすめている人はぜひ参考にしてください。

  1. 遺品整理中に出てきた現金の扱い方
  2. 現金が出てきたときの対処・注意点
  3. 知っておきたい遺品整理のポイント
  4. まとめ

1.遺品整理中に出てきた現金の扱い方

親の遺品はすべて形あるものとは限りません。
証券や現金など予期せぬところから大金が出てくるケースがあります。
もし、大量の現金が出てきたらどう扱えば良いのでしょうか。
そこで、遺品整理中に出てきた現金の扱い方について説明します。

1‐1.現金でも立派な「遺産」の1つ

たった1,000円でも親が遺(のこ)した現金は、立派な遺産の1つです。
発見した人が勝手に分割することはできません。
親の遺品整理をしている最中に出てきた現金は、相続人すべてに受け継がれる遺産でもあります。
相続人で話し合いもせず勝手に振り分ける行為は法律違反になるので注意しなければなりません。
適切な扱い方としては、相続人同士で話し合うことです。
相続人たちが集まって、現金の分与についてきちんと話し合ってください。
遺品としての現金は正しい方法でわけていかなければなりません。
素人では知識が足りないので、専門家である弁護士へ相談したほうが良いでしょう。
基本的に、遺品整理中に出てきた現金は相続人同士で話し合うことが大切です。

1‐2.入念な「遺産分割協議」を重ねる

相続人が多いければ多いほど「遺産分割協議」が大切になります。
遺産分割協議とは、“相続遺産のわけ方”です。
話し合いで遺産分割協議をすすめていきますが、全員が納得できないケースは家庭裁判所まで持っていかなければなりません。
家庭裁判所で相続人への遺産相続が決まります。
遺産整理中に発見した現金が高額になるほど、相続人同士の争いが起こりやすくなるでしょう。
遺言書があれば遺言どおりにわける「指定分割」になります。
しかし、遺言書に記載していない限り、遺産分割協議が大切なポイントです。
不動産や証券と同じく、現金も遺産分割の対象になるので注意してくださいね。
相続人が全員納得できるよう話し合いを重ねていきましょう。

1‐3.遺産相続に必要な「遺産目録」

遺産整理中に出てきた現金の扱い方にはほとんどの人が困るものです。
遺産の1つである遺産をスムーズに相続するためにも、「遺産目録」が必要になるでしょう。
遺産目録とは必ず提出しなければならない書類ではありません。
しかし、相続税の問題が出てくる場合は別です。
親の遺産を相続する際、金額によって相続税が必要になります。
相続税の金額をハッキリするには遺産目録が必要になるのです。
遺産目録を持っておけば、相続税申告の際に手間がかかりません。
スムーズに相続できるので遺品整理の負担が少なくなるでしょう。
また、相続人同士の話し合いも円滑にすすむことができます。

2.現金が出てきたときの対処・注意点

2‐1.現金の金額によって異なる相続税

現金も大切な遺産の1つだと説明しました。
遺産の1つになるため、相続税が必然的にかかります。
相続税の金額は現金の額によって異なるものです。
しかし、遺産の額によっては相続税がかからない場合もあります。
たとえば、親の財産から借金と葬式費用を引いた金額が基礎控除額以下になった場合です。
基礎控除額以下の場合は相続税がまったくかかりません。
逆に、基礎控除額以上になれば相続税がかかります。
基礎控除額の計算方法は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」です。
法定相続人の数が3人の場合、基礎控除額が4,800万円になります。
借金と葬式費用を差し引いた親の遺産が4,800万円以上の場合は、相続税がかかる仕組みです。
現金が出てきたときは遺産の中に入るので計算しなおさなければなりません。

2‐2.相続人が全員集まったうえで遺品整理をする

最近、遺品整理における親族同士のトラブルが相次いでいます。
親族同士のトラブルは親族関係に溝ができてしまうので注意しなければなりません。
特に、100万以上と現金の額が多くなればなるほどトラブルが起きやすくなります。
トラブルを回避するためにも、相続人が全員集まってから遺品整理をすすめてください。
たとえ、相続人の1人が現金を発見したとしてもすぐに全員で対処できます。
発見者が現金を隠してしまわないように全員で遺品整理をすすめることが大切です。
あくまでも、現金を発見した人の申告がなければ意味がありません。
トラブル防止にも遺品整理のすすめ方やポイントをチェックしておきましょう。

3.知っておきたい遺品整理のポイント

3‐1.トラブルになりそうなときは専門家に相談する

遺品整理をすすめるにあたり、相続人全員ですすめるのは基本です。
ただし、相続人全員が集まる機会はなかなかないでしょう。
お通夜や葬式ではバタバタしてしまいます。
そこで、おすすめしたいのが49日などの法事です。49日であれば相続人全員が集まりやすいでしょう。
相続税がかかる場合、遺品整理が長引くほどお金がかかってしまいます。
よって、できるだけ早めに遺品整理を始めてください。
ただし、整理の途中で現金のような予期せぬものが出てきたらトラブルになりやすくなります。
現金の扱い方に困った場合は専門家に相談したほうが安心でしょう。
弁護士や法律相談所など、相続・遺産に詳しい人に相談してください。
そして、適切な判断をあおぎましょう。

3‐2.遺品整理を業者に依頼する

親と離れて生活していた場合、遺品整理をするのも時間と手間がかかります。
自分たちですすめるのも良いですが、業者に依頼するのも1つのポイントです。
遺品整理を受けつけている業者はあります。
業者によってサービス内容は異なりますが、遺品整理から不用品の処分をスピーディーにしてくれるでしょう。
親の遺品が多い場合は思いきって業者に依頼したほうが効率的です。
遺品整理を依頼する前に、要らないものと必要なものの分類を業者と相談しておきましょう。
また、現金が出てきた場合の対処法もチェックしてください。
業者の中には、使えるものを買い取りしているところもあります。
買い取りできるものを買い取ってくれるなら、遺品整理にかかる費用も節約できるでしょう。
遺品整理を業者に依頼する際は、必ず「見積もり」を確認してくださいね。

4.まとめ

遺品整理中に出てきた現金の扱い方や現金が出てきたときの対処・注意点、知っておきたい遺品整理のポイントについて説明しました。いかがでしたでしょうか。
タンスやバッグの中など、予期せぬところから親の現金が出てくることがあります。
現金は立派な遺産の1つです。
遺産になっている限り、適切な方法で遺産相続をしていかなければなりません。
必ず相続人同士で話し合い、遺産のわけ方について話し合っていきましょう。
話し合いで納得できない場合は、家庭裁判所で遺産相続をすることになります。
できるだけトラブルにならないよう、相続人が集まったうえで遺品整理をすすめてください。
トラブルになりそうなときは、すぐ専門家に相談することが大切です。