エンディングノートの書き方と知っておくべき4つのポイント

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終活という言葉が注目を集めるようになった今、「エンディングノートの書き方を知りたい」という人も多いと思います。残された人生を自分らしく生きるため、そして、残された家族のために、エンディングノートには一体どのようなことを書けばよいのでしょうか。エンディングノートは「人生の記録」ともいえるものです。納得できる内容のエンディングノートを作り上げることができるように、記載すべき内容や書き方のポイントなどを知っておきましょう。

  1. エンディングノートは意思を自由に書き残すもの
  2. エンディングノートに書くべき内容は?
  3. エンディングノートを書くときのポイント
  4. エンディングノートに関するよくある質問

この記事を読むことで、エンディングノートの重要性や書くときの心がまえ・注意点などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。


1.エンディングノートは意思を自由に書き残すもの

まずは、エンディングノートの目的や重要性・形式・内容についてまとめました。

1-1.人生の終末期に向けた「最後の意思」

エンディングノートとは、人生の終わり方に関する「最後の意思」をまとめたものです。今までの人生を振り返り、残りの人生の在り方を考えるために書くものでもあり、亡くなった後の希望や要望を家族や友人に伝えるためのものでもあります。人生の終わりに向けて「自分はこれからどうしていきたいのか」「残された家族が困らないためにはどうすればよいのか」を考える機会が増えてくるでしょう。エンディングノートは、そういった不安や心配ごとを減らすためにも書いておくべきなのです。

1-2.ノートの形式に決まりはない

エンディングノートの形式に決まったルールは一切ありません。最近は書店などにもすでに項目が印刷されたエンディングノートが販売されていますが、必ずそれを使わなければならないわけではないのです。自分の好きなノートに書いても、パソコンやスマホを使って書いても問題ありません。もちろん、状況が変わって内容を変えたくなった場合は、新たにノートを買い直してもよいのです。

1-3.書く内容は基本的に自由

エンディングノートに書く内容は自由ですが、以下のようなことを記載しておくとよいでしょう。

  • 自分自身のこと
  • 医療や介護のこと
  • 資産のこと
  • 家族や親族のこと
  • 知人や友人のこと
  • 葬儀や納骨のこと
  • 家族へのメッセージ

2.エンディングノートに書くべき内容は?

エンディングノートに書くべき内容について、詳しくご説明します。

2-1.自分自身のプロフィールや個人情報

まずは、自分自身について書いていきます。本籍地や生年月日・血液型をはじめ、趣味や特技・好きな食べものなどのプロフィールを書いておくとよいでしょう。そのほかにも、携帯電話やパソコンのIDやパスワード・ガスやNHKなどの契約内容・マイナンバーや健康保険証などの個人情報もまとめておくと安心です。

2-2.預貯金や年金・ローン・クレジットカードなど資産について

資産についての記載は特に重要です。預貯金の銀行名や口座番号をはじめ、ネットバンキング用のIDなども書いておきましょう。そのほかにも、基礎年金番号や年金の種類、ローンが残っている場合は返済先の名称や返済方法、クレジットカードの名称や電子マネーについてもまとめておいてください。

2-3.持病や延命治療など医療や介護について

亡くなった後のことだけでなく、病気で入院したり介護が必要になったりしたときのことを考えておくことも必要です。かかりつけの病院名や連絡先・持病がある場合は病名を記載しておきましょう。また、回復が見込めない病気にかかった場合の延命措置についても記載しておくと、家族への負担を減らすことができます。介護が必要になった場合の希望介護施設や費用についても書いておくとよいでしょう。

2-4.葬儀や納骨に関する希望

希望する葬儀の規模や内容・葬儀に参列してもらいたい人・遺影に使ってほしい写真などがあればまとめておきましょう。また、納骨方法やお墓を継承してほしい人など、希望があれば書いておくことをおすすめします。

2-5.死後に連絡してほしい親族や知人の連絡先

自分が亡くなった後、連絡してほしい親族や知人の連絡先もまとめておきましょう。連絡先をまとめておけば、入院したときや施設に入所したときなどにも家族に連絡してもらうことができます。一覧にしておくとよいでしょう。

2-6.家族に残したいメッセージ 

普段面と向かって家族に伝えにくいことを、メッセージとして残しておくのもおすすめです。認知症などで判断力を失ってしまったときに読んでもらう前提でもよいでしょう。

3.エンディングノートを書くときのポイント

エンディングノートを書くときのポイントやコツ・注意点などをご紹介しましょう。

3-1.空欄があってもよいので書けるところから書く

エンディングノートは1ページ目から順番に書いていく必要はなく、空欄があってもよいので書けるところから書いていきましょう。最初から完璧に書こうとすると挫折してしまいます。年齢を重ねるごとに状況が変わってくるのは当然のことであり、そのときの気持ちで書いていけばよいのです。まずは興味のあるところや特に心配なところから書いていくと進めやすいでしょう。

3-2.遺言状のような法的効力はない

エンディングノートには遺言状のような法的効力はありません。そのため、希望を書いても必ず実行されるとは限らないのです。特に遺産相続については、エンディングノートに書いただけでは意味のないものになってしまう可能性があるため、注意してください。遺産相続に関する希望がある場合は、遺言状も作成した上で、エンディングノートと上手に使い分けるとよいでしょう。

3-3.盗難の可能性も考えた内容にする

万が一、エンディングノートが盗難にあってしまった場合のことも考えなければなりません。内容によっては不正に利用される可能性もあるのです。そのため、キャッシュカードの暗証番号や預金額までは記載しないようにしましょう。

3-4.家族と話し合いながら書くことも大事

エンディングノートは一人で書くよりも、家族と話し合いながら書くことをおすすめします。家族の負担を減らすために書いたはずのエンディングノートが、家族の意思に沿わない内容だったことで、逆に負担になってしまう可能性もあるのです。特に、介護や葬儀・お墓・遺産などの内容は、家族でしっかり話し合いをした上で決めていきましょう。

4.エンディングノートに関するよくある質問

「エンディングノートを書きたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.  エンディングノートを書くノートは、どのように選べばよいですか?
A.厚さのあるものや薄いもの・丁寧な解説が付いているものやフリースペースが多いものなど、エンディングノートにもさまざまな種類があります。自治体や葬儀会社が無料配布しているものもあるため、何冊か使い比べてみるとよいでしょう。

Q.使いやすくおすすめのエンディングノートを教えてください。
A.コクヨの「もしもの時に役立つノート」がおすすめです。さまざまな情報を書き込めるようになっており、自分のための備忘録としても、家族との情報共有にも使えます。

Q.エンディングノートに関することはどこに相談すればよいでしょうか?
A.終活カウンセラーに相談するのがおすすめです。行政書士や税理士・葬儀屋などが終活カウンセラーの資格を持っていることも多いため、探してみるとよいでしょう。また、こちらのサイトからお近くの終活カウンセラーを検索することも可能です。

Q.飼っているペットのこともエンディングノートに書いてよいでしょうか?
A.もちろん書くべきです。自分が世話をできなくなった後も面倒を見てもらえるように、普段食べているものやかかりつけ医の連絡先などを書いておくことをおすすめします。

Q.  エンディングノートを保管する際の注意点を教えてください。
A.個人情報や銀行口座などを記載している場合、保管場所に注意が必要でしょう。しかし、誰にも見つからない場所に保管してしまっては意味がありません。家族や信頼できる人に、保管場所を必ず伝えておきましょう。

まとめ

エンディングノートの書き方について詳しくご紹介しました。エンディングノートは家族のためだけでなく、自分の今後の人生においても重要な役割を果たすものです。残りの人生を自分らしく生きるためにはどのようなエンディングノートを残すべきなのか、ぜひこの記事を参考にして考えてみてください。