寺社で購入したお守りやお札の正しい捨て方とは?自分で処分できる?

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神社やお寺にお参りに行った際に、お守りを購入される方も多いでしょう。また、厄年や七五三、さらに受験のときになると祈祷をしてもらってお札を授かる方もいます。このようなお守りやお札の捨て方に困っているという方も多いでしょう。

そこで、今回はこれらの上手な処分の仕方をご紹介します。ゴミ箱に捨ててはならないと思う方も多いですが、捨て方さえ守れば大丈夫、という考え方もあるのです。お守りやお札の処分方法に困っているという方は、ぜひこの記事を読んで捨て方の参考にしてください。

  1. お守りやお札の効力はどれくらい続くの?
  2. お守りやお札はいつ捨てればいいの?
  3. お守りやお札の捨て方とは?
  4. 自分でお守りを処分する際の注意点
  5. キリスト教の祭具はどうやって処分したらいいの?
  6. おわりに

1.お守りやお札の効力はどれくらい続くの?

お守りやお札の効力に、明確な期限はありません。ですから、ものによっては何十年も家にお祀(まつ)りしてあるお札もあるでしょう。お守りも、思い出深いものならばずっと取っておいても構いません。しかし、一般的な解釈ではお守りの効力は約1年といわれています。

また、学業成就や厄年の厄払い、安産祈願など特定の目的のお守りやお札は、受験や厄年が終わったり、無事に出産をしたりしたら役目を終えたと考えられるのです。

2.お守りやお札はいつ捨てればいいの?

お守りやお札の効力の機嫌を1年と考えた場合、処分する時期は年末年始が最もよいタイミングでしょう。日本では、新年を迎えるときにすべての事柄を新たにする、という風習があります。昔は、下着や履物(はきもの)も、新年に新しくする人が多かったのです。ですから、お守りやお札も古いものを処分して新しいものを迎えいれましょう。

また、前述したように、学業成就や安産祈願など特定の目的のお守りは、受験や出産が終わったときが処分するにはよいタイミングです。

3.お守りやお札の捨て方とは?

では、お守りやお札はどうやって処分すればよいのでしょうか? この項では、具体的にご紹介します。

3-1.購入した神社やお寺に返しに行く

お守りやお札を購入した寺社に返しに行くのが、最も正しい処分方法です。社務所や事務所を備えている寺社の多くが、古いお札やお守りを回収する箱を備えています。ですから、そこに収めればよいでしょう。そのときに、お守りやお札と同程度の金額を「初穂料」として納めていくとスムーズです。受け取っていただけない場合は、さい銭箱にいれておいてもよいでしょう。

また、古いお守りやお札を収める箱がない場合は、寺社の方に収め方を聞きましょう。敷地内に勝手に置いたりさい銭箱の中にいれたりしてはいけません。なお、祈祷(きとう)を受けてお札を授かった場合は、お礼参りの案内が届く場合もあります。そのような場合は、お礼参りにお札を持っていきましょう。収めてくれます。

3-2.近所の寺社へ納めに行く

お守りやお札を授けてもらった神社が遠くて納めに行けないという場合は、近所の寺社に収めても構いません。ただし、できるならば神社のお札やお守りは神社へ、お寺のお守りはお寺へ納めましょう。一緒にしてしまう方が多いのですが、本来は神社とお寺は別の宗教になります。

また、お正月に神社やお寺に初詣に行くと、古いお飾りを収める箱や場所ができていることが多いです。そこに収めても構わないでしょう。初穂料や浄財を収めるのも忘れずに。

3-3.小正月の行事でお焚(た)き上げをする

地方によっては、1月15日前後に小正月の行事として、お正月のお飾りやダルマなどをお焚(た)き上げすることがあります。地方によって「どんど焼き」「三九郎」などの呼び名があるでしょう。そこで、お札やお守りをお焚(た)き上げしても構いません。地域によっては子どもたちがお飾りなどを集めにきますから、一緒に渡してください。

また、都市部では寺社の敷地内でこのようなお焚(た)き上げを行うことがあります。そこに参加してもよいでしょう。

4.自分でお守りを処分する際の注意点

仕事などが忙しくどうしても寺社に詣でる暇がないという方や、事情があって今すぐたくさんのお守りを処分したいという場合は、自分で処分も可能です。お守りの処分方法を記載してあるサイトには、「塩と一緒に燃やす」という方法を書いてあるところもありますが、これはよくよく注意して行ってください。現在の家屋は、法律に沿って火災報知機が設置されています。ですから、不用意にものを燃やせば火災報知機が作動するでしょう。

また、厚い木の板で作られたお札の場合は、ライターで火をつけたくらいでは燃えません。さらに、お守りの中にはプラスチック製のものもあります。これも、不用意に燃やすと有毒ガスが発生するでしょう。ですから、薄い紙製のお札や小さなお守り以外は、燃やさない方がよいですね。どうしても燃やしたいという方は、火の元に十分注意してください。

灰は川へ流せと指示しているところもありますが、不用意に灰を捨てると環境汚染になります。ですから、不要になったお守りを自分で処分したい場合は、白い半紙に塩と一緒に包んで燃えるゴミとして捨てましょう。ゴミ箱のゴミと一緒に捨てるのは気がひけるという場合は、きれいなビニール袋にいれて別に処分してください。

5.キリスト教の祭具はどうやって処分したらいいの?

日本は、信教の自由が認められているため、家族が別々の宗教を信仰していることも珍しくありません。その中でもキリスト教は信者も多いでしょう。しかし、キリスト教を信仰していた家族が亡くなった後、残された十字架や聖書などの聖具の始末に困ったという方も少なくありません。教会は、寺社のように聖書や十字架などの回収を行っていないところが多いのです。それは、このような信仰の道具に対する考え方が違うため。

十字架や聖書はあくまでも個人が信仰心を高めるために使うものであり、そこに神は宿っていないという考え方なのですね。ですから、仏教や神道ではタブーである聖具の譲り合いも認められています。そのため、故人の形見として信者の方にお譲りしても問題ありません。

また、十字架が壊れたり聖書がぼろぼろになってしまったりした場合は、使えないまでに壊してから捨てる、という習慣があります。抵抗があるかもしれませんが、教会も認めていることなので、行っても構わないでしょう。ただし、異なる考え方を持つ聖職者の方もいます。ですから、通っている教会がある方はそこの責任者に尋ねてみてください。

6.おわりに

いかがでしたか? 今回はお札やお守りの捨て方についてご説明しました。お守りやお札が捨てられずに、家にたくさんたまっているという方もいるでしょう。しかし、始末が遅くなるほど大変になっていきます。ですから、お守りやお札が不要になった場合は早めに始末してください。火で燃やす処分方法を示唆しているサイトはたくさんありますが、都市部ほどお勧めできません。

特に、集合住宅の場合は燃やせる場所もないでしょう。シンクや洗面所で燃やせば、設備が傷つきます。かといって、どこか適当な場所で燃やしてもいけません。火事になります。やはり、一番よい方法は白い紙に包んで捨てるか、神社やお寺に収めましょう。菩提寺(ぼだいじ)や氏子になっている神社がある方は、住職や神主に相談してみてもよいですね。
そのまま引き取ってくれるところもあります。さらに、前述したように、お正月は古いものを処分するチャンスです。初詣の際に一気にお守りなどを収められるように、今から準備をしておきましょう。