遺言書の偽造問題を筆跡鑑定で解決! 依頼方法や業者の選び方も!

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「遺言書が偽造された可能性があるが、筆跡鑑定を依頼すべきか?」とお悩みではありませんか? 遺言書は故人が自分自身の意思を書き残したものであり、法的効力を持ちます。万が一、遺言書が偽造されたものであった場合、大変なことになってしまうでしょう。「本当に故人が書いたものなのか?」「書ける状態でなかったはずなのに遺言書がある」という場合は、筆跡鑑定を依頼することも検討すべきです。

この記事では、遺言書の筆跡鑑定が必要なケースや、筆跡鑑定を依頼する流れなどを詳しくご紹介しましょう。

  1. 遺言書の偽造によるトラブル事例3つ
  2. 遺言書の筆跡鑑定が必要なケースは?
  3. 遺言書の筆跡鑑定を依頼する場合
  4. 遺言書が偽造だと発覚したらどうなるのか?
  5. 遺言書の筆跡鑑定に関するよくある質問

この記事を読むことで、遺言書の偽造を見抜くポイントや、偽造を防ぐ方法などが分かるはずです。

1.遺言書の偽造によるトラブル事例3つ

まずは、遺言書が偽造されたことによるトラブル事例をご紹介しましょう。

1-1.認知症の父に自分が有利になる遺言書を書かせた

認知症を患ったまま亡くなった父親の遺言書をめぐり、二人の兄弟が裁判で争うことになった事例です。父親の死後、見つかった遺言書には、「長男にすべての財産を譲る」という内容が書かれていました。しかし、認知症を患っていた父親が本当に自分の意思で遺言書を書いたのか、疑問に思った次男が弁護士に相談したのです。裁判の結果、父親が自分で遺言書の内容を判断できる状態ではなかったことが判明しました。

1-2.遺言書に書かれた字が明らかに本人のものではなかった

夫が亡くなった後、「愛人に全財産を」という内容の遺言書が見つかった事例です。しかし、明らかに本人の字ではないと判断した妻が、偽造を疑って裁判を起こしました。筆跡鑑定の結果、遺言書は愛人が書いたものであることが判明し、遺言書は無効になったのです。

1-3.「生前に聞いていた内容と違う」とトラブルに

「生前、病気の父親を一人で介護していた次男に全財産を譲る」という内容の遺言書が見つかりました。しかし、長男が「この遺言書は偽造されたものだ」と訴えてきたのです。調べた結果、遺言書は父親が書いたものだということが認められず、無効になってしまいました。

2.遺言書の筆跡鑑定が必要なケースは?

遺言書の筆跡鑑定が必要になるのは、以下のようなケースです。

2-1.本人が書いたとは思えない場合

「病気でこん睡状態だった」「認知症で字を書ける状態ではなかった」など、本人が書いたとは思えない遺言書が残っている場合は、筆跡鑑定が必要になるでしょう。また、「明らかに本人の字と違う」という場合も同様です。もちろん、健康状態や書いたときの状況によって普段と異なる字になることもあるため、専門的な筆跡鑑定で明らかにすることが必要でしょう。

2-2.第三者に書き換えられた可能性がある場合

故人が生前いっていたことと全く異なる内容の遺言書が残っている場合も、筆跡鑑定をすべきです。遺言の内容を知った第三者の手により、書き換えられた可能性が考えられます。

3.遺言書の筆跡鑑定を依頼する場合

遺言書の筆跡鑑定を依頼する方法や、依頼先の選び方などをまとめました。

3-1.専門機関や探偵事務所などに依頼できる

筆跡鑑定を依頼できる専門機関は、インターネットで検索すれば見つけることができます。また、探偵事務所でも依頼を受け付けているため、チェックしてみるとよいでしょう。鑑定方法や料金などはそれぞれ異なるため、しっかり比較したうえで選ぶことをおすすめします。

3-2.まずは無料見積もりの依頼を

筆跡鑑定を依頼する際は、まず無料見積もりを申し込みましょう。ホームページから無料見積もりの申し込みができる業者も多いため、確認してみてください。できれば複数の業者に無料見積もりを依頼し、内容を比較するのがおすすめです。そうすることで、大まかな相場を知ることができるでしょう。

4.遺言書が偽造だと発覚したらどうなるのか?

遺言書が偽造されたものだと判明した場合、どうなるのでしょうか。

4-1.遺言書は無効になる

偽造されたものだと判断された場合、その遺言書は無効になります。自筆証明遺言が有効となるためには、被相続人がすべて自分で書く必要があるのです。偽造された遺言書はこの要件を満たないことになります。

4-2.偽造した人物が罪に問われる

遺言書を偽造した人物は、罪に問われることになります。相続人としての資格も失うため、遺産を受け取ることは一切できなくなるでしょう。被相続人をだまして遺言書を書かせた場合も同様です。

5.遺言書の筆跡鑑定に関するよくある質問

「遺言書の筆跡鑑定について知りたい」という人が感じるであろう疑問とその回答をまとめました。

Q.筆跡鑑定により、裁判の判定がくつがえった事例もあるのでしょうか?
A.はい。そういった事例も報告されています。

Q.本人が書いたものであれば、本人が理解せずに作成した遺言書でも有効になるのでしょうか?
A.遺言能力がないと判断された場合は無効になります。

Q.遺言書の偽造を防ぐためには、どうすればよいですか?
A.公正証書遺言を作成するとよいでしょう。公証人と証人の立ち会いのもとで作成されるため、偽造される心配はありません。

Q.筆跡鑑定人になるには資格が必要なのでしょうか?
A.公的な資格はありません。そのため、筆跡鑑定の依頼先は実績などを参考にして慎重に選ぶ必要があるでしょう。

Q.遺言書の偽造トラブルはどこに相談すればよいですか?
A.弁護士に相談することをおすすめします。まずは無料相談を利用するとよいでしょう。

まとめ

遺言書の筆跡鑑定が必要なケースや、筆跡鑑定を依頼する方法などを詳しくご紹介しました。遺言書の偽造トラブルは数多く報告されています。トラブルを解決するためには、筆跡鑑定が必要になる場合もあるのです。ぜひこの記事を参考に、筆跡鑑定を依頼してください。

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