汚部屋の住人に自分や家族がなってしまった!!片付ける方法とは?

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定期的にテレビなどで話題になる汚部屋。
足のふみ場もないほど散らかった部屋を指す造語ですが、実は決して特別だらしがない人だけが汚部屋の住人になるわけではないのです。また、汚部屋は時間がたつほど片付けが難しくなり家も傷んでくるでしょう。
さらに、家族の仲にも深刻な亀裂が入ることもあります。
そこで、今回は汚部屋の問題点や片付け方、さらに片付けられない家族との接し方などについてご紹介しましょう。
汚部屋を放置しておくと、やがて家の外にまでゴミがあふれだし、いわゆる「ゴミ屋敷」になってしまうかもしれません。

  1. 汚部屋の定義や問題点とは?
  2. 汚部屋を作ってしまったら?
  3. 片付けられない人が増えている理由とは?
  4. 自分や家族だけで汚部屋を片付ける手順
  5. 汚部屋の片付けをプロに依頼する方法
  6. よくある質問とトラブル対処法
  7. 汚部屋の片付けの参考にしたいブログ・サイト集

汚部屋の住人になってしまった。もしくは家族が汚部屋の住人だ、ということで悩んでいる方は少なくありません。
頭ごなしに叱ったり無理やり命令したりするのではなく、この記事でご紹介するような対処法を試してみてください。
この記事を読めば解決方法の糸口がきっとつかめますよ。


1.汚部屋の定義や問題点とは?

まず始めに、汚部屋の定義やそこから発生する問題点などをご紹介します。
通常の散らかった部屋と汚部屋との違いは何でしょうか?

1-1.汚部屋と散らかった部屋の違いとは?

汚部屋とは、お部屋をもじった造語です。1990年代から使われだし、今ではテレビのニュースなどでも使用されています。
単に散らかった部屋との違いは、「そこで生活するのが困難なほど、ゴミや不用品があふれた状態である」こと。
たとえば、天井近くまでゴミが積み重なっている部屋などもあります。
また、ワンルームマンションの場合はトイレや風呂場、キッチンといった水回りまでゴミに埋もれてしっているケースもあるのです。
ここまでなってしまうと、片付けるのにも時間と手間と費用がかかります。
また、家族の誰かが片付けられなくなり、自室や共有スペースを汚部屋にしてしまうというケースもあるのです。

1-2.汚部屋を作ってしまう原因

生活に支障が出るくらいに部屋を散らかしてしまう人、というと特別だらしがないというイメージがあります。
しかし、普通の部屋がちょっとしたきっかけで汚部屋化してしまうことも珍しくないのです。
たとえば、今は自治体のゴミ回収ルールがどんどん厳しくなっています。
1人暮らしで仕事が忙しいとゴミを正しく収集日に出す、ということも難しくなるでしょう。
また、加齢によりゴミ分別のルールが覚えられなくなりゴミが出せなくなってしまったという例もあります。
さらに、うつ病や認知症などになると、ゴミを捨てることも難しくなってしまうでしょう。
また、何かのきっかけで無気力になったりやる気を失ってしまったりというケースもあります。
ですから、汚部屋を作ってしまった人を必要以上に責めてはいけません。
本人が一番つらく、悩んでいるということも珍しくないのです。
汚部屋は一朝一夕にできるものではありません。
本人の格好に清潔感がなくなった。
部屋から異臭がする。
身なりに構わなくなり、持ちものが汚れてきた。
仕事が雑になり極端に太ったり痩せたりしてきたという場合は、汚部屋化が進んでいるかもしれません。

1-3.汚部屋から発生する問題

汚部屋を一度作ってしまうと、家が急速に傷みます。
畳やフローリングは湿気が大敵。
ゴミや不用品でびっしりとおおわれていれば、カビが大発生する可能性もあるでしょう。
ひどい場合は、床が腐ってしまうかもしれません。
さらに、ネズミやゴキブリといった害虫、害獣も発生するでしょう。
水回りが使用不可能になれば入浴や排せつもできなくなります。
また、部屋が汚いと人の心理にも悪影響を与えるでしょう。
仕事で疲れて帰ってくるのが、足のふみ場もない汚部屋では、うんざりします。
そのため、離婚問題に発展したり、仕事がうまくいかなくなったりもするでしょう。
なお、借家の場合は退去を求められることもありますし、その際クリーニング代としてまとまった金額を請求されることもあります。
つまり、経済的にも大きな負担をしいられるうえ、住居を失う可能性もあるのです。

2.汚部屋を作ってしまったら?

この項では、自分や家族が汚部屋を作ってしまった場合の対処法をご紹介しましょう。
早ければ早いほど、片付けも簡単です。

2-1.とにかく生ゴミだけでも処分する

真っ先に片付けなければならないのは、生ゴミです。
ほとんどの自治体で「燃えるゴミ」として処分できますので、分別も難しくありません。
水分は排水口へ流しましょう。
生ゴミがなくなれば、害虫や害獣の発生も防げます。
自分が汚部屋を作ってしまった場合でも、家族が汚部屋の住人になってしまった場合も同じです。

2-2.恥ずかしがらずに周囲に助けを求める

自分では片付けられないほどのゴミがたまってしまったら、恥ずかしがらずに周囲に助けを求めましょう。
絶対に家族やご近所に知られたくないという場合は、業者に依頼するという方法もあります。
今は、汚部屋を専門に片付ける清掃業者もたくさんあるのです。
守秘義務もありますので、秘密が外に漏れることはありません。
時間がたつほど片付けが大変になります。

2-3.家族がゴミを片付けることに抵抗したら?

世の中には、ゴミに執着する方もいます。片付けようとすると激しい抵抗をする方もいるでしょう。
このようなケースは何らかの病気を発症していることもあります。
精神科までつきそったり、往診可能な医師がいる場合は家まで来てもらったりしましょう。
保健所で相談に乗ってくれますので、電話をかけてみてもよいですね。
家族がゴミを捨てることに抵抗している場合でも、少しずつ捨てれば気づかないというケースもあります。
外出中に、生ゴミ、危険性の高いゴミから片付けていきましょう。

3.片付けられない人が増えている理由とは?

「私は片付けられない人だからしょうがない」と、汚部屋を作っても開き直ってしまう人もいます。
今、極端に整理整頓が苦手な方や片付けられない方が目立っているそうです。
その理由は何でしょうか?
この項で詳しくご説明していきます。

3-1.どうして片付けられない人が増えているの?

片付けには、得意、不得意があります。
同じ分量の荷物でも、上手に片付けてしまう人もいれば、散らかしっぱなしにして平気な人もいるでしょう。
また、発達障害の症状のひとつに、「片付けが極端に苦手」というものがあります。
ADHDという障害は、昔は単に「落ち着きのない人」という認識でした。
しかし今では、集中力が続かず物事が最後まで成しとげられない病気とされています。
もちろん片付けも苦手です。
また、高齢者の増加も片付けられない人が増えている原因のひとつでしょう。
50代以上の方は、持ちものの多さが豊かさの象徴であった時代を生きてきました。
そのため、不要なものであっても捨てられない人が多いのです。
ものが多くなれば、管理も大変になります。
年を取れば体力や判断力も衰えていくでしょう。
その結果、片付けられなくなっていくのです。
さらに、若い年代の場合は、仕事が忙しすぎるのも原因のひとつでしょう。
家に寝に帰ってくるだけという生活を続けていれば、整理整頓や片付けをする余裕すらなくなってしまいます。

3-2.自分は片付けられない症候群かもと思ったら?

片付けられない症候群には、前述したように脳の器質が原因のものや、環境や心理的な原因があるものがあります。

  • 昔から片付けが苦手で、何をやっても改善ができなかった
  • 一度に複数のことができない、ひとつのことに集中できにくい
  • 周りから病院の受診を勧められた

という場合は、発達障害の可能性があります。
今は、大人で発達障害の診断を受ける人も増えていますので、専門の科に相談に行きましょう。
時間はかかりますが、診断が下る可能性もあります。

  • 仕事をするようになってから、片付けられなくなった
  • 昔は片付けが好きだったが、今は全く気力がない
  • 部屋の収納スペースにはものがぎっしりで、何が入っているか分からない
  • 年とともに片付けがおっくうになってきた

という自覚がある場合は、環境やものの多さが原因です。
うつ病の始まりというケースもありますから、心療内科などの受診も考えてみましょう。

3-3.ものを減らそう

ものは、たくさんあるほど管理が大変になります。
「断捨離」が日本語として定着して久しいですが、片付けても片付けても、部屋が汚部屋化しそうだという方は、ぜひ断捨離をしてみましょう。最初は捨てやすいもので構いません。
収納スペースの奥の方にしまいっぱなしのダンボールを一箱でもよいのです。
「ものを捨てる」ことができれば、汚部屋は少しずつでも片付いていくでしょう。
いきなりごっそりものを捨てる必要はありません。
少しずつ時間をかけていきましょう。

3-4.相談窓口

市役所の福祉課や保健所、さらに往診を引き受けてくれる精神科などがあったら、相談をしてみましょう。
特に、認知症やうつ病、統合性失調症の場合は外に出たがらなくなる、病院へ行きたがらないなどの症状が出る場合もあります。
また、大人の発達障害の相談をしたい場合は、インターネットを検索してみましょう。
病院がヒットします。

4.自分や家族だけで汚部屋を片付ける手順

この項では家族や自分だけで汚部屋を片付ける方法をご紹介していきます。
ぜひ参考にしてください。

4-1.素人が片付けられる汚部屋の限界とは?

たとえワンルームでも、天井までぎっしりとゴミがつまっているようならば、素人では手出しができません。
素人でも時間と人手があれば片付けられる汚部屋は

  • 水回りが使える
  • ゴミが積みあがっている場合はひざまで
  • かろうじて人が通れる隙間がある
  • 生ゴミが腐ったものや危険なものがない

という部屋です。

4-2.汚部屋の片付けに必要なもの

100枚以上のゴミ袋、手袋、エプロン、マスク、リュックサックかウエストポーチ。
これらをまずそろえましょう。
また、もし荷物がたくさん積めるワゴン車などの車が用意できる場合は、自治体のゴミ処理場に連絡をしてゴミの持ち込み許可を得てください。
汚部屋から出る大量のゴミは、ゴミ捨て場に捨てきれないことも多いのです。
直接お金を払って持ち込みましょう。

4-3.片付けの方法

汚部屋の片付け方は、意外と簡単です。
とにかくゴミを分別しながらゴミ袋に詰めていくだけ。
たとえ価値のあるものでも、汚部屋に埋もれていた時点で汚れて価値はなくなります。
ですから、現金、通帳、ハンコ、アルバムなどの思い出の品など以外は、ほとんど捨てましょう。
貴重品が出た場合は、リュックやウエストポーチにしまいます。
これでなくしません。
後はどんどんゴミ袋に詰めていってください。
なお、思い出の品がたくさんあるという場合は、貴重なものだけを残して写真に撮って現物は捨てる、という方法もあります。

4-4.粗大ゴミ、自治体が回収しないゴミの捨て方

粗大ゴミや家電リサイクル法対象家電、パソコンなどは自治体で回収できなかったり、回収日が限られていたりします。
粗大ゴミは、ゴミ処分場に持ち込み可能です。
トラックやミニバンなどがある場合は、持っていきましょう。
車がないという場合は、不用品回収業者を利用してみてください。
文字どおり、家庭から出る不用品を有料で回収してくれる業者です。
早ければ依頼したその日に回収に来てくれるでしょう。
必ず見積もりを取れば、不当に高い金額を請求されることもありません。

4-5.家族でゴミを片付ける際の注意点

本人が乗り気でなく、家族が中心になって片付ける場合は、ものを「捨てる、捨てない」で感情的な対立が起こる場合もあります。
これを避けるために、あらかじめダンボールを1個~2個用意し、「どうしてもいるものだけ、それに入れて」と指示しましょう。
そうすれば、「全部捨てさせてくれず、結局片付かなかった」という事態を防げます。
また、自分で片付ける場合も、いるものを入れるダンボールを用意しておくと便利です。

4-6.売却できる不用品とは?

まだ新しい家電やパソコンなどは、リサイクルショップに売却できます。
また、おもちゃやフィギュア類も専門店で高値がつきやすいでしょう。
しかし、汚部屋に保管されていた時点で、臭いや汚れがついている可能性は高いです。
よほどきれいな状態のものが出てこない限り、売却は考えないようにしてください。

5.汚部屋の片付けをプロに依頼する方法

汚部屋の状態によっては、プロに依頼しなければならないというケースも多いでしょう。
この項では、片付けをプロに依頼する方法とメリットをご紹介します。

5-1.汚部屋を片付けてくれる業者の種類とは?

汚部屋の片付けを引き受けてくれる業者には、便利屋、清掃業者、不用品回収業者、専門業者などがあります。
そのうち便利屋や清掃業者は片付けだけでゴミの回収までは引き受けてくれません。
片付けを依頼する場合は別途料金が必要です。
汚部屋の片付けを業務のひとつにしている不用品回収業者や専門業者は、片付けからゴミ回収まで引き受けてくれるでしょう。
自分がどこまでの片付けを求めているか考えて、業者を選びましょう。

5-2.プロに頼んだ方がよいケースとは?

天井付近までゴミがいっぱいになり、水回りも使えない部屋。
家族が遠方に住んでいて、そこで汚部屋を作ったという場合は、プロに頼んだ方が確実にきれいになります。
費用はかかりますが、短期間で終了できますし、場合によっては家の補修業者なども紹介してくれるかもしれません。
前述したように、汚部屋になると急速に家が傷みます。
ゴミを片付けたら部屋の床が腐っていたというケースも珍しくありません。
また、水回りが使えなくなっていた場合、汚れもすさまじいことになっているでしょう。
素人にはとても片付けられません。
プロに依頼して掃除までしてもらってください。

5-3.プロへの依頼の仕方と注意点

業者を選ぶ際は、「どこまでやってほしいのか」をまず明確にしてから選びましょう。
そうしないと、選んでから後悔します。
インターネットやイエローページを探せば業者はすぐに見つかるでしょう。
料金は、汚部屋のゴミの量や部屋の大きさ、ゴミの種類によって決まります。
ですから、料金表を作っていない業者が多く、見積もりを取って料金を確かめるのが一般的です。
必ず下見に来てもらい、見積もりを作ってもらいましょう。
見積もりを出し渋ったり、加算前提で作ったりする業者は信用できません。
また、いくら業者の評判がよくても遠方過ぎると出張費がかかります。
近場で評判のよい業者を探しましょう。

6.よくある質問とトラブル対処法

Q 家族が汚部屋の住人になり、説得しても片付けてくれません。

A この場合は、何らかの病気を発症していないかどうか疑いましょう。
昔から整理整頓が苦手という場合は、発達障害が疑われます。
病院を受診させている間に少しずつ片付けるなどしてください。
時間がかかりますので、生ゴミだけはためこまないようにしましょう。

Q 集合住宅の隣の部屋が汚部屋化しているようで、臭いや汚れがすごい。どうしましょう?

A 至急、大家さんや管理会社に連絡してください。
対応してくれます。

Q 賃貸住宅から退去を勧告されてしまった。どうしよう。

A 退去勧告は強制力がありません。
しかし、時間をかけて正当な手続きを踏まれると退去しなくてはならないでしょう。
また、家が汚れたり傷んでいたりする場合は修繕費を請求されます。
どうしても退去したくない場合は、至急家を片付けて清掃し、管理会社に確認してもらってください。

Q ゴミを捨てる時間がありません。このままでは汚部屋化してしまいそう。

A 家事代行サービスを頼みましょう。
ゴミ捨てだけでも引き受けてもらえます。

Q 業者を頼むとすごいお金がかかりそうで躊躇(ちゅうちょ)しています。

A 汚部屋の片付けは、どうしても10万円以上かかるケースも少なくありません。
業者によってはカード払い、分割払いを受け付けてくれますので相談してみてください。

7.汚部屋の片付けの参考にしたいブログ・サイト集

汚部屋脱出子のブログ

両親が「片付けられない症候群」の汚部屋脱出子さんが、実家を片付けるブログです。
業者への依頼の仕方や、片付けをしぶる両親を説得する方法など、参考になりそうな記事が盛りだくさん。

突然ゴミ屋敷の住人に家族がなった時

2014年までのブログですが、ある日突然家族がゴミ屋敷の住人になっていたことが判明した「ユウ」さんが、片付けに奮戦する記録です。
「遠方のゴミ屋敷」というなかなか気づきにくく、片付けにもいきにくい状況を解決する方法のヒントがかかれています。

汚部屋ビフォーアフター画像集

本当に同じ部屋?と思いたくなる画像集です。きっと汚部屋を片付けたくなるでしょう。

汚家の実家~母が遺したもの~

母が急死し、ゴミ屋敷が残された「カトリーヌ」さんのブログ。
少しずつ実家を片付けていく様子が丁寧につづられています。生前整理の大切さも分かるブログです。

汚部屋を脱出したきっかけ・人それぞれまとめ

汚部屋を片付けようと思い立ったきっかけをまとめたサイトです。やる気が振るい立ちます。

まとめ

いかがでしたか?今回は汚部屋になる原因やその対処法、プロに頼む方法などをご紹介しました。
汚部屋は他人(ひと)事ではありません。
今、なんとか汚部屋から脱出したいと思っている方は、すぐに行動を起こすか周囲に助けを求めてみましょう。
早ければ早いほど効果的です。