ゴミ屋敷のトラブルを避けるためにできることは? 解決方法も解説!

はてなブックマークに追加 Twitterでシェア Facebookでシェア Google+でシェア

「親族や関係者がゴミ屋敷に住んでいて困っている」「自宅の近くにあるゴミ屋敷が気になって仕方がない」など、ゴミ屋敷に悩んでいる方は多いでしょう。社会問題となりつつあるゴミ屋敷は、政府や自治体も対策に力を入れ始めている最中です。ゴミ屋敷でトラブルにならないために、注意すべきことはたくさんあります。

そこで、本記事では、ゴミ屋敷のトラブルを防ぐポイントについて解説しましょう。

  1. ゴミ屋敷によるトラブル事例
  2. ゴミ屋敷トラブルの解決方法は?
  3. ゴミ屋敷トラブルを予防するためにできること
  4. ゴミ屋敷のトラブルに関してよくある質問

この記事を読むことで、ゴミ屋敷トラブルの解消方法や注意点などが分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。

1.ゴミ屋敷によるトラブル事例

最初に、ゴミ屋敷による主なトラブルをチェックしておきましょう。一体どのようなトラブルが起きているのか把握することで未然に防ぐポイントが分かります。

1-1.最も多いのは近所とのトラブル

ゴミ屋敷のトラブルで最も多いのは、近隣住民とのトラブルです。ゴミ屋敷とは、その名前のとおり、室内だけでなく敷地内すべてがゴミで埋まっている状態のことを指しています。空き家になっているケースもありますが、ゴミの中で生活している人がほとんどです。ゴミ屋敷で生活している本人にとっては問題がなくても、自然と発生する悪臭が周囲に漂います。生ゴミや弁当の残りかす、カビや菌が繁殖することで悪臭を放ち、近隣住民にとって生活に支障をきたす問題に発展するのです。また、害虫やねずみなども発生することが多くなり、住環境がどんどん悪化します。

1-2.ゴミで公道が使えなくなるトラブル

ゴミ屋敷の中には、家の外にまでゴミがあふれ出るケースがあります。家の目の前にある公道を塞ぐようにゴミが出ていると、周辺住民の交通の妨げになってしまうのです。その結果、歩行者・自転車・自動車がゴミを避けながら通らなければならないため、接触事故を招く恐れがあります。とても危険な状態なので自治体も放置しておくわけには行きません。近隣住民からの苦情が集まれば、自治体も動かざるを得なくなり、注意喚起を受けることになるでしょう。

1-3.家族とのトラブル

近隣住民とのトラブルだけでなく、親や子どもが暮らす家がゴミ屋敷になってしまい、離れて暮らす家族が説得しても言うことを聞いてくれないトラブルもよく起きています。同居している場合でも、親の部屋や子どもの部屋だけゴミでいっぱいになっている汚部屋化しているケースです。たとえ、家族が一緒に片付けようとしても「捨てないで!」「今度片付けるから」と言い争いになってしまうこともあります。何とかしたいけれど、どうにもできず悩んでいる方はたくさんいるのではないでしょうか。

1-4.行政機関が介入する「行政代執行」

ゴミ屋敷が原因で近隣住民とのトラブルが起きると、行政機関が介入することになります。その際に、行われるのが行政代執行です。行政代執行とは、国家や自治体などの行政機関が国民の利益を守るために強制的な措置を取ることを示しています。けれども、あくまでゴミ屋敷に住んでいる本人に権利があるため、行政機関ができることは限られてしまうのが現状です。行政機関は片付けるように注意喚起は促すものの、強制的に土地に押し入り、勝手に片付けることはできません。

2.ゴミ屋敷トラブルの解決方法は?

ゴミ屋敷が原因でトラブルになった場合、どのようにして解決すればいいのでしょうか。

2-1.時間をかけて解決へと導く

ゴミ屋敷の問題はすぐに解決できることではありません。「早く解決しないといけない」と焦ってしまいがちですが、長い目で時間をかけながら解決へと導くことが大切です。ゴミ屋敷化した本人を強引にだまらせて、ゴミを処分させようとすると逆効果になってしまいます。まずは、家の持ち主と向き合ってみてください。なぜゴミが捨てられないのか、どうしてゴミ屋敷になってしまったのか、1つずつ聞いてあげましょう。そして、周囲の人に迷惑をかけていること・本人の健康や住環境にとってもよくないことをしっかりと説明する必要があります。焦らずに、時間をかけながら解決を目指すことが大切なポイントです。

2-2.行政の窓口に相談する

ゴミ屋敷が社会問題になりつつある今、自治体の中には相談窓口を設けているところがあります。親や子どもが言うことを聞いてくれない・近隣のゴミ屋敷で困っているという方は、行政の窓口に相談するのも解決策の1つです。自分では考えられなかった解決策を、行政と一緒に相談しながら解決に向けて取り組むことができます。特に、近隣のゴミ屋敷で悩んでいる場合、自分で勝手に行動すると相手を逆上させる危険があるので注意しなければなりません。間に行政が入ることで安心して解決へと促すことができるでしょう。

2-3.家族と協力して片付ける

親や子どもの家がゴミ屋敷化した場合、家族や親族全員で協力しながら片付ける方法があります。前述したように、本人を説き伏せて強制的に片付けるのはNGです。本人がなぜゴミを捨てようとしないのか理解した上で、時間をかけて説得し続けて納得してから作業を始めるようにしてください。そうすることで、リバウンド防止につながります。また、ゴミ屋敷の片付けはどこから手をつけていいのか分からなくなるので、主な流れを以下に記してみました。ぜひ参考にしてください。

  1. 玄関の入り口からベランダまたは庭までの道を作る
  2. 大きいものから片付ける
  3. ゴミを減らしたら「要らないもの」と「要るもの」に分ける
  4. 要らないものをすべて処分する
  5. 清掃作業を行う

ただし、害虫が発生した場合は、最初に害虫駆除を行う必要があります。できれば、掃除の前日に、霧状の殺虫剤で室内全体の害虫を駆除してください。殺虫剤は、部屋の奥に1〜2つ、入り口に1つ設置します。自分の手で負えない場合は、ゴミ屋敷の専門家に依頼したほうが懸命です。

2-4.プロの業者に依頼する

ゴミの量が尋常ではない・離れて暮らしているので片付ける時間がない・時間と手間をかけずに片付けたいという方は、ゴミ屋敷の片付け業者に依頼する方法があります。プロの作業員が行ってくれるため、よりスピーディーに適切に片付けることができるでしょう。また、業者の中には、害虫駆除からハウスクリーニングまで請け負っているところもあります。不用品の買取や処分を行っている業者に依頼すれば、買い取ってもらえるものは買い取ってもらい、費用節約につながるでしょう。

3.ゴミ屋敷トラブルを予防するためにできること

ここでは、ゴミ屋敷トラブルを予防するためにできることをいくつか紹介します。

3-1.家族や近隣住民とのコミュニケーションを取る

ゴミ屋敷のトラブルを防ぐためには、家族や近隣住民同士とのコミュニケーションが大切な要素となります。ゴミ屋敷の住民に対して片付けを要請するケースがほとんどですが、これはうまく行きません。ゴミ屋敷の住民も「あなたには関係ない!」と逆上してしまうのが多いのは、お互いに信頼関係を築いていないからです。家族がゴミ屋敷になっていても同じことが言えます。お互いに信頼関係を築いていれば、相手の話に耳を傾けようとするでしょう。挨拶をしたり、連絡を取ったりとコミュニケーションを心がければ、片付けの要請にも素直に応じてくれる可能性があります。

3-2.近隣住民や家族が積極的に手伝う

ゴミ屋敷の住民が少しでも片付けに対して意欲を見せた場合は、近隣住民や家族が積極的に手伝いましょう。再びゴミ屋敷にならないためには、周囲が積極的な姿勢を見せることも大切です。ゴミ屋敷になってしまう理由はさまざまですが、「片付けたいけど片付けられない」という人がいます。周囲が「手伝うよ!」と言ってくれれば自分に自信がつき、ゴミ屋敷の住民も安心して片付けに集中できるでしょう。「なんで私たちが片付けなければならないの?」と反対の声があがることもありますが、ゴミ屋敷を防ぐためには信頼関係を築き、協力し合うことが大切です。

3-3.定期的に掃除し、不用品を処分する

キレイになった家を保ち続けるためには、定期的な掃除と不用品の片付けが必要不可欠です。片付けられない人の多くは、すぐに部屋を散らかしてしまう傾向があります。それは、ものの定位置が決まっていなかったり、すぐに新しいものを買ったり拾ったりしてしまうなど、原因はさまざまです。片付けられない原因が分かれば、未然に防ぐポイントも自然と見えてきます。本人が意識的にできるようになるまでは、家族や近隣住民が気をつかってあげるといいでしょう。

3-4.少しでも気になったら相談する

近所でゴミ屋敷が少しでも気になったら、そのまま放置せずにすぐ行政などに相談することも大切です。いつの間にかゴミ屋敷になっていたパターンが多く、ゴミ屋敷になってからトラブルが起きています。重要なのは、ゴミ屋敷化になる前に対策を施すことです。片付けられない家族がいたら、どうすれば上手に片付けられるようになるのか一緒に考えてください。ゴミ屋敷になってしまう本人は、1人で解決できないからこそゴミをため込んでしまいます。一緒に考えてくれる人がいれば、片付けにも意欲が湧き出てくるかもしれません。

4.ゴミ屋敷のトラブルに関してよくある質問

ゴミ屋敷のトラブルに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.ゴミ屋敷の持ち主がいない場合は?
A.夜逃げをしたり、孤独死で持ち主がいなかったりと空き家がゴミ屋敷化するケースが増加しています。空き家の場合は、持ち主の身内や相続人が新たな持ち主となり、ゴミ屋敷の責任を持つことになるでしょう。けれども、相続放棄したり親族がいなかったりする場合は、行政が動くことになります。しかし、行政にとって、土地所有者の財産なのか判断することができないため、解決までには時間がかかってしまうでしょう。

Q.ゴミ屋敷でトラブルを起こす人の心理は?
A.片付けをする時間がないと思い込んでいたり、片付ける意欲がなかったりなど、心理は人によってさまざまです。中には、片付けたいという意識はあっても対処の仕方が分からず、自分を責めるその反動でゴミをため込んでしまう人もいます。完全に片付けの自信を喪失しまっている状態です。また、親族や身内と縁をきり、孤独から未来に対する希望が持てなくなり、寂しさからゴミをため込んでいる人もいます。

Q.ゴミ屋敷条例とは?
A.自治体がゴミ屋敷問題に対応するために定めた条例のことです。たとえば、東京都の荒川区では平成20年より「荒川区良好な生活環境の確保に関する条例」が定められました。この条例によると、近隣住民からの苦情があった場合は行政が立ち入り調査を行うことができ、その調査を拒否または無視した場合は10万円以下の罰金に処されます。また、氏名も公表されるため、ゴミ屋敷になっていることを世間に知らされるというわけです。

Q.仕分け作業のポイントは?
A.ゴミ屋敷の中にあるものはほとんどが不用品なので、ほぼすべて処分することが仕分け作業の大切なポイントです。ただ、思い出の品は捨てられないものが多いため、あらかじめダンボール1箱分と量を決めて取っておくといいでしょう。基本的に、1年以上使っていないもの・いつか使うかもと思うものは処分してください。できるだけ持ち物を少なくすることが大切です。

Q.業者にゴミ屋敷の片付けを依頼する際の費用はいくらぐらい?
A.作業範囲や作業員人数などによって異なりますが、遺品整理ファンデックスの場合は1Kで34,800円~、1DKで59,800円~、1LDKで79,800円~となっています。具体的な費用に関しては、無料見積もりで確認してください。買取可能な家具などがあれば買い取っているため、不用品処分費用の節約につながります。

まとめ

ゴミ屋敷は、今日本が抱えている社会問題の1つです。不用品やゴミが大量にあることで不衛生な環境になり、火災や悪臭の原因になってしまいます。ただし、大量の不用品を片付けるには時間と体力が必要以上にかかるため、プロに依頼するのも選択肢の1つに入れておきましょう。業者に依頼することでスピーディーにゴミ屋敷問題が解決でき、トラブルも最小限に抑えることができます。また、ゴミ屋敷で悩んでいる方は、自治体などに相談するのが1番です。