遺品整理の悪徳業者を見抜くコツは? 被害にあってしまったときの対処法も

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「遺品整理を業者に依頼したいけどトラブルにならないか不安……」と悩んでいる方は多いでしょう。実際に、遺品整理を専門業者に依頼する人が増えるにつれて、悪徳業者とのトラブルも増加傾向にあります。悪徳業者の特徴や傾向をしっかりと把握しておけば、トラブルになるリスクも最小限に抑えることができるでしょう。

本記事では、悪徳業者の手口や見抜くコツなどについて解説します。

  1. 遺品整理の悪徳業者はどのくらい存在するのか?
  2. 悪徳業者の手口をチェック!
  3. 遺品整理の悪徳業者を見抜くコツは?
  4. 被害にあってしまったときの対処法
  5. 遺品整理の悪徳業者に関してよくある質問

この記事を読むことで、信用できる遺品整理業者を選ぶポイントが分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。

1.遺品整理の悪徳業者はどのくらい存在するのか?

実際に、遺品整理の悪徳業者はどのくらい存在しているのでしょうか。

1-1.年々増加傾向にある遺品整理の悪徳業者

孤独死や核家族化などの背景から、遺品整理を親族が行うのは困難になってきました。遺品整理を専門業者に依頼する人が増えるたびに、遺品整理を不正に行う悪徳業者も多くなっているのが現状です。遺品整理士認定協会理事長の木村氏によると、2011年9月時点で全国に3,000社ほどあった遺品整理業社が、4年後の2015年8月には約1万社にも急増していたことが分かりました。需要が多くなればなるほど、不正を働く悪徳業者の存在も増えているのです。

1-2.消費者生活センター等へトラブル相談が増えている

遺品整理士認定協会や消費者生活センターなどでは、遺品整理に関するトラブル相談が増えています。「高額な金額を請求された」「故人の遺品を乱暴に扱われていて困っている」など、トラブルの内容はさまざまです。遺品整理に関するトラブルは、親族同士の争いなども含まれていますが、多くが悪徳業者とのトラブルになります。すべての遺品整理業者が悪徳業者というわけではありませんが、全体の5~8%は悪徳業者だといわれているほどです。

2.悪徳業者の手口をチェック!

それでは、悪徳業者の主な手口をチェックしていきましょう。

2-1.契約を交わしたのに作業が始まらない

遺品整理業者と契約を交わしたのに、一向に作業が始まらないケースがよく起きています。見積もりの時点で「今なら安く作業できる」「早く契約できたら作業もすぐに取りかかれる」などといった割に、契約をしても作業が始まりません。この場合、前金が必要だといって費用の何割分か先に支払わせておく可能性があります。作業開始日を確認するために連絡をしても、なかなか電話がつながらない・電話に出てくれないと無視されてしまうでしょう。

2-2.高額なキャンセル料を請求された

実際に、遺品整理の悪徳業者とトラブルを経験した人の多くは、「高額なキャンセル料を請求された」という手口に巻き込まれています。悪徳業者は契約時に具体的な説明もなく、「今だけ特別料金で」などの謳(うた)い文句で契約させようとする傾向があるのです。もっと良い遺品整理業者が見つかったから、とキャンセルしようとしたら高額なキャンセル料を請求されたケースが増えています。業者から具体的な説明がなくても、キャンセル料や追加料金の確認をしておかなければなりません。

2-3.遺品を勝手に処分された

業者の不手際か故意か分かりませんが、遺品を勝手に処分されたり売却されたりするなどの手口も遺品整理の悪徳業者で多く見かけます。遺品の中には高く売れるものもあるため、悪徳業者は依頼者に確認せず勝手に自分たちの手で処分してしまうのです。大切にしていたはずの遺品を勝手に処分されたり、持ち出されたりするのはとても悲しい気持ちでいっぱいになりますよね。捨てられた遺品は二度と手元に戻ってこないので、遺品の扱いに長(た)けているのか十分に確認しなければなりません。

3.遺品整理の悪徳業者を見抜くコツは?

ここでは、遺品整理の悪徳業者を見抜くコツを紹介します。

3-1.見積書の内容が具体的に記載されているか

遺品整理の悪徳業者は、見積書の内容を大ざっぱに記載していたり、料金体系を不明確のまま説明したりする傾向があります。不十分な説明のまま契約させて、作業後に高額な料金を請求する手口です。その手口に引っかからないためにも、見積書の内容をしっかりと確認してください。どのような作業にいくらかかるのか・追加費用が発生するケースはどんなときなのかもチェックしておきましょう。優良業者であれば、どのような質問にも分かりやすく丁寧に答えてくれるはずです。

3-2.遺品整理士が在籍しているか

悪徳業者を見極めるコツとして、遺品整理士が在籍しているかにも注目してください。遺品整理士とは、一般社団法人遺品整理士認定協会が作った民間資格です。国家資格ではありませんが、遺品に関する知識や取り扱い方などを心得ているので、プロの視点から遺品整理を行うことができるでしょう。遺品整理士が在籍している業者に依頼すれば、遺品がぞんざいに扱われる心配もありません。ただし、悪徳業者の中には、遺品整理士を偽っているところもあるので、念のため、資格を取得している証明書を見せてもらうといいでしょう。

3-3.スタッフの対応にも注目!

優良業者のスタッフは、依頼者の話に親身になって最適な作業プランを提案してくれます。けれども、悪徳業者のスタッフは早く契約を交わそうとするため、親切な対応はせず、話も聞いてくれない可能性が高いでしょう。悪徳業者を見極めるためにも、スタッフの対応に注目してください。どのような質問にも答えてくれるか・親身になって話を聞いてくれるか・遺品についてのアドバイスをしてくれるかなど、細かな点にも注目することが大切です。少しでも「おかしいな?」と感じることがあれば、依頼しないほうがいいでしょう。

3-4.不用品回収に必要な免許を持っているか

不用品回収には、産業廃棄物収集運搬許可など必要な免許を市町村から取得しなければなりません。そのため、必要な免許を取得していない遺品整理業者は悪徳業者の可能性が高いといえるでしょう。不用品回収だけでなく買取を行っている業者は、古物商の許可が必要です。遺品整理業者のホームページに許可番号が記載されているか確認してください。ホームページに記載がない・店舗にも掲載していない場合は、悪徳業者だと考えたほうがいいでしょう。

3-5.複数の業者を比較する

悪徳業者を見抜くコツとして、複数の業者を比較することも大切です。複数の業者を比較しなければ費用相場が分かりませんし、どの業者が良くて悪いのか判断もできません。最低でも3~4社の遺品整理業者を比較してください。ほとんどの業者は無料見積もりを行っているので、依頼するといいでしょう。相場よりも安すぎる遺品整理業者は、後で高額な追加費用を請求する可能性があるため、注意が必要です。

4.被害にあってしまったときの対処法

もし、悪徳業者の被害にあってしまったら、どのように対処すればいいのでしょうか。

4-1.国民生活センターに相談する

気をつけていても悪徳業者に引っかかってしまう可能性もあります。悪徳業者に騙(だま)されてしまったり、トラブルに巻き込まれたりした場合は、国民生活センターに相談してください。国民生活センターまたは消費者センターでは、さまざまなトラブル案件の相談を受けつけているので、何らかのアドバイスが得られるかもしれません。直接行くことができない場合は、国民生活センターが設置している相談窓口「消費者ホットライン」(電話番号:188)を利用してください。188をコールするだけで、最寄りの消費者センターへ電話をつないでくれます。

4-2.クーリング・オフ制度を利用する

契約をなかったことにできる「クーリング・オフ制度」を利用するのも対処法の1つです。クーリング・オフ制度は、訪問販売および訪問購入の押し売りや押し買い被害にあったときに適用されます。「遺品整理業者との契約は当てはまらないのでは?」と思うかもしれませんが、消費者の自宅で契約を交わすケースが多いので、押し売りや押し買いに当たるケースがあるのです。たとえば、「見積もりを取るつもりで自宅に呼んだのに、その場で契約させられた」というケースは、クーリング・オフ制度が利用できます。契約を交わした日から8日以内であれば、契約がなかったことにできるのでトラブルにあったときは検討してみてください。

4-3.できるだけ早めに相談することが大事

悪徳業者とのトラブルにあったときは、なるべく早めに相談することが重要です。前述したように、クーリング・オフ制度を利用する場合、契約を交わした日から8日以内に事業者へ通知しなければなりません。契約当日が1日目になるため、トラブルの対処が遅くなるほどクーリング・オフ制度が適用できなくなってしまいます。また、国民生活センターや消費者センターに相談する際も、対応が遅くなるほど解決策が限られてくるのです。1人で悩まずに親族に相談したり、早めに国民生活センターに電話したりしてください。

5.遺品整理の悪徳業者に関してよくある質問

遺品整理の悪徳業者に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.遺品整理業者に依頼するメリットは?
A.手間と時間をかけることなくスピーディーに作業できる点が、遺品整理業者に依頼する大きなメリットといえるでしょう。遺品の量が多ければ多いほど、自分たちで作業するには体力的にも時間的にも負担になってしまいます。遺品整理業者に依頼すれば、負担を最小限に抑えることができるでしょう。スピーディーに作業を終わらせるためにも、遺品整理の実績がある業者に依頼するのが大切なポイントです。

Q.訪問見積もりでチェックしておきたいことは?
A.実際に、訪問見積もりでやってきた業者の身なりや態度はチェックしておきたいポイントです。身なりや態度によって、悪徳業者か優良業者か見極めることができるでしょう。身なりに問題があったり、態度が悪かったりする業者には依頼しないでください。態度が悪い業者ほど、遺品をぞんざいに扱う傾向があります。

Q.遺品整理業者に依頼する際に注目したいポイントは?
A.遺品整理業者によって、サービス内容が大きく異なります。たとえば、A社は遺品の片付けから不用品の処分までだとしても、B社は遺品の片付けだけというところもあるのです。中には、遺品の片付けや不用品の処分だけでなく、買取を行っているところもあります。自分がどのようなサービスを求めているのか明確にした上で、遺品整理業者を選ぶのも大切なポイントです。

Q.クーリング・オフ制度の具体的なやり方は?
A.主な方法は以下の手順を参考にしてください。

  1. 購入や契約時に使用した文書・メールなど記録や商品を確認する
  2. 契約日から何日経過しているか、クーリング・オフ制度の期限を起算する
  3. 内容証明や簡易書留で遺品整理業者へ郵便を送る

クレジットカードで支払いをしていた場合は、念のため、クレジットカード会社にも連絡を入れておきましょう。また、クーリング・オフ制度の対象であるにもかかわらず、遺品整理業者側が脅したり妨害をしてきたりすることもあります。その場合は、身近な消費生活センターや警察などへ相談してください。

Q.おすすめの遺品整理業者は?
A.遺品整理や不用品の回収などを行っているファンデックスがおすすめです。多くの遺品整理業者は不用品の回収までですが、ファンデックスでは不用品の買取サービスも行っています。そのため、買取対象の品が多くなるほど処分費用を抑えることが可能です。無料相談や無料見積もりも受けつけているので、お悩みの方は1度ご相談ください。

まとめ

大切な遺品を勝手に捨てられたり、処分してもらった遺品が不法投棄されていたり……遺品整理の悪徳業者とのトラブルが相次いでいます。トラブルを未然に防ぐためには、悪徳業者を見極めるコツを知ることが大切です。だいたいの悪徳業者は、見積書の内容がハッキリしていなかったり、スタッフの対応が悪かったりする特徴があります。また、遺品整理業者を選ぶ際は、できるだけ遺品整理士が在籍しているところに依頼するといいでしょう。遺品整理士は遺品に関する扱い方を心得ているので、安心して任せることができるはずです。

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