遺品整理が大変な理由は? 負担を軽くするコツと遺品整理業者選び

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遺品整理は遺品の量が多いほど大変な作業となります。時間と手間だけでなく、気力や体力も必要になってくるでしょう。どうすれば遺品整理の負担を軽くすることができるのか、遺品整理業者に依頼したほうがいいのか……など、遺品整理で悩んでいる方は多いはずです。

そこで、本記事では、遺品整理が大変な理由や遺品整理の負担を軽くするコツなどについて解説します。

  1. 遺品整理が大変な理由は?
  2. 遺品整理の負担を軽くするコツ
  3. 業者に依頼したほうがいいケースは?
  4. 遺品整理業者を選ぶポイント
  5. 遺品整理に関してよくある質問

この記事を読むことで、業者に依頼したほうがいいケースなども分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。


1.遺品整理が大変な理由は?

最初に、遺品整理が大変な理由をチェックしておきましょう。

1-1.故人を思い出してしまう

遺品整理が大変な理由として、遺品を見るたびに故人を思い出してしまうことがあります。親しい人が亡くなったらとてもショックですし、気持ちを整理するまで時間がかかってしまうでしょう。何か月も思い出しては涙を流してしまう日々が続くケースもあります。遺品整理は故人が大切にしていたもの・日ごろから身につけていたものや使っていたものと向き合うことになる作業です。そのため、遺品整理が辛くて故人を思い出すたびに作業が中断する恐れがあります。

1-2.遺品の量が多い

遺品の量が多く、片付けや整理に時間と手間がかかってしまうのも遺品整理が大変な理由の1つです。1人で片付けられる量ならまだ大丈夫ですが、故人が一軒家に住んでいたり、所有物が多かったりすると遺品整理に大きな時間を要してしまいます。時間に余裕がない方にとってはとても大変な作業になるでしょう。特に、高齢者は体力に限界があるため、遺品の量が多いほど遺品整理に気力・体力を消耗してしまいます。

1-3.遠方に住んでいると交通費がかかる

故人が住んでいる家から離れている場所で生活している場合、遺品整理をするためにわざわざ出向かなければなりません。平日は仕事や家事などがあるため、思うように時間が取れなくなるでしょう。そのため、遺品整理ができるのは休みの日に限ります。しかし、休日がやってくるたびに故人の家へ出向くのはとても大変ですし、交通費もかかるでしょう。遠方で生活している人ほど遺品整理が大変になります。

2.遺品整理の負担を軽くするコツ

それでは、遺品整理の負担を軽くするコツについて説明します。

2-1.親族や家族で助け合う

遺品整理の負担を軽くするコツとして、親族や家族で助け合いながら作業を進める方法があります。一般的に、遺品整理は四十九日といった法要を機に行うことが多いため、親族が集まりやすい日に実行できるでしょう。遺品の中にはアクセサリーやブランドものなど高価なものもあるので、できれば相続者全員が集まったときに行うべきです。1人だけでなく親族や家族で助け合いながら遺品整理を進めていけば、時間も手間もかかりません。人手が多くなればなるほど、1人にかかる負担も少なくなります。

2-2.直感力を大事にする

自分の直感力を大事にして遺品整理を行うのも負担を減らすためのコツです。遺品整理は自分のものでない故人の所有物を仕分けていかなければならないので捨てるべきか・残すべきか時間がかかってしまいます。「勝手に捨ててもいいのだろうか?」と悩んでしまい、一向に遺品整理が進みません。少しでも負担を減らすために、直感力を信じて捨てるものと残すものを区別していきましょう。どうしても悩んでしまうときは、一時保管ボックスを用意し、ある程度片付けた後でもう一度考えてみてください。また、遺言状やエンディングノートに故人の意思が記されている場合は、その内容のとおりに遺品整理を進めましょう。

2-3.遺品整理業者に依頼する

遺品整理を中心にサービスを展開している業者が存在しています。自分たちで遺品整理をするのが大変だと感じた際には、遺品整理業者の利用を検討するといいでしょう。遺品整理業者は不用品回収業者と違って遺品の扱い方に慣れている従業員が作業をします。特に、遺品整理士が在籍している遺品整理業者は、遺品を丁寧に扱ってくれるので安心です。プロの業者に依頼すれば、スピーディーかつ的確に遺品整理を進めることができます。ただし、遺品整理業者の中には不正を働く悪徳業者が存在しているので注意しなければなりません。後ほど【4.遺品整理業者を選ぶポイント】で詳しく説明するのでぜひチェックしてください。

3.業者に依頼したほうがいいケースは?

ここでは、業者に依頼したほうがいいケースをいくつか紹介します。

3-1.遺品の量が多いケース

遺品の量が多すぎて自分たちだけでは整理しきれない……というケースは遺品整理業者に依頼したほうがいいでしょう。遺品が大量にあるにもかかわらず、人手が足りなかったり時間がなかったりするといつまで経(た)っても遺品整理は終わりません。特に、故人が賃貸物件に生活していると遺品整理を終わらせて家を明け渡さなければ、家賃を支払い続けなければならないでしょう。家賃を必要以上に支払わないためにも、遺品が大量にある場合は遺品整理業者に依頼すべきです。

3-2.気持ちの整理ができないケース

大切な人が亡くなると気持ちが整理できずに、遺品整理が中途半端な状態になってしまったり手がつかなかったりしてしまいます。そのようなときも遺品整理業者に依頼したほうがいいでしょう。気持ちの整理がつかないまま遺品整理をしてしまうと、遺(のこ)しておきたいものと処分すべきものの区別ができなくなり、捨ててはいけないものも処分してしまいます。すべてを残しておきたい人にとっては、片付けもできなくなるでしょう。遺品整理業者は自分の代わりに遺品整理をしてくれるので、気持ちの整理ができる時間が確保できます。

3-3.故人の住まいが遠方にあるケース

前述したように、故人の住まいが自分の家と離れている場合、空いている時間をぬって通いながら遺品整理をしなければなりません。時間と手間がかかるだけでなく、故人の家へ行くまでの交通費もかかってしまいます。遺品整理にかかる費用をなるべく抑えたい・効率的に遺品整理を進めていきたいと思っている方は、遺品整理業者に依頼するのがおすすめです。依頼者が遠方にいても遺品整理業者が代わりに遺品整理を行ってくれます。

4.遺品整理業者を選ぶポイント

ここでは、遺品整理業者を選ぶポイントんついて解説します。

4-1.遺品整理士が在籍しているか

遺品整理業者を選ぶ際は、まず遺品整理士が在籍しているか確認してください。遺品整理士とは、一般社団法人遺品整理士認定協会が認定する資格で、資格を取得するためには通信講座を2か月間受講しなければなりません。つまり、遺品整理士の資格を取得している人は、遺品を取り扱うための知識を身につけているということです。遺品整理業者の中には遺品をゴミのように扱ったり、正しく処分してくれなかったりする悪質業者が存在しています。故人の生きた証(あか)しである遺品を大切に扱ってもらうためにも、遺品整理士が在籍している業者を選びましょう。

4-2.料金体系が明確になっているか

遺品整理業者の中には、料金体系が不明確だったり見積書の内容が具体的に記載されていなかったりするところがあります。そのような業者は不正を働く可能性があるので安易に依頼しないでください。正式に依頼する前に、料金体系が明確になっているか・見積書の内容がきちんと具体的に記載されているか確認しましょう。どのような作業にいくらかかるのか、しっかりと記載されていれば安心して依頼できます。なお、遺品整理業者の費用相場は部屋の大きさが基準になっているところがほとんどです。あくまで目安となりますが、だいたいの費用は以下のとおりとなります。

  • 1K(作業員2名):34,800円~
  • 1DK(作業員2名):59,800円~
  • 1LDK(作業員3名):79,800円~
  • 2DK(作業員3名):119,800円~
  • 2LDK(作業員4名):149,800円~
  • 3DK(作業員5名):179,800円~
  • 3LDK(作業員5名):199,800円~

4-3.サービス内容が充実しているか

遺品整理業者によってサービス内容が異なるため、どのようなサービスを行っているかも要チェックポイントです。たとえば、A社の遺品整理は遺品の片付け+不用品の回収が含まれていますが、B社は不用品の回収を行っていないなどというケースがあります。後でトラブルにならないためにも、サービス内容についてはしっかりと確認しておかなければなりません。また、できるだけ遺品整理を早く終わらせるために、さまざまなサービスを展開している遺品整理業者を選びましょう。中には、遺品整理・デジタル遺品処理・ハウスクリーニングを行っているところもあります。

4-4.スタッフの対応が丁寧でスピーディーか

スタッフの対応が丁寧でスピーディーかどうかも、遺品整理業者選びでチェックしておきたいポイントです。故人が大切に使っている遺品ほど、雑に扱ってほしくありませんよね。対応が丁寧でスピーディーなスタッフがいる遺品整理業者は、遺品に対する扱い方も丁寧な傾向があります。けれども、対応が悪い業者は遺品に対する扱い方も雑ですので信用できません。大切な遺品を整理してもらうのですから、スタッフに対する信用度も大切な要素といえるでしょう。

5.遺品整理に関してよくある質問

遺品整理に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.遺品整理における注意点は?
A.遺品を整理する前に、故人が抱えている借金といったマイナスの財産を確認することです。遺品整理を始めたものの、途中で故人に多額の借金が見つかったというケースがあります。この場合、相続放棄をしたくてもすでに遺品整理をしてしまっているので相続放棄できません。遺品に手をつけてしまうと問答無用で相続したとみなされてしまうからです。だからこそ、故人の遺産にはどのようなものがあるか確認してから遺品整理を行わなければなりません。

Q.親族間でトラブルを避けるポイントは?
A.遺品整理を行う際、よくあるのが相続や形見分けでの親族間トラブルです。親族の間でトラブルになってしまうと面倒になるため、相続者が全員集まるタイミングで遺品整理を行ってください。きちんと相続者に伝えず勝手に遺品整理を始めてしまうと、後でトラブルに発展する恐れがあります。

Q.ハウスクリーニングサービスとは?
A.遺品整理業者によって内容は異なりますが、部屋の片付けや特殊清掃のことです。基本的に、汚れやホコリを取り除ききれいにするサービスとなります。ハウスクリーニングサービスの1つに特殊清掃がありますが、これは手のつけられない状況に行う特別な清掃です。たとえば、遺体の発見が遅れて跡が残ってしまったり、害虫が大量発生したりしている場合に行います。

Q.なるべく費用を抑えるポイントは?
A.遺品整理にかかる費用をなるべく抑えたい方は、遺品の買取を行っている業者に依頼するといいでしょう。「遺品は買い取ってもらえるのか?」と疑問を覚えると思いますが、買取対象になるものもあります。たとえば、着物・ブランドもの・家具・家電などです。正常に使うことができる状態であれば買い取ってもらえるので、遺品を買取に出してみてください。買い取ってもらえるものが多いほど処分費用を抑えることができるでしょう。

Q.遺品整理業者は遺品の供養もしてくれるのか?
A.遺品整理業者の中には、遺品供養を行っているところもあります。遺品整理・生前整理サービスを中心に行っているファンデックスでは遺品の供養も可能です。提携寺院へ依頼し、お預かりした遺品に対し心を込めて供養しています。供養方法は合同供養・現場供養のいずれかをお選びいただけますので、ぜひ一度お問い合わせください。

まとめ

遺品整理は遺品の量が多ければ多いほど大変な作業となります。遺品を見るたびに故人との思い出が蘇(よみがえ)り、つらい気持ちにもなるでしょう。遺品の量が少なければ自分でも作業はできますが、無理な場合は遺品整理業者に依頼するのも選択肢の1つです。自分の代わりに遺品整理を行ってくれるため、手間と時間がかからずスピーディーに終わらせることができます。