遺品整理のポイントとは?〜ゴミ屋敷問題を解決するために〜

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家族・身内が亡くなったときに、必ずやらなければならないのが「遺品整理」です。不用品が多いほど遺品整理に時間と手間がかかり、途中で放棄するケースが増えています。また、孤独死の増加とともに、遺品整理を行う家族がいない結果、ゴミ屋敷化するという問題が浮上してきているのです。ゴミ屋敷化を避けるためにも、まずは、遺品整理のポイントを知ることが大切でしょう。そこで、本記事では、遺品整理をスムーズに行うための方法とポイントを解説します。

  1. ゴミ屋敷の遺品整理について
  2. ゴミ屋敷の遺品整理を家族で行う方法
  3. ゴミ屋敷の遺品整理を業者に頼む場合
  4. ゴミ屋敷の遺品整理に関してよくある質問

この記事を読むことで、ゴミ屋敷の遺品整理をスムーズに行う方法とポイントが分かります。気になっている方や困っている方は、ぜひチェックしてください。


1.ゴミ屋敷の遺品整理について

まずは、ゴミ屋敷の遺品整理の必要性と行うべき人、大変なことについて説明します。

1-1.ゴミ屋敷問題

家の中だけでなく、敷地内がゴミと不用品でいっぱいになっているのが「ゴミ屋敷」です。ゴミ屋敷はテレビで取り上げられることも多く、社会問題となっています。常にゴミに囲まれている状態は不衛生で、住人の生活環境が悪化するだけではありません。たまっているゴミ・不用品から漂う悪臭や害虫発生により、近隣住民とのトラブルにも発展しやすくなります。また、腐敗物による自然発火が原因の火災・不法投棄のゴミ捨て場になるケースも増えているのです。ゴミ屋敷は、さまざまな悪影響をおよぼす原因になりかねません。

1-2.整理しなければならない理由

前述したとおり、ゴミ屋敷を放置すると多方面に悪影響をおよぼします。特に、近隣住民とのトラブルが大きな問題になるでしょう。ゴミ屋敷は身内だけの問題ではないため、できるだけ早めに掃除し整理しなければなりません。また、遺品の中には、不動産・動産・債券・現金など相続税がかかるものもあります。相続に関する手続きは早めに済ませなければならないため、遺品整理もできるだけ早いうちに終わらせることが必要なのです。

1-3.誰が行うべきか

基本的に、遺品整理は相続者が行うことになります。親が亡くなったときは、相続者となる子どもが遺品整理を行わなければなりません。ただし、相続放棄をした方は遺品整理ができないので注意してください。相続放棄を考えている方も、遺品整理をしてしまうと放棄ができなくなるので注意が必要です。また、遺品整理を行う場合は、親族全員が集まりやすい時期に行うのがポイントとなります。通夜と葬式はバタバタしがちなので、落ち着き始めた49日過ぎに親族で行うのが理想的です。

1-4.大変なことについて

ゴミ屋敷の遺品整理には、大変なことがたくさんあります。たとえば、不用品の多さから片づけられないことです。ゴミ屋敷は大量のゴミであふれているため、自分たちで片づけようとしてもなかなかうまくいきません。想像以上に、手間と時間がかかるでしょう。また、どこに何があるのか分からず、大切なものに気がつかずにそのまま処分してしまったというケースもあります。不用品のゴミが多いほど、大変なことがたくさん出てくるものです。

2.ゴミ屋敷の遺品整理を家族で行う方法

自分たちでゴミ屋敷の遺品整理を行う場合は、準備から始めなければなりません。ここでは、用意するもの・方法と手順・ポイントとコツについて解説します。

2-1.用意するもの

最低限用意しておきたいものは、以下のとおりです。

  • ゴミ袋
  • ダンボール
  • 手袋・軍手・マスク
  • 雑巾
  • ガムテープ・紐(ひも)
  • カメラ
  • 筆記用具

骨董品(こっとうひん)・貴金属などの貴重品は、必ず運搬の前に写真を撮っておきましょう。カメラがなければ、手持ちの携帯電話やスマートフォンでも構いません。なぜなら、撮影をすることでそのときの状態が証明でき、トラブルの回避につながります。また、ダンボールに何が入っているのか分かりやすくするためにも、ペンで書き記してください。

2-2.方法と手順

ゴミ屋敷の状態では、何から手をつけるべきか迷いがちですが、最初に玄関からベランダ(庭)までの道をつくりましょう。要らない不用品はどんどん袋に詰めていき、一緒に「必要なもの」「要らないもの」「迷ったもの」の3つに分別します。大きめのゴミから分別していけば、玄関からベランダまでの道ができるでしょう。道をつくっておけば、足の踏み場ができて整理がしやすくなります。後は、同じ方法で先へ進み、1部屋ずつ片づけてください。

2-3.ポイントとコツ

ゴミ屋敷の遺品整理は1日で終わりません。スムーズに遺品整理を行うためには、計画を立てることがポイントです。たとえば、何日間行うのか、1日何時間でどこを整理するのかなど、親族で話し合って決めてください。仕事で忙しい方は、遺品整理に充てる時間を考えた上で計画を立てなければなりません。また、作業当日に親族が何人集まることができるかどうかも大きなポイントです。作業人数はもちろん、遺品の相続について親族同士で話し合う必要があります。

2-4.注意点

個人では手に負えないほど、ゴミ屋敷がひどい状態になっていることがあります。そんなときは、業者に依頼したほうがスピーディーに遺品整理ができるのでおすすめです。しかし、中には「費用がかかるから」という理由で無理に個人で行い、中途半端な状態で諦めてしまうケースがあります。ゴミを放置するほど害虫や悪臭などで状態が悪化するため、注意しておかなければなりません。
また、親族に相談せず、勝手な判断で遺品整理を進めるのもNGです。後ほど、親族同士のトラブルに発展してしまう可能性があります。遺品の中には貴重なものもあるので、何日に遺品整理を行うという旨を伝えておかなければなりません。

3.ゴミ屋敷の遺品整理を業者に頼む場合

「業者に依頼すればお金がかかる」と思いがちですが、業者選びのポイントを押さえておけば低費用で依頼できる可能性があります。それでは、ゴミ屋敷の遺品整理を業者に頼むメリットや方法などを解説しましょう。

3-1.プロならではのメリット

業者に依頼する大きなメリットは、手間と時間をかけずスピーディーに遺品整理ができることです。大量の不用品が敷地内にあっても、業者に依頼すれば、片づけから処分まですべてを行ってくれます。早急の対処が必要な遺品整理を、スピーディーかつ丁寧に済ませることができるでしょう。
また、実家と遠い場所に暮らしている人は、移動だけで時間とお金がかかってしまいますよね。仕事が忙しい方は遺品整理に時間が割けず、思った以上に進まない可能性があるでしょう。そんなときこそ業者に依頼すべきです。遠方に住んでいても代わりに業者が遺品整理を行うため、安心して依頼ができます。

3-2.方法と手順

まずは、依頼業者を決めてホームページのフォーム、または電話で無料見積もりを依頼します。業者との打ち合わせで、「必要なもの」と「必要でないもの」を確かめた後、予算内に合わせたプランを確認する流れです。プランに納得したら本契約となり、整理作業の日時を決めます。作業当日は業者による遺品整理が行われ、不用品の搬出後にクリーニングを行うのです。クリーニング作業では、汚れた室内を徹底的にキレイに掃除します。具体的な方法と手順は、業者によって異なるので依頼前に確認しておきましょう。

3-3.料金について

遺品整理にかかる料金は、部屋の広さ・不用品の量・業者などによって異なります。参考として、生前・遺品整理「ファンデックス」の料金体系を以下にピックアップしました。

  • 1K(作業員人数2名):34,800円
  • 1DK(作業員人数2名):59,800円
  • 1LDK(作業員人数3名):79,800円
  • 2DK(作業員人数3名):119,800円
  • 2LDK(作業員人数4名):149,800円
  • 3DK(作業員人数5名):179,800円
  • 3LDK(作業員人数5名):199,800円
  • 4DK(作業員人数6名):229,800円
  • 4LDK(作業員人数6名):259,800円

3-4.業者選びのポイント

スムーズにゴミ屋敷の遺品整理をするためには、信用できる業者を選ぶことが大切です。どの業者に依頼すべきか悩むときは、以下のポイントに注目してください。

  • スタッフの対応が丁寧でスピーディー
  • ゴミ屋敷の片づけや遺品整理の実績がある
  • 低費用で高品質のサービスが受けられる
  • サービス内容が充実している
  • 無料見積もり・無料相談が利用できる
  • 料金システムが明確になっている
  • 不用品の高価買い取りを行っている

ファンデックス」では、遠方にいる方でも安心して依頼できるように作業風景の生中継を行っています。業者がきちんと作業を行っているかリアルタイムでの確認が可能です。また、無料見積もりも受けつけているので、ぜひ1度ご相談ください。

3-5.注意点

「追加料金を請求された」「捨ててほしくないものまで処分された」など、業者との間でトラブルが続出しています。遺品整理を業者へ依頼する人の増加と同時に、トラブルも増えているので注意しなければなりません。先ほど説明した業者選びのポイントを押さえた上で、複数の業者を比較してみましょう。比較することで、悪徳業者と優良業者を見極めることができます。

4.ゴミ屋敷の遺品整理に関してよくある質問

ゴミ屋敷の遺品整理に関してよくある質問を6つピックアップして見ました。

Q.デジタル遺品処理とは?
A.故人のパソコンや携帯電話・スマートフォンなどに含まれているデータの処分を「デジタル遺品処理」といいます。データには名前・電話番号・住所などの個人情報がたくさん含まれているため、これらのデータをきちんと消去しなければ外部に流出するおそれがあるのです。データの消去方法が分からない方は、デジタル遺品処理サービスを行っている業者に依頼するとよいでしょう。

Q.買い取りできるものとは?
A.不用品の中には買い取りしてもらえるものがあります。基本的に、動作確認が取れるもの・故障していないものが買い取り対象です。特に、発売年月日から経過していない家電や新品状態に近い家具は買い取り対象になるでしょう。ただし、ゴミ屋敷化している場合は、汚れている可能性があるため、買い取り対象にならないケースがあります。

Q.不用品を処分する方法とは?
A.自分で遺品整理を行う場合は、不用品の処分も自分で行わなければなりません。一般的な方法は自治体による回収となりますが、大量にある場合は回収してもらえない可能性があります。その場合は、回収業者に依頼するか、直接ゴミ処理センターに持ち運ぶ方法で処分することになるでしょう。

Q.ゴミ屋敷の遺品整理にかかる費用を安く抑えるポイントとは?
A.買い取ってもらえるものは買い取りに、できないものは処分を依頼することです。不用品をすベて処分するよりも買い取ってもらったほうが費用を抑えることができるでしょう。また、複数の業者から出た見積書を比較するのもポイントの1つです。

Q.供養が必要な遺品はどう処分すべきか?
A.遺品の中には、仏壇・位牌(いはい)など供養が必要なものもあります。お寺で供養してもらう方法もありますが、業者に依頼することも可能です。業者の中には、遺品の供養を行っているところもあります。遺品整理の依頼と同時に、供養も依頼できるので手間と時間がかかりません。

Q.法律手続きがよく分からない……
A.相続など、遺品整理に関する法律手続きが必要なケースもあります。法律手続きがよく分からないという方は、遺品整理士が在籍している業者に依頼するとよいでしょう。遺品整理士は法律の知識も持っているので、法律手続きのアドバイスをしてもらうことができます。

まとめ

いかがでしたか? ゴミ屋敷の遺品整理は、不用品の量が多いので時間と手間がかかります。1日で終わる作業量ではないため、自分で行う場合は地道な作業と計画性が必要です。実際に、途中で諦めてしまいそのまま放置するというケースが増えています。ゴミ屋敷を放置すれば近隣住民とのトラブルに発展してしまうでしょう。遺品整理をスムーズに終わらせるために、個人での作業が困難な場合は業者に依頼することをおすすめします。業者選びのポイントを押さえて、信用できる業者に依頼しましょう。