通帳の廃棄方法はどうすればいい? 安全・確実に処分するコツ!

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「古い通帳があるけど廃棄方法が分からない」「通帳を勝手に処分しても問題はないだろうか」と、お困りではないでしょうか。特に、遺品の通帳はいつ・どんな方法で廃棄するべきなのか悩んでしまいますよね。また、通帳から個人情報が流出してしまうのも心配になるでしょう。

そこで今回は、通帳を安全・確実に処分する方法とコツを詳しく解説します。

  1. 古い通帳は廃棄する必要がある
  2. 遺品の通帳の廃棄方法
  3. 通帳の廃棄方法に関するよくある質問

この記事を読むことで、通帳の廃棄方法についてよく分かり、確実に行うことができます。まずは、記事をじっくり読んで参考にしてください。


1.古い通帳は廃棄する必要がある

最初に、通帳の廃棄に関する基本を見ていきましょう。

1-1.古い通帳の廃棄時期

すでに繰り越していたり取り引きが終わったりしている通帳は、いつ廃棄しても構いません。直近の記録が必要になる場合でも、銀行で「取引証明書」を申請すればいいからです。ただし、過去1~2年程度は残しておくと、万が一記録を確認したくなったときに便利でしょう。なお、事業用の通帳は、ほかの経理書類と同様、過去7年分程度を残しておくことをおすすめします。

1-2.通帳の廃棄方法

通帳を安全に廃棄するときは、以下のポイントを参考にしてください。

  • 個人名・口座番号・印影部分などが判別できないように黒く塗りつぶす
  • はさみで切り刻むかシュレッダーにかけてから捨てる

さらに、新聞紙などでくるんでから複数のゴミ袋に分けて捨てると、盗難などにより中身を第三者に確認されても安心です。

1-3.最新情報を記帳してから処分しよう

古い通帳を処分するときは、最新情報を記帳してからにしましょう。特に、キャッシュカードを併用している場合や、公共料金やそのほか支払いの引き落としを設定している場合、記帳漏れが発生していることがあります。すでに残高がないと思っていても、思わぬ預金が見つかることもあるでしょう。

2.遺品の通帳の廃棄方法

遺品の通帳を廃棄する方法や注意点を詳しく解説します。

2-1.遺品の通帳は早々に廃棄しないこと

使わなくなった通帳でも、遺品の場合は早々に廃棄してはいけません。たとえば、以下のようなケースがあるからです。

  • 故人が個人事業主などで税務上保管する必要がある
  • 株券や債券など、満期時の振り込み記録が記載されている
  • 相続税を申告する必要がある

事業の残務処理や遺産相続などで過去の記録を確認したいときは、通帳を見れば分かるでしょう。しかし、手元にないとなると銀行に出向いて取引明細書を発行してもらう必要があり、手間や時間・発行手数料がかかってしまいます。遺品の通帳を処分するのは、すべての手続きが終わってからにしましょう。

2-2.遺品の通帳の廃棄方法

遺品の通帳を廃棄するときは、故人に関するすべての手続きを終えてから行いましょう。後日トラブルにならないように、親族に知らせておくと安心です。廃棄方法は、通常の方法と同様に、個人名・口座番号・印影を塗りつぶしてから裁断し、ゴミとして捨ててください。

2-3.銀行には通帳の廃棄を依頼できない

通帳の処分は、銀行では取り扱っていません。通帳は、あくまでも個人的な所有物であり、銀行が管理するものではないからです。通帳の処分は、自分たちで責任を持って行ってください。

3.通帳の廃棄方法に関するよくある質問

最後に、通帳の廃棄方法に関するよくある質問に回答します。それぞれ、確認しておいてください。

Q.通帳を廃棄しないで持ち続けることのリスクは?
A.すでに口座を閉じている場合は、預金引き出しなどの被害に遭うことはありません。ただし、通帳を何らかの理由で紛失したり盗まれたりしたときに、取引履歴が流出する可能性があります。思わぬトラブルを避けるためにも、不要になった通帳は廃棄しておきましょう。

Q.相続手続きが完了してから見つかった通帳は廃棄してもいい?
A.まずは、内容を確認する必要があります。すでに繰り越し済みだったり残高がなかったりするものは廃棄してもいいでしょう。ただし、残高がある場合は、納税額に影響が出ることもあるため、税理士などに相談してください。

Q.残高があるのを知らずに通帳を廃棄した場合はどうする?
A.銀行に事情を説明し通帳の再発行手続きをするか、残高証明書を取得しましょう。通帳の再発行や残高証明書の取得には、手数料がかかります。また、通帳の持ち主本人か、代理人である証明(委任状や法定相続人であることを証明するもの)が必要になるので用意しておきましょう。

Q.遺品整理業者に故人の通帳を探してもらうことはできる?
A.遺品整理のついでに、探してもらうことは可能です。通帳をしまってありそうな場所や金融機関名を知らせておきましょう。ただし、確実に見つかる保証はありません。

Q.最終記帳日から10年以上経過した通帳が出てきたのですが?
A.まずは、最新の記録を取得するために記帳してみてください。最終取引日が現時点より10年以内であり、残高がある場合は窓口やATMなどで引き出し可能です。なお、最終取引日より10年以上経過している場合、「休眠預金」の扱いとなり引き出しには所定の手続きが必要となります。詳しくは、こちらをご覧ください。

まとめ

今回は、通帳の廃棄方法について詳しく解説しました。古い通帳は、すでに不要なことを確認してから廃棄してください。廃棄するときは、個人名・口座番号・印影などを塗りつぶし、裁断してからゴミに出しましょう。なお、遺品の通帳は、勝手に処分すると事業の残務処理や遺産手続きのときに面倒なことになりがちです。遺品の通帳は、すべての相続処理が終わってから処分しましょう。