今話題の「デジタル遺品」とは? 起こり得るトラブルと生前整理について

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「デジタル遺品」という言葉をご存じでしょうか?
最近は、パソコンを使いこなす高齢者も増えています。
パソコンやインターネット内に残る「デジタル遺品」を、残された遺族はどのように整理すべきなのでしょうか。
近年、デジタル遺品をめぐるトラブルも急増しています。
大切な遺族がつらい思いをしないためにも、生前整理によりデジタル遺品を自分で整理しておく人も増えているのです。

そんな人たちのために、デジタル遺品に関する情報をまとめてみたいと思います。

目次

  1. デジタル遺品とは
  2. デジタル遺品をめぐるトラブルについて
  3. 生前整理はなぜ必要なのか
  4. まとめ

1.デジタル遺品とは

1-1.遺品として残るデジタル機器

パソコンやスマホ、携帯電話などのデジタル機器の中には、使っている本人の情報がたくさん入っています。
高齢者の中にも、毎日のようにデジタル機器を使用している人は多いでしょう。
今の時代、80歳以上の高齢者でも20%以上の人がインターネットを利用していることが分かっているのです。
持ち主が亡くなると、そういった機器は「デジタル遺品」として遺族に残ることになります。
デジタル遺品の中に残っているのは、写真やメール、ネット銀行のIDやパスワードなど、個人情報にかかわる大切なデータです。
自分が亡くなった後のデータ管理に不安を感じている人は、全体の50%以上。
しかし、実際に死後のデータ対策をしている人は5%もいないのが現状です。
そういった情報をどのように判断し、どう処理すればいいのか、今の時代ならではの問題が浮上しています。

1-2.デジタル遺品のデータ対策方法

大切なデータを残したまま亡くなってしまうと、遺族が大変な目にあってしまいます。
判断力のあるうちに、デジタル機器のデータ対策をしておく必要があるでしょう。
たとえば、生きているうちに妻や子供にデータを引き継いでおくことも1つの手です。
パソコンを操作できない妻に、一からパソコンを教えた男性もいるとのこと。
消去してほしくない思い出の写真や大切なデータがあれば、家族に引き継いでおきましょう。
また、デジタル遺品整理の専門業者に依頼する方法もあります。
パスワードの解析をしてデータを取り出し、整理して遺族に渡してくれるでしょう。
デジタル遺品の整理を請け負う業者は年々増加しており、全国からさまざまなデータが持ち込まれています。

2.デジタル遺品をめぐるトラブルについて

2-1.家族に知られたくないデータもある

近年、高齢者のパソコンやスマホ利用率が増加したことから、デジタル遺品をめぐるトラブルが急増しています。
その多くが「家族には知られたくないデータの取り扱い」について。
デジタル遺品にはさまざまな個人情報のほかにも、人には知られたくないデータも含まれています。
そういったデジタル遺品をどのように取り扱うべきなのか、まだまだ課題は残っているでしょう。
亡くなった後で遺品整理していると、遺族にしてみれば「知りたくなかった」という情報が出てくることもあります。
遺族に余計な悲しみやトラブルを背負ってほしくないと思うなら、人に知られたくないデータは整理しておくべきでしょう。

2-2.パスワード管理によるデータの問題

個人情報保護の観点から、パスワード管理されているデバイスは多いものです。
家族間であってもパスワードを教え合うことは難しいでしょう。
また、教えてもらっても忘れてしまう人は多いはず。
パスワード管理しているデータは守られています。
しかし、万が一持ち主が突然亡くなってしまった場合、パスワードが不明で困ったことになるケースは非常に多いのです。
たとえば、パスワードが分からないために友人の連絡先を知ることができず、亡くなったことを友人に連絡できないということもあるでしょう。
パスワード管理していること自体が問題になる場合もある、ということを覚えておいてください。

2-3.「破棄していいのか?」という判断の問題

中には故人にとって「人には知られたくないデータ」や、遺族にとって「知りたくないデータ」もあるでしょう。
遺品整理の際に中身を見ずに破棄してしまうのが一番、と考える人も多いようです。
しかし、たとえば家族に内緒で資産運用をしていた可能性も考えられます。
株式投資などの資産運用をしていた場合、相続に関係してくるような大切なデータも含まれている可能性があるでしょう。
そのような場合を考えると「本当に破棄していいのか?」という問題になってくるのです。

3.生前整理はなぜ必要なのか

3-1.遺族のために

生前整理とは、自分が死ぬ前に、不用品の処分や財産の整理を行い、自分の死後に相続のトラブルなどが起こらないように準備しておくこと。
遺品整理には、大変な体力と精神力が必要です。
大量の遺品を整理しなければならない遺族のことを考えたことはありますか?
遺族が遠方に住んでいる場合、遺品整理する時間がない場合、どんな苦労を背負うことになるでしょうか。
遺品を1つ1つ分別して、破棄するものや売るもの、供養するものに仕分けするだけでも大変です。
重たい家具や家電を処分するために、体力だけでなくお金も使うことになるでしょう。
そのような遺族の負担を少しでも減らすために、生前整理は必要なのです。

3-2.余生のために

人は年齢を重ねるごとに、ものへの執着が増してくる傾向にあります。
「もったいない」「何かのために取っておきたい」という理由で、ものがどんどん増えてしまいがちなのです。
そんな大量のものに囲まれたままさらに年を重ねていくと、どうなるでしょう。

  • 大量のものを整理する体力や判断力をどんどん失っていく
  • ものにあふれた環境で、快適とは言えない毎日を過ごすことになる
  • 自分が死んだ後のことを心配しながら暮らしていかなければならない

そんな心配をせず、老後に快適なシンプルライフを送るためにも、生前整理は行っておくべきことなのでしょう。

4.まとめ

デジタル遺品についてご紹介しました。

  • デジタル遺品とは
  • デジタル遺品をめぐるトラブルについて
  • 生前整理はなぜ必要なのか

「デジタル遺品について知りたい」「デジタル遺品をめぐるトラブルにはどのようなものがあるのか」という人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。