亡くなった人の部屋を片付ける方法。プロに頼んだ方がよいケースも紹介

はてなブックマークに追加 Twitterでシェア Facebookでシェア Google+でシェア

亡くなった人の部屋の片付けに悩んでいる人は、珍しくありません。「がんばって遺品整理をしようと思ったが、いつまでたっても片付かず、もう限界」と思っている人もいるでしょう。遺品整理は、単なる不用品整理とは違い「時間を見つけて少しずつやっていこう」と思ってもなかなかうまくいきません。
そこで今回は、亡くなった人の部屋を片付ける方法を紹介します。

  1. 亡くなった人の部屋の片付けが難しい理由
  2. 亡くなった人の部屋の片付け方
  3. 遺品整理業者を利用する方法
  4. 亡くなった人の部屋の片付けに関するよくある質問

この記事を読めば、遺品整理のプロに依頼した方がよいケースなどもよく分かるでしょう。亡くなった人の部屋の片付けに悩んでいる人は、ぜひ読んでみてください。


1.亡くなった人の部屋の片付けが難しい理由

はじめに、亡くなった人の部屋の片付けが難しい理由や、起こりやすい困りごとなどを紹介します。

1-1.片付けられる人が限られている

亡くなった人が残したものは、遺品と遺産に分けられます。遺産は金銭的に価値があるもので、現金・不動産・貴金属などです。一方、遺品は故人が日常的に使用していたものや、愛用していたものなど金銭的価値がないものが該当します。これらは、原則的に遺族が相続したり片付けたりしなければなりません。勝手に第三者が片付けるわけにはいかないのです。

1-2.心情的に片付けにくい

大切な人が亡くなると、残された人は大きなショックを受けます。「亡くなった人の部屋はそのままにしておきたい」と思う人も、珍しくありません。そのため、片付けが先延ばしになってしまうこともあります。

1-3.遺品の量が多すぎたり時間が限られていたりする

「遺品が多すぎてとても片付けきれない」と悩んでいる人も、たくさんいます。特に、戸建てやファミリータイプのマンションに住んでいた場合、数人では片付けが難しい量の遺品が残されていることも珍しくないでしょう。また、賃貸物件に住んでいた人が亡くなった場合、退去期限までに部屋を片付けなければなりません。時間が限られている分、片付けがより大変になります。さらに、遺族が遠方に住んでいる場合も同様に片付けができる時間が限られがちです。

1-4.ゴミの分別が大変

今は、ゴミの分別に細かいルールのある自治体も珍しくありません。また、家電リサイクル法対象家電(冷蔵庫・洗濯機・エアコン・テレビ)やデスクトップパソコンは、メーカーがリサイクルすることが義務づけられているので、自治体では回収不可能です。そのため、「ゴミの分別がややこしくて片付けがすすまない」というケースもあります。

2.亡くなった人の部屋の片付け方

この項では、亡くなった人の部屋を効率よく片付ける方法を紹介します。

2-1.スケジュールを立てる

前述したように、亡くなった人の部屋の片付けを1人で行うのは大変です。ですから、まずスケジュールを立てて人手を確保しましょう。この際、自治体のゴミ収集日も考慮して計画を立てるのがおすすめです。遺品整理をした翌日がゴミ収集日ならば、不用品も捨てやすいでしょう。また、自治体によっては直接ゴミを処分場に持ち込めるところもあるので、ゴミがたくさん出そうな場合は事前に問い合わせておくのがおすすめです。

2-2.残されたたものを仕分けする

亡くなった人の部屋の片付けをする際、まず持ちものを以下のように仕分けしましょう。

  1. 遺産となるものや貴重品:現金・不動産の証書・貴金属・生命保険関係の書類・ハンコ・貯金通帳など
  2. 形見分けをしたり保管したりしておくもの:故人の愛用品など
  3. 売却できそうな不用品:製造後5年以内の家電やパソコン・ブランドものの衣類やバッグ・食器など
  4. ゴミとして処分するしかない不用品:使用感のある衣服や普段使いの食器など

このように分ければ、処分するものしないものがはっきりと区別できて整理しやすくなります。

2-3.捨てる不用品を分別する

捨てるしかない不用品は、自治体のゴミ分別ルールに沿って仕分けしましょう。燃えるゴミ・不燃ゴミ・粗大ゴミなどです。家電リサイクル法対象家電は郵便局でリサイクル券を購入し、家電量販店に引き取ってもらうなどしてください。パソコンはデータを消去し、メーカーに回収を依頼します。特に、パソコン内のデータは個人情報のかたまりなので必ず削除しましょう。

2-4.売却するものや取っておくものの保管場所を確保する

売却できそうな不用品や、取っておくものの保管場所を確保しましょう。遺族の家に分散して保管しておいてもいいですし、トランクルームなどを借りる方法もあります。

3.遺品整理業者を利用する方法

この項では遺品整理業者を利用するメリットや依頼方法を紹介します。

3-1.遺品整理業者に依頼するメリット

遺品整理業者とは、文字どおり遺品の整理を行ってくれる業者です。人手が足りずに片付けが進まない場合や、片付ける時間が限られている場合などに利用すれば、短期間で遺品を整理してくれます。また、遺品の供養や買取を行ってくれる業者もあるので、「思い入れがあって捨てられない遺品がたくさんある」「売却できる遺品が多いが、自分で買取先を探すことが難しい」という場合も、利用すると便利です。

3-2.プロに依頼した方がよいケース

プロに依頼した方が片付けがスムーズに進むのは、以下のようなケースです。

  • 故人の持ちものがあまりに多く、遺族だけでは片付けられない
  • 遺族が遠方に住んでいたり、賃貸物件に故人が住んでいたりして片付けができる時間が限られている
  • 自治体では回収できない不用品がたくさん残っている

3-3.遺品整理業者に依頼する方法や料金相場

遺品整理業者は、インターネットを使って探すと便利です。今はサイトを開設している業者が多く、見積もりもサイトから申しこめるところも多いでしょう。遺品整理の料金は遺品の量によって異なります。まだ、明確な相場は確立されていないので、複数の業者から見積もりを取り、比べてみてもいいでしょう。見積もりが正確で依頼主の質問にはっきりと答えてくれる業者は、信頼できます。反対に、見積もりがいいかげんだったり理由をつけて作ろうとしなかったりする業者は、依頼しない方がいいでしょう。

3-4.遺品整理業者の作業の流れ

遺品整理業者に依頼すると、まずは見積もりを取りにきます。見積もりに納得がいけば契約です。当日は立ち会いを求める業者もあれば、ウエブカメラなどで遠方からでも作業の確認ができるようにしてくれる業者もあります。ゴミ屋敷でない限り、作業は1日で終わることが大半です。

4.亡くなった人の部屋の片付けに関するよくある質問

この項では、亡くなった人の部屋の片付けに関するよくある質問を紹介します。

Q.親族とはいえ、何年も会っていなかった人の部屋も要請があれば片付けなければなりませんか?
A.親族との関係にもよります。たとえば、親や兄弟が亡くなった場合は心情的に片付けに参加した方がいいでしょう。また、亡くなった人が住んでいた物件の保証人になっていた場合は、片付けの義務があります。

Q.亡くなった人の部屋を片付けてはいけない場合はあるでしょうか?
A.部屋で孤独死をした場合、特殊清掃業者に清掃や片付けを依頼してください。個人では片付けが不可能なケースがあります。また、遺産をすべて放棄する場合も片付けをしないようにしましょう。遺産を相続する意志ありとみなされてしまうことがあります。

Q.遺品は普通にリサイクルショップに売却しても大丈夫ですか?
A.はい。問題ありません。

Q.仏壇などの宗教用具の片付けに困っています。
A.仏壇は、御霊抜き(みたまぬき)という供養を行えば、処分が可能です。菩提寺(ぼだいじ)や遺品整理業者に相談してください。神棚は、中のお札などを神社に返せば処分できます。そのほかの宗教用具は、本人が通っていた宗教団体に処分方法を相談してください。

Q.遺品を売却したらかなりの額になった場合はどうしたらいいですか?
A.遺産として分配しましょう。また、遺品整理にお金がかかった場合はその補てんに使ってもいいでしょう。

まとめ

いかがでしたか? 今回は亡くなった人の部屋を片付ける方法を紹介しました。人が亡くなるとお葬式や各種手続きで忙しい日々が続きますが、遺品整理も早いほどスムーズに行えます。持ち家ならば、四十九日を目安に行うといいですね。賃貸物件の場合は、葬儀が終わった直後から片付けを始めましょう。