老人ホームの選び方や見学の際に確認するべきポイントとは?

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現在、ひとり暮らしの高齢者の数は年々増加しています。
天寿を全うするまで、元気に自宅でひとり暮らしができれば問題ありません。
しかし、年をとるほど病気をしたり体が弱ったりして、ひとり暮らしが難しくなることも多いでしょう。
そこで、利用したいのが老人ホームです。
老人ホームと一口にいってもいろいろな種類があり、入居できる条件も違います。
そこで、今回は自分に合った老人ホームの選び方についてご説明しましょう。
見学をするときに注目するべきポイントが分かれば、選択もしやすいです。
そろそろ将来のことを考えたいという高齢者の方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

目次

  1. 老人ホームとは?
  2. 老人ホームのメリット・デメリットとは?
  3. 老人ホームの選び方とは?

1.老人ホームとは?

老人ホームとは、高齢者が集団で生活する場所です。
一定の介護を受けられたりリハビリができたりするホームや、家族で介護するのが難しい人が入るホームもあります。
その一方で、「まだ元気だけれど、いざというときに備えて」という理由で、老人ホームに入居する方もいるのです。
このような身辺自立はできているけれど、高齢者に暮らしやすく介護サービスが受けられる施設は、「サービス付き高齢者住宅」ともいわれています。
老人ホームへの入居を考えた場合、まずは老人ホームにはどのような種類があるのかを把握しましょう。

2.老人ホームのメリット・デメリットとは?

では、老人ホームにはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
この項では、老人ホームのメリットとデメリットをご説明します。

2-1.メリット

老人ホームのメリットは、なんといっても住みながら高齢者向けのサービスを受けられることにあります。
年をとると、料理や洗濯、買い物といった日常生活も大変になるでしょう。
また、介護が必要になった場合、家族だけでは対応できないこともあります。
老人ホームに入居すれば、必要なサービスが必要なときに利用できるのです。
また、高齢になるほど脳出血や心筋梗塞など、発症するとすぐに命にかかわる病気にかかる確率もあがります。
ひとり暮らしをしている高齢者は、発見が遅れれば大変なことになるでしょう。
老人ホームに入居していれば、その点も安心です。
さらに、同世代の仲間がたくさんいるので、コミュニケーションも取れます。

2-2.デメリット

老人ホームのデメリットとしてあげられることが多いのが、費用です。
ホームによって差はありますが、設備が充実していて介護サービスが手厚い施設ほど高額な傾向があります。
また、老人ホームによっては、健康状態が悪化したり認知症など日常的に介護が必要な状態になったりすると、入居し続けられないこともあるでしょう。
さらに、人気の施設の場合は入居者が順番待ちをしているところも珍しくありません。
このデメリットをよく理解したうえで施設を探しましょう。

3.老人ホームの選び方とは?

この項では、老人ホームの選び方や施設を見学する際のポイントをご紹介します。
老人ホームは、終の棲家(ついのすみか)になる可能性も高いのです。
ですから、設備の豪華さや値段だけで決めないことも大切でしょう。

3-1.老人ホームにどんなサービスを求めているのか?

年をとれば、生活面でいろいろな不安が出てくるでしょう。
特に、ひとり暮らしをしている場合だと、本人は大丈夫なつもりでも家族は気が気でないと思うケースもあります。
さらに、家族では十分な介護ができないので、老人ホームを利用したいというケースも多いでしょう。
ですから、まずは高齢者が求めているサービスを実施している老人ホームを探しましょう。
老人ホーム探しの第一歩です。

3-2.費用はまかないきれるのか?

老人ホームに入居するときに、気になるのは費用です。
老人ホームに入居するには、入居費用のほかに、月額利用料がかかります。
さらに、受けるたびに追加費用が必要な介護サービスもあるでしょう。
前述したように、設備が充実してサービスがきめ細かい施設ほど、利用料金も高い傾向にあります。
しかし、老人ホームないでレクリエーションや食事、医療などがすべてまかなえれば生活費がかからずに済むというメリットもあるでしょう。
高齢者が望んでいるサービスを受けるには、月々いくら必要なのかも把握しておいてください。
それによって選べる施設も変わってきます。

3-3.家族は面会にきやすいのか?

いくら、設備が充実していろいろな楽しみがあったとしても、家族になかなか会えなければ寂しいです。
特に、孫の成長を楽しみにしている高齢者は多いでしょう。
ですから、家族が面会に通いやすい場所のホームをできるだけ選んでください。
また、ホームによっては家族と長時間過ごせるファミリールームのような場所があるところもあります。

3-4.経営母体はしっかりとしているのか?

高齢者が増え、老人ホームの需要が高まってから、いろいろな業者が介護事業に参入するようになりました。
中には全く畑違いの分野から参入している企業もあります。
それ自体は、悪いことではありません。
しかし、業者の中には採算が取れずに倒産したり、勝手にほかの企業に譲渡してしまったりするところもあるのです。
経営母体が変われば、今まで受けてきたサービスが受けられなくなることもあるでしょう。
また、月額利用料が変更される場合もあります。
必ず倒産しない企業はありませんが、介護事業のことをよく理解しており複数の施設の経営を順調に行っている企業はあるのです。
ですから、そのような企業が経営している施設を選びましょう。

3-5.職員の表情を見る

介護の仕事は決して楽ではありません。
給料も高いとはいえず、介護士の待遇改善が課題になっています。
しかし、それでも仕事にやりがいや手ごたえを感じているのなら、職員の表情は明るいです。
逆に、いくら設備が豪華でも職員の表情が暗く、詰め所から怒鳴り声が聞こえてくるような施設は利用しない方がよいでしょう。

3-6.人間関係はどこでも大変

老人ホームに入居をためらう人の中には、「人間関係が大変だから」という方もいます。
現在の老人ホームは個室が多いですが、共有スペースで過ごす人もたくさんいるため、入居者同士でもめごとが発生する場合もあるのです。
しかし、人が複数集まれば必ず問題は発生します。
大切なのはその対処法。
「入居者同士で解決してください」といわれるだけの施設より、「何か悩みがあったら話てください」といってくれる施設の方が過ごしやすいでしょう。

おわりに

いかがでしたか?
今回は老人ホームの選び方や見学の際に注意するべきポイントなどをご紹介しました。
まとめると

  • 老人ホームは入居する人の状態によって、受け入れてくれる施設が異なる。
  • 高齢者が受けたいサービスを実施しているホームを探そう。
  • 入居時にかかる費用や月額利用料などはしっかりと把握しておこう。
  • 家族が面会にきやすいホームを選ぼう。
  • 経営母体がしっかりとしており、職員の表情が明るい施設を選ぼう。
  • 人間関係の問題がないホームは少ない。

ということです。
親が倒れてから、慌てて老人ホームを探す子どもは珍しくありません。
しかし、急いで選んだ施設ほど後で不満が出やすいです。
老いは誰にでも平等に訪れます。
いつまでも元気な高齢者もいますが、まだ体が動く内に親とホームの話などをしておきましょう。
見学に行くだけでも将来の指針になります。