介護現場の臭い対策が知りたい! 役立つアイテムや業者に依頼する方法も

はてなブックマークに追加 Twitterでシェア Facebookでシェア

「掃除したはずなのにまだ臭う」「嫌な臭いを出さないようにするには何をしたらいいのか?」など、介護現場における臭いで悩んでいる方は多いでしょう。臭い対策をする前に、まずは原因を知ることが大切です。また、最近は役立つ臭いケア商品も多数発売しています。

本記事では、介護現場の臭い対策について詳しく説明しましょう。

  1. 介護現場で臭いが発生する原因は?
  2. 介護現場の臭い対策を紹介
  3. 介護現場で役立つ臭いケア商品を紹介
  4. 業者に消臭を依頼する方法
  5. 介護現場の臭い対策に関してよくある質問

この記事を読むことで、介護現場で臭いが発生する原因や臭い対策が分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.介護現場で臭いが発生する原因は?

まずは、介護現場で臭いが発生する主な原因をチェックしておきましょう。

1-1.口臭・汗臭・加齢臭といった体臭の臭い

介護を行う現場では、さまざまな臭いが入り混じっています。主な臭いの原因は、口臭・汗臭・加齢臭といった体臭の臭いです。たとえば、ベッドから自由に動くことができない方の場合、洗面所ではなくベッドの上で歯磨きをすることになります。歯磨きの回数が少なくなってしまうほか、高齢者になると唾液の分泌量が少なくなるので、口の中にある細菌が洗い流されずに増え続けてしまうでしょう。その結果、口臭がきつくなります。また、加齢によって過酸化脂質・脂肪酸などの量が増えるため、加齢臭がきつくなるというわけです。

1-2.尿臭・便臭など排泄物の臭い

もう1つの主な臭いの原因が、尿臭・便臭など排泄物の臭いです。特に、介護現場ではおむつを使っている人が多いでしょう。そのため、排泄物の臭いが常に発生してしまいます。おむつを交換しているとき以外でも、使用済みのおむつをそのまま放置してしまうこともあるはずです。その間に、ほかの箇所にも便や尿がついてしまいます。また、おむつを交換したばかりなのに、排泄してしまい、パジャマや寝具に付着していることもあるでしょう。排泄物が付着したものはこまめに取り換えなければなりません。

2.介護現場の臭い対策を紹介

それでは、介護現場の臭い対策をいくつか紹介します。

2-1.基本は部屋の換気

介護現場の嫌な臭いを防ぐには、部屋の換気を行うのが基本です。介護中の臭いはすぐに充満するので、こまめに換気を行って臭いを外に出しましょう。1回の換気時間は5~10分ほどを目安にしてください。換気のポイントはただ窓を開けるだけでなく、空気の通り道を意識することです。たとえば、窓を2つ開けて空気の流れを作ったり、部屋の扉を開けたり工夫します。ただし、冬場は窓を開けると急激に室内の温度が下がってしまうので注意が必要です。長時間窓を開けると体調を崩してしまう恐れがあるため、室内の温度や体温をできるだけ下げないようにするのがポイントとなります。

2-2.空気清浄機を利用する

部屋の換気を定期的に行いながら、空気清浄機を利用するのもポイントの1つです。最近の空気清浄機には、臭いを除去する機能がついています。中には、ハウスダストやウイルスなど細かい菌を取り除いてくれるものもあるので活用するといいでしょう。高齢者は免疫力が低下するため、感染症対策で空気清浄機を使っているところもあるほどです。特に、冬は換気しにくいので空気清浄機が大きく役立つでしょう。

2-3.こまめに洗濯・クリーニングをする

汚れた衣類や寝具類をこまめに洗濯・クリーニングすることも大切な対策ポイントです。介護中に限らず、汚れた衣類などをついついため込んでしまうでしょう。汚れた衣類をため込むほど臭いがひどくなるので、こまめに洗うように心がけてください。特に、忙しい毎日が続くと「週末にまとめて洗おう」と考える方が多いでしょう。臭いのもとになる雑菌が繁殖する原因になってしまうため、週末にまとめて洗うのではなく汚れたときにすぐ洗うことが大切です。冬場や梅雨時期は生乾きのまま部屋に干してしまいがちですが、乾燥機を上手に使ってください。最近では、生乾きの臭いを抑える部屋干し専用の洗剤も販売されています。

2-4.排泄物の臭いが気になるなら捨て方を工夫する

おむつなど排泄物の臭いをできるだけ抑えたい方は、捨て方を工夫してください。紙おむつを利用している方がほとんどだと思いますが、使用済みのものは排便を取り除いた後にビニール袋へ入れるといいでしょう。そのままゴミ箱に捨ててしまうと臭いが充満してしまいますし、ゴミ箱自体に汚物が残ってしまいます。ビニール袋に入れても臭いを抑えることができない場合は、ビニール袋を二重にしたり、新聞紙に包んでからビニール袋に入れたりするといいですよ。

3.介護現場で役立つ臭いケア商品を紹介

ここでは、介護現場で役立つ臭いケア商品をいくつか紹介します。

3-1.複合臭のケアができる専用消臭剤

介護現場の空間には、衣類や寝具などに飛び散った汚物だけでなく、壁や床にもついてしまい、部屋全体にさまざまな臭いが漂っています。その臭いを複合臭といいますが、複合臭のケアが臭いを抑えるポイントです。だからこそ、複合臭のケアができる専用消臭剤を用意しておきましょう。1つだけ用意しておくと、さまざまなシーンで活用できます。中でも、クエン酸が入っている専用消臭剤がおすすめです。クエン酸はアンモニア臭の尿を中和して消臭します。通常の消臭剤で十分と思うかもしれませんが、介護空間の臭いと混ざり合ってより複雑な臭いになってしまうので専用消臭剤を使いましょう。

3-2.口臭は口腔(こうくう)ケアで臭いを抑える

自分の口臭が気になる方は、口腔ケアがおすすめです。最近では、さまざまな口腔ケアの商品が出てきているので、自分に合ったアイテムを使うことができるでしょう。より口臭を抑えるポイントとしては、舌ブラシやスポンジブラシを利用することです。口臭の原因はさまざまですが、舌の上に付着している舌苔(ぜったい)が主な原因だといわれています。舌の汚れは普通の歯ブラシでは除去しにくいため、舌専用のブラシを使って丁寧に取り除いてください。唾液の減少も口腔内が乾燥し臭いの原因になるので、保湿ジェルを使って口腔内の潤いを保ちましょう。

3-3.介護を行うときはマスクをする

マスクはさまざまな菌をカットするのはもちろん、臭いを抑える有効のアイテムといえるでしょう。介護中にどうしても臭いが気になる方は、マスクでしっかりとガードしてください。マスクをきちんとつけながら、専用消臭剤をいくつか活用するのも方法の1つです。排泄介護に関わるものは臭いがしみつきやすい傾向があるため、普段のお手入れでも臭いが取れないと感じたときは新しいものに交換してください。ずっと使い続けるよりも新品に交換したほうがお手入れも楽になります。

4.業者に消臭を依頼する方法

ここでは、業者に消臭を依頼する方法とポイントを解説します。

4-1.ハウスクリーニングサービスを利用する

介護現場で使うベッドや布製品には、臭いがしみついていることがあります。変化が見えづらいですが、壁や床にも尿が飛びっているものです。そのため、自分で掃除をしたり工夫を凝らしたりしても臭いが除去できない場合は、ハウスクリーニングサービスを行っている業者に依頼してください。素人ではなかなか取り除くことができない臭いでも素早くかつ迅速に除去できるでしょう。時間と手間もかからないので、重労働が多い介護現場での負担を減らすメリットもあります。

4-2.特殊な洗剤と機械を使って掃除する

ハウスクリーニングを行っている業者によって異なりますが、特殊な洗剤と機械を使って掃除するケースがほとんどです。市販では手に入らない特殊な洗剤を使うからこそ、どんなに頑固な臭いや汚れでも取り除くことができます。汚れをきれいにした後は、特殊な薬剤を使って消臭・消毒を行うため、感染症の心配もいりません。具体的な方法に関しては、依頼前にしっかりと確認しておきましょう。

4-3.費用は間取りによって異なる

ハウスクリーニングサービスの費用は、間取りによって大きく異なります。また、どのくらいの汚れ具合か、臭いが充満しているのか現場の状況によっても変わるため、事前に見積書もしっかりと確認しておきたいところです。主な費用に関しては、以下を参考にしてください。

  • 1K(作業員員数2人):34,800円~
  • 1DK(作業員員数2人):59,800円~
  • 1LDK(作業員員数3人):79,800円~
  • 2DK(作業員員数3人):119,800円~
  • 2LDK(作業員員数4人):149,800円~
  • 3DK(作業員員数5人):179,800円~
  • 3LDK(作業員員数5人):199,800円~

4-4.業者選びのポイントをチェック!

どの業者に依頼すればいいのか分からないと悩んでいる方は、以下のポイントを参考にしてください。

  • ホームページ等にサービスの内容や費用が記載されているか
  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • 無料見積もりや無料相談を受けつけているか
  • どのような質問に対しても分かりやすく説明してくれるか
  • 口コミや評判がいいか
  • サービスが充実しているか

東京や神奈川を中心にサービスを展開しているファンデックスでは、無料見積もりを受けつけています。どのような相談であっても丁寧にお答えしているので、悩んでいる方はぜひ1度ご相談ください。

5.介護現場の臭い対策に関してよくある質問

介護現場の臭い対策に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.ポータブルトイレが臭いの原因になるのは本当か?
A.自力でトイレまで移動できない方にとって便利なポータブルトイレですが、こまめに処理をしないと臭いがひどくなるデメリットがあります。一般的なトイレ用の消臭剤では効果を感じにくい傾向があるため、介護用の消臭剤を利用しましょう。また、ポータブルトイレは乾燥させると臭いが軽減されるので、こまめな換気や利用しない時間帯に天日で乾かすことをおすすめします。

Q.消臭剤を利用する際の注意点は?
A.さまざまなタイプの消臭剤を一度に使う方がいますが、要介護者にかからないようにしなければなりません。香りがついているものを使う場合は、いろいろな香りが混ざり合って気分が悪くなるケースがあります。不快感を覚えたときは、消臭剤を使わないほうがいいでしょう。また、香りがついていない無香料タイプのものを使ってください。

Q.食事で臭い対策をするポイントは?
A.排泄物の臭いを促す食べ物を摂(と)らないことです。臭いの原因になる食べ物には、ネギ・ニラ・チーズ・にんにく・炭水化物・香辛料などがあります。ただし、極端に減らすと栄養バランスが偏ってしまう恐れがあるため、魚・肉・野菜・果物・乳製品・大豆製品などバランスを考えた上で栄養を摂りましょう。

Q.臭いを放置するとどうなるのか?
A.どんな臭いでも多少は慣れるものですが、介護現場における臭いは強烈です。特に、排泄物は時間が経過するほど悪臭が立ち込み、不衛生な環境になってしまいます。いつまで経(た)っても慣れることができない人にとっては大きなストレスになるでしょう。要介護者は自分で気づかないことが多いため、お世話をする人がこまめに臭い対策を行う必要があります。

Q.業者に依頼する際の注意点は?
A.ハウスクリーニング業者の中には、不正を働く悪徳業者が存在しているので注意が必要です。たとえば、高額な費用を請求するにもかかわらず、きちんと消臭してくれないなど、さまざまなトラブルが相次いでいます。悪徳業者に引っかからないためにも、複数の業者を比較することが大切です。

まとめ

介護現場で嫌な臭いがすぐに発生してしまうのは、体臭と排泄物の臭いが主な原因です。特に、寝たきり状態の方は頻繁にお風呂に入ったり、うがいや歯磨きをしたりすることができないため、臭いのもととなる雑菌が繁殖してしまいやすい傾向があります。臭い対策としては、専用消臭剤を使ったり、こまめに換気したりするのが1番でしょう。衣類や寝具類にも汚物が付着していることがあるため、こまめに洗濯・クリーニングしてください。対策をしても臭いが発生したり、悪臭が取れなかったりする場合は、専門業者に依頼するのも方法の1つです。